【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行
取得した時刻に時を増減して、時差を調整したい
協定世界時(UTC)を日本時間として時差分を増減して時刻を出力する処理について説明します。
この処理で以下のような出力結果を得られます。
- 例(時差9時間の場合)
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取得した協定世界時が「2021-06-01T06:04:36.9060502Z」の場合、出力日時が「2021-06-01T15:04:36.9060502Z」になる。
処理の説明
取得した協定世界時(UTC)に時を増減して出力します。
以下の例では、協定世界時を日本時間にして出力するマッピング定義を作成します。
ポイントとなる機能
- 現在日時(UTC)
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現在日時を出力します。
ツールパレットの日付-基本-現在日時(UTC)で設定できます。
- 数値定数(整数)
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数値定数(整数)を出力します。
ツールパレットの数値-基本-数値定数(整数)で設定できます。
- 時を増減
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入力日時の時を増減して返します。
ツールパレットの日付-演算-時を増減で設定できます。
操作手順
ここでは、取得した協定世界時に9時間加算して日本時間を出力する場合を例に説明します。
2. スクリプトキャンバスでmapping_1アイコンをダブルクリックします。
Mapperエディタが表示されます。
3. ツールパレットから以下のロジックをMapperエディタにドラッグ&ドロップします。
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現在日時を取得するため、日付-基本-現在日時(UTC)
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時差分の時間を指定するため、数値-基本-数値定数(整数)
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上記のロジックを現在日時から時間を増減させるため、日付-演算-時を増減
Mapperエディタに各ロジックが配置されます。
4. 配置したロジックのプロパティを入力します。
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数値定数(整数)ロジックをダブルクリックします。
数値定数(整数)ロジックのプロパティダイアログが表示されます。
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「数値(整数)」に時差「9」を入力します。
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必要に応じて「コメント」も入力し、完了ボタンをクリックします。
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必要に応じて現在日時(UTC)ロジックおよび時を増減ロジックをそれぞれダブルクリックして「コメント」を入力し、完了ボタンをクリックします。
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現在日時(UTC)ロジックのプロパティダイアログの場合
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時を増減ロジックのプロパティダイアログの場合
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5. 現在日時(UTC)ロジックを時を増減ロジックへドラッグ&ドロップします。
現在日時(UTC)ロジックから時を増減ロジックへのマッピングリンクが表示されます。
6. 数値定数(整数)ロジックを時を増減ロジックへドラッグ&ドロップします。
数値定数(整数)ロジックから時を増減ロジックへのマッピングリンクが表示されます。
7. 時を増減ロジックを出力先へドラッグ&ドロップします。
時を増減ロジックから出力先へマッピングリンクが表示されます。
8. スクリプトを保存します。
スクリプトの保存方法については「ファーストステップガイド」を参照してください。
スクリプトを実行すると、以下の結果を得られます。
【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行