【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行
取得したデータの小数点以下を四捨五入したい
機器から取得したデータから、少数点以下の数字を四捨五入する処理について説明します。
小数部または有効桁数(精度)を指定して四捨五入できます。この処理で以下のような出力結果を得られます。
- 例(四捨五入ロジックの場合)
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入力値が「21.119」の場合、出力値が「21」になる。
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入力値が「28.993」の場合、出力値が「29」になる。
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入力値が「-13.348」の場合、出力値が「-13」になる。
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入力値が「-31.752」の場合、出力値が「-32」になる。
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- 例(四捨五入(有効桁数)ロジックで、「精度」が「2」の場合)
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入力値が「21.119」の場合、出力値が「21.12」になる。
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入力値が「28.993」の場合、出力値が「28.99」になる。
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入力値が「-13.348」の場合、出力値が「-13.35」になる。
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入力値が「-31.752」の場合、出力値が「-31.75」になる。
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処理の説明
機器から取得したデータの小数部、または指定した精度で四捨五入して出力します。
ポイントとなる機能
- 四捨五入
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入力数値を四捨五入し、整数値を出力します。
ツールパレットの数値-関数-四捨五入で設定できます。
- 四捨五入(有効桁数)
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入力数値を指定精度で四捨五入します。たとえば「精度」が「2」の場合、小数点第3位を四捨五入し、小数点第2位までを出力します。
ツールパレットの数値-関数-四捨五入(有効桁数)で設定できます。
= 備考 =四捨五入(有効桁数)ロジックで指定した「精度」より少ない桁数の入力値の場合、出力時に有効桁数は増えません。
たとえば「精度」が「2」で、入力値が「21.1」の場合、出力値は「21.1」のままです。
操作手順
2. スクリプトキャンバスでmapping_1アイコンをダブルクリックします。
Mapperエディタが表示されます。
3. ツールパレットからMapperエディタに以下のロジックをドラッグ&ドロップします。
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入力数値を四捨五入する場合は、数値-関数-四捨五入
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入力数値を指定精度で四捨五入する場合は、数値-関数-四捨五入(有効桁数)
Mapperエディタに各ロジックが配置されます。
4. 配置したロジックのプロパティを入力します。
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四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックをダブルクリックします。
「四捨五入ロジックのプロパティ」または四捨五入(有効桁数)ロジックのプロパティダイアログが表示されます。
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四捨五入(有効桁数)ロジックのプロパティダイアログボックスの場合は、「精度」を入力します。
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必要に応じて「コメント」を入力します。
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入力数値を四捨五入する場合
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入力数値を指定精度で四捨五入する場合
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完了ボタンをクリックします。
5. 入力元のノード(またはほかのロジック)から四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックへドラッグ&ドロップします。
四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックへのマッピングリンクが表示されます。
6. 四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックを出力先のノード(またはほかのロジック)へドラッグ&ドロップします。
四捨五入または四捨五入(有効桁数)ロジックから、出力先へマッピングリンクが表示されます。
7. スクリプトを保存します。
スクリプトの保存方法については「ファーストステップガイド」を参照してください。
【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行