【公式】HULFT IoT EdgeStreaming アダプタリファレンス_2022年4月1日_第2版発行

挿入(結果出力)

データベースの挿入(insert)時の処理結果を出力します。

出力スキーマの「metadata\succeeded」に、データベースへ書き込みした結果が出力されます。

入力データをデータベースに書き込むことができた場合、「true」を出力します。

入力データをデータベースに書き込むことができなかった場合、「false」を出力します。

注意

出力スキーマの「metadata\succeeded」に出力される値の「true」および「false」は文字列です。

出力された値を真偽値として扱いたい場合は以下のロジックを使用して値を比較し、その比較した結果の値を使用してください。

  • 条件-真偽-真偽値定数

  • 条件-文字列-同じ

挿入(結果出力)処理画面は、デザイナ画面でスクリプトキャンバスを表示した状態から以下の順番でクリックし、コンポーネントアイコンをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップして表示します。

  • ツールパレット-データベース-SQL Server-挿入(結果出力)

 

図6.15 挿入(結果出力)処理画面

(1) 項目一覧

挿入(結果出力)処理に設定する項目の一覧です。

表6.15 項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

名前

 

半角英数字、一部の記号(*1)

×

半角アルファベットから始まる値

入力データ

(入力データなし)

入力データのコンポーネント名

×

一覧から選択(*2)

必須設定

 

接続先

 

 

×

 

テーブル名

 

 

×

 

スキーマ定義

 

 

×

 

リトライ設定

 

リトライ回数

15

0~9999

×

整数値で設定

バッファリング件数

86400

0~1073741824

×

 

バッファータイプ

メモリバッファー

 

一覧から選択

ストリーム設定

 

Relation-to-Stream Operator

RSTREAM

 

一覧から選択

ウィンドウタイプ

TUPLES

 

一覧から選択

ウィンドウ

1

1~2147483646

整数値で設定

コメント

 

コメント

 

文字

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「_(アンダーバー)」のみ指定可能です。

*2

:

スクリプトキャンバス上に入力や変換のコンポーネントアイコンが配置されている場合に、一覧に選択肢が表示されます。

(2) 各項目の説明

挿入(結果出力)処理に設定する項目について説明します。

それぞれの設定を変更した後、完了ボタンをクリックすると設定が保存されます。

取消ボタンをクリックすると、変更した内容が破棄されます。

名前

挿入(結果出力)処理のコンポーネント名

半角英数字、「_(アンダーバー)」で指定してください。

また、半角アルファベットから始まる値で指定してください。

入力データ

挿入(結果出力)処理を行う入力データのコンポーネント名の選択

一覧に表示される入力データのコンポーネント名から、挿入(結果出力)処理を行うコンポーネント名を選択してください。

必須設定

接続先

SQL Serverの接続先

挿入(結果出力)処理を行うSQL Serverの接続先を選択してください。

追加をクリックすると、SQL Server接続設定画面が表示されます。

SQL Server接続設定画面についての詳細は「SQL Server接続設定」を参照してください。

一覧の編集をクリックすると、リソース一覧の編集画面が表示されます。

リソース一覧の編集画面についての詳細は「リソース一覧の編集」を参照してください。

テーブル名

入力データの列名

挿入(結果出力)処理を行うSQL Serverのテーブル名を指定してください。

テーブル一覧を取得でテーブル名の一覧を取得することもできます。

スキーマ定義

SQL Serverのスキーマ定義

接続先で設定したSQL Serverのスキーマを設定します。

列名を取得でスキーマ定義を取得することもできます。

リトライ設定

リトライ回数

データベースへの接続時のリトライ回数

データベースへの接続時のリトライ回数を、“0”~“9999”の間の数値で指定してください。

バッファリング件数

データベースへの書き込み時のバッファリング件数

データベースへの書き込み時のバッファリング件数を、“0”~“1073741824”の間の数値で指定してください。

バッファータイプ

バッファータイプ

バッファリングのタイプを以下から選択してください。

  • メモリバッファ

ストリーム設定

Relation-to-Stream Operator

ストリーム化演算の方法

ストリーム化演算により、関係演算の結果データをストリームデータに変換します。

出力リレーション(*1)の変化内容に応じて、集合(RSTREAM)、追加分(ISTREAM)などのデータをストリームデータとして出力します。

ストリーム化演算の方法を以下から選択してください。

  • RSTREAM

    すべてのデータが処理されます。

  • ISTREAM

    直前のデータと異なる場合のみ処理されます。

省略した場合、“RSTREAM”でリレーションの演算が行われます。

ウィンドウタイプ

ストリーム化演算で処理する単位

ストリーム化演算で処理する単位を以下から選択してください。

  • TUPLES

    TUPLE単位(*2)で処理します。

  • SECONDS

    秒単位で処理します。

  • MILLISECONDS

    ミリ秒単位で処理します。

省略した場合、“TUPLES”が選択されます。

ウィンドウ

ストリーム化演算の実行数

ストリーム化演算の実行数を“1”~“2147483646”の間の数値で指定してください。

省略した場合、“1”が指定されます。

*1

:

変換処理で演算を実行して、結果となるデータをリレーションとして抽出します。

このリレーションを出力リレーションといいます。

*2

:

TUPLEとは、ストリームの構成要素を指します。ストリームを流れるデータの単位としてTUPLEを使用します。

コメント

コメント

挿入(結果出力)処理に対するコメント

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