【公式】HULFT IoT EdgeStreaming アダプタリファレンス_2021年7月1日_初版発行

入力レジスタ読み取り

Modbusプロトコルに対応した機器の入力レジスタから値を読み取ります。

注意

Modbusアダプタには固有の機能制限があります。

機能制限についての詳細は、「Modbusアダプタ固有の機能制限」を参照してください。

入力レジスタ読み取り処理画面は、デザイナ画面でスクリプトキャンバスを表示した状態から以下の順番でクリックし、コンポーネントアイコンをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップして表示します。

  • ツールパレット-産業用機器-Modbus-入力レジスタ読み取り

 

図5.3 入力レジスタ読み取り処理画面

(1) 項目一覧

入力レジスタ読み取り処理に設定する項目の一覧です。

表5.3 項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

名前

 

半角英数字、一部の記号(*1)

×

半角アルファベットから始まる値

必須設定

 

 

 

 

 

 

 

 

接続先

 

 

×

 

スレーブID

01

01~FF

×

16進数を選択

インターバル

1

0.01~1314000.0

×

単位:秒

対象

(*2)

 

×

 

開始アドレス

 

0~65535

×

整数値で設定

レジスタ数

1(*3)

1~125

×

一覧から選択

データ型

符号付き16ビット整数型

 

×

一覧から選択

名前

 

 

×

 

コメント

 

コメント

 

文字

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「_(アンダーバー)」のみ指定可能です。

*2

:

入力レジスタ読み取りの対象としてチェックがついています。

*3

:

データ型で選択した値によって初期値が変わります。

(2) 各項目の説明

入力レジスタ読み取り処理に設定する項目について説明します。

それぞれの設定を変更した後、完了ボタンをクリックすると設定が保存されます。

取消ボタンをクリックすると、変更した内容が破棄されます。

名前

入力レジスタ読み取り処理のコンポーネント名

半角英数字、「_(アンダーバー)」で指定してください。

また、半角アルファベットから始まる値で指定してください。

必須設定

接続先

Modbusの接続先

入力レジスタ読み取りを行うModbusの接続先を選択してください。

追加をクリックすると、Modbus TCP接続設定画面が表示されます。

Modbus TCP接続設定画面についての詳細は「Modbus TCP接続設定」を参照してください。

一覧の編集をクリックすると、リソース一覧の編集画面が表示されます。

リソース一覧の編集画面についての詳細は「リソース一覧の編集」を参照してください。

スレーブID

スレーブID

入力レジスタ読み取りを行うスレーブIDを選択してください。

インターバル

入力レジスタ読み取りを行うインターバル(秒)

入力レジスタ読み取りを行うインターバルを“0.01”~“1314000.0”の間の数値で指定してください。

対象

対象のレジストリの選択

レジスタマップの追加後に、入力レジスタ読み取りを行う対象のレジストリにチェックをつけてください。

上へボタンまたは下へボタンをクリックすると選択範囲を移動します。

追加ボタンまたは削除ボタンをクリックするとレジスタマップを追加および削除します。

ファイルからレジスタマップを読み込むで以下の形式のファイルからレジスタマップを読み込むことができます。

  • .xlsx

  • .csv

レジスタマップの入力方法については「(3) レジスタマップの入力例」を参照してください。

開始アドレス

開始アドレス

入力レジスタ読み取りを行う開始アドレスを、“0”~“65535”の間の数値で指定してください。

レジスタ数

レジスタ数

入力レジスタ読み取りを行うレジスタ数を“1”~“125”の間の数値から選択してください。

データ型

入力レジスタ読み取りを行うデータのデータ型

入力レジスタ読み取りを行うデータのデータ型を以下から選択してください。

  • 符号付き16ビット整数型

  • 符号無し16ビット整数型

  • 符号付き32ビット整数型

  • 符号無し32ビット整数型

  • 符号付き64ビット整数型

  • 符号無し64ビット整数型

  • 単精度実数

  • 倍精度実数

  • 文字列(ASCII)

名前

レジスタの名前

入力レジスタ読み取りを行うレジスタの名前を指定してください。

コメント

コメント

入力レジスタ読み取り処理に対するコメント

コメントを入力できます。

(3) レジスタマップの入力例

ファイルからレジスタマップを読み込むで読み込むことができるファイルの入力例を説明します。

csv形式の場合は、カンマ区切りで開始アドレスデータ型名前を入力します。

xlsx形式の場合は、セル区切りで開始アドレスデータ型名前を入力します。

注意

空行は入れないでください。

図5.4 xlsx形式のレジスタマップの入力例

1) コメント行

行の先頭に「#」をつけることで、コメント行になります。

2) 開始アドレス

開始アドレスを入力します。

3) データ型

データ型を以下の形式で入力します。

  • 符号付き16ビット整数型の場合

    sint16

  • 符号無し16ビット整数型の場合

    uint16

  • 符号付き32ビット整数型の場合

    sint32

  • 符号無し32ビット整数型の場合

    uint32

  • 符号付き64ビット整数型の場合

    sint64

  • 符号無し64ビット整数型の場合

    uint64

  • 単精度実数の場合

    float32

  • 倍精度実数の場合

    float64

  • 文字列(ASCII)の場合

    string

4) 名前

レジスタの名前を入力します。

 

 

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