【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行
取得したデータを文字列に変換して出力したい
機器から取得したデータを文字列に変換して出力する処理について説明します。
この処理で以下のような出力結果を得られます。
- 例
-
入力値が浮動小数点型の「27.1」の場合、出力値が文字列型の「27.1」になる。
処理の説明
機器から取得したデータを文字列型の値に変換します。
以下の例では、OSリソース取得処理で取得できるCPU使用率(percent_overall)は浮動小数点型の値となるため、文字列の連結ロジックに直接マッピングリンクを引くとスクリプトを実行する際にエラーが発生します。
これを回避するためには、OSリソース取得処理で取得できる値を文字列型の値に変換し、変換した値を連結ロジックに渡すようにマッピング定義を作成します。
ポイントとなる機能
- 文字列に変換
-
入力を文字列型へ変換します。
ツールパレットの文字列-基本-文字列に変換で設定できます。
操作手順
ここでは、連結ロジックに文字列を入力するため、浮動小数点型(OSリソース取得処理で取得できるCPU使用率)を文字列型に変換する場合を例に説明します。
2. スクリプトキャンバスでmapping_1アイコンをダブルクリックします。
Mapperエディタが表示されます。
3. 文字列型の入力値が必要なマッピングを作成します。
ここでは、連結ロジックを配置します。連結ロジックについては、「取得したデータを連結して出力したい 」を参照してください。
4. ツールパレットの文字列-基本-文字列に変換をMapperエディタにドラッグ&ドロップします。
Mapperエディタに文字列に変換ロジックが配置されます。
5. 必要に応じて、配置したロジックのプロパティを入力します。
-
文字列に変換ロジックをダブルクリックします。
文字列に変換ロジックのプロパティダイアログが表示されます。
-
「コメント」を入力し、完了ボタンをクリックします。
6. 入力元のノード(またはほかのロジック)から、文字列に変換ロジックへドラッグ&ドロップします。
文字列に変換ロジックへのマッピングリンクが表示されます。
7. 文字列に変換ロジックを連結ロジックへドラッグ&ドロップします。
文字列に変換ロジックから連結ロジックへマッピングリンクが表示されます。
8. 連結ロジックを出力先(ここでは「element_1」)へドラッグ&ドロップします。
連結ロジックから出力先へマッピングリンクが表示されます。
9. スクリプトを保存します。
スクリプトの保存方法については「ファーストステップガイド」を参照してください。
【公式】HULFT IoT EdgeStreaming 逆引きリファレンス_2021年7月1日_初版発行