【公式】HULFT IoT EdgeStreaming ファーストステップガイド_2020年5月1日_第2版発行
PostgreSQLアダプタ固有の機能制限
HULFT IoT EdgeStreamingのPostgreSQLアダプタには、以下の機能制限があります。
HULFT IoT EdgeStreaming やアダプタ全体の機能制限は、「共通の機能制限」を参照してください。
(1) 時刻への変換
PostgreSQLアダプタの挿入処理で、以下のデータ型に時刻として解釈可能な6桁の整数を入力した場合、時刻として挿入される場合があります。
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TIME
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TIME WITH TIMEZONE
また、時刻として解釈可能な6桁の整数部と0~6桁の小数部で構成された浮動小数点数を挿入した場合も、時刻として挿入される場合があります。
時刻の解釈は、PostgreSQLの仕様になります。
例)
- 整数「123456」を入力 した場合、「12:34:56」として解釈し、時刻として処理を継続します。
- 整数「240000」を入力した場合、「00:00:00」として解釈し、時刻として認識し処理を継続します。
- 整数「240001」を入力 した場合、時刻の認識はされず、エラーが発生します。
- 浮動小数点「123456.123456」を入力した場合、「12:34:56.123456」として解釈し、時刻として処理を継続します。
- 浮動小数点「123456.1234567」を入力した場合、小数桁7桁以降が四捨五入されて「123456.123457」として解釈し、時刻として処理を継続します。
(2) 浮動小数点型の小数の書き込み
PostgreSQLアダプタの挿入処理で、以下のデータ型に浮動小数点型の小数を直接書き込むことができません。
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SMALLINT
-
INTEGER
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BIGINT
浮動小数点型の小数を上記のデータ型に書き込む場合は、「四捨五入」ロジックを使用してください。
PostgreSQLでSQLを実行した場合と同様に、小数点以下を四捨五入した状態で書き込むことができます。
設定方法は、以下のとおりです。
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Mapperエディタのツールパレットから「数値」-「関数」-「四捨五入」ロジックを選択し、マッピングキャンバスにドラッグアンドドロップを実施
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「小数が出力される入力元のノード」または「小数が出力される入力元のロジック」から、「四捨五入」ロジックへマッピングリンクを実施
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「四捨五入」ロジックから「出力スキーマに表示されている書き込み先のカラム」へマッピングリンクを実施
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