【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行

取得したデータを四則演算して出力したい

機器から取得したデータを四則演算して出力する処理について説明します。

この処理で以下のような出力結果を得られます。

  • 足し算

    入力値(被加数)が「21.394」、入力値(加数)が「2」の場合、出力値が「23.394」になる。

  • 引き算

    入力値(被減数)が「21.394」、入力値(減数)が「2」の場合、出力値が「19.394」になる。

  • 掛け算

    入力値(被乗数)が「21.394」、入力値(乗数)が「2」の場合、出力値が「42.788」になる。

  • 割り算

    入力値(被除数)が「21.394」、入力値(除数)が「2」の場合、出力値が「10.697」になる。

処理の説明

機器から取得したデータや数値定数などを四則演算して出力します。

足し算、引き算、掛け算、割り算を行うロジックがあります。以下の例では4つのロジックをすべて配置していますが、1つのロジックだけ配置しても使用できます。

ポイントとなる機能

足し算

被加数(1番目の入力ハンドラの数値)に加数(2番目の入力ハンドラの数値)を足した値を出力します。

ツールパレットの数値-演算-足し算で設定できます。

引き算

被減数(1番目の入力ハンドラの数値)から減数(2番目の入力ハンドラの数値)を引いた値を出力します。

ツールパレットの数値-演算-引き算で設定できます。

掛け算

被乗数(1番目の入力ハンドラの数値)に乗数(2番目の入力ハンドラの数値)を掛けた値を出力します。

ツールパレットの数値-演算-掛け算で設定できます。

割り算

被除数(1番目の入力ハンドラの数値)を除数(2番目の入力ハンドラの数値)で割った値を出力します。

ツールパレットの数値-演算-割り算で設定できます。

= 備考 =

割り算が割り切れない場合、出力値は循環小数になります。

操作手順

ここでは、掛け算ロジックを使って「入力先の数値×2」を出力する場合を例に説明します。

1. スクリプトを作成します。

スクリプトの作成方法については、「ファーストステップガイド」を参照してください。

ここでは以下のスクリプトを前提に説明します。

2. スクリプトキャンバスでmapping_1アイコンをダブルクリックします。

Mapperエディタが表示されます。

3. ツールパレットからMapperエディタに以下のロジックをドラッグ&ドロップします。

  • 掛け算をする場合は数値-演算-掛け算

  • 乗数が整数値の場合は数値-基本-数値定数(整数)

Mapperエディタに各ロジックが配置されます。

4. 配置したロジックのプロパティを入力します。

  1. 数値定数(整数)ロジックをダブルクリックします。

    数値定数(整数)ロジックのプロパティダイアログが表示されます。

  2. 「数値(整数)」に乗数を入力します。

    ここでは「2」を入力します。

  3. 必要に応じて「コメント」を入力し、完了ボタンをクリックします。

  4. 必要に応じて掛け算ロジックをダブルクリックして「コメント」を入力し、完了ボタンをクリックします。

5. 入力元のノードと数値定数(整数)ロジックを掛け算ロジック(被乗数を1番目の入力ハンドラ、乗数を2番目の入力ハンドラ)へドラッグ&ドロップします。

掛け算ロジックへのマッピングリンクが表示されます。

6. 掛け算ロジックを出力先のノード(またはほかのロジック)へドラッグ&ドロップします。

掛け算ロジックから出力先へマッピングリンクが表示されます。

7. スクリプトを保存します。

スクリプトの保存方法については「ファーストステップガイド」を参照してください。

 

 

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