SAP ODataコネクターのメッセージおよび制限事項

 

オペレーションについては「SAP OData」(オペレーショントップページ)を参照してください。

SAPODATAカテゴリのメッセージコード一覧

SAP OData Connectorで発生するエラーに対応するメッセージコードです。

 

SAPODATA0000E

定義されていないエラーが発生した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

定義されていないエラーが発生しました。

エラーメッセージが発生した処理のヘルプなどを確認してください。

対応するエラー

  • 特になし

 

SAPODATA0001E

ODataサービス実行時にエラーが発生した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ODataサービス実行時にエラーが発生しました。

エラーメッセージや例外の詳細情報を確認してください。

対応するエラー

  • S4ODataException

 

SAPODATA0002E

ODataサービス実行時にレスポンスのステータスコードが400以上の場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ODataサービス実行のレスポンスのステータスコードが400以上でした。

コンポーネント変数error_response_bodyに格納された値を確認してください。

対応するエラー

  • S4ODataResponseException

  • S4ODataServiceErrorException

SAPODATA0003E

ODataサービスからメタデータの取得時にエラーが発生した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ODataサービスからメタデータの取得時にエラーが発生しました。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスベースURLサービスODataバージョンを確認してください。

対応するエラー

  • S4ODataMetadataException

  • S4ODataMetadataHttpException

SAPODATA0004E

エンティティキーの値の指定方式入力データで、入力データ内に該当するエンティティキーの値が無い場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

入力データでエンティティキーの値が指定されていません。

入力データでエンティティキーの値を指定してください。

対応するエラー

  • SapODataEntityKeyNotFoundException

SAPODATA0005E

ODataサービス実行時に、SAP S/4HANA OData接続設定で指定したODataバージョンが期待するデータ形式ではない場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または入力データに誤りがあります。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または入力データを確認してください。

対応するエラー

  • SapODataVersionMismatchException

SAPODATA0006E

ODataサービス実行時に、プロパティ一覧 (GET/DELETEの場合エンティティキー一覧)に定義されていないプロパティが入力データに存在する場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

入力データにプロパティ一覧に定義されていないプロパティが存在しています。

入力データおよびプロパティ一覧に定義されているプロパティを確認してください。

対応するエラー

  • SapODataInvalidPropertyException

SAPODATA0007E

ODataサービス実行時に、SAP S/4HANA OData接続設定で指定したODataバージョンが期待するレスポンスのContent-Typeではない場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または認証設定に誤りがあります。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または認証設定を確認してください。

対応するエラー

  • SapODataUnexpectedContentTypeException

 

SAPODATAカテゴリの例外メッセージ

例外名

原因

対策

InputDataNotFoundException

入力データが指定されていません。

入力データを指定する、またはデータフローを引いてください。

ResourceNotFoundException

リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]

接続先または認証が指定されていません。

接続先または認証を指定してください。

ResourceNotFoundException

リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<コネクションリソース名>]

接続先または認証で選択されたリソース定義が見つかりません。

接続先または認証で指定したコネクションリソースを確認してください。

PlugInException

status: 403, title: Forbidden, detail: Forbidden

ODataサービス実行に必要な権限が不足しています。

ODataサービス実行に必要な権限を付与してください。

= 備考 =

詳細については、「ポリシーと権限の一覧」を参照し てください。

InvalidPropertyConfigurationException

<プロパティ名>が指定されていません。

<プロパティ名>が指定されていません。

<プロパティ名>を指定してください。

jp.co.crescoes.sapodata.exception.S4ODataException

<エラーメッセージ>

ODataサービス実行時にエラーが発生しました。

<エラーメッセージ>や例外の詳細情報を確認してください。

jp.co.crescoes.sapodata.exception.S4ODataResponseException

ODataサービス実行のレスポンスのステータスコードが400以上でした。

コンポーネント変数error_response_bodyに格納された値を確認してください。

jp.co.crescoes.sapodata.exception.S4ODataServiceErrorException

jp.co.crescoes.sapodata.exception.S4ODataMetadataException

ODataサービスからメタデータの取得時にエラーが発生しました。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスベースURLサービスODataバージョンを確認してください。

jp.co.crescoes.sapodata.exception.S4ODataMetadataHttpException

SapODataEntityKeyNotFoundException

エンティティキー '<エンティティキー>' は見つかりませんでした

エンティティキー一覧/値の指定方式入力データの場合、該当のエンティティキーが入力データに見つかりませんでした。

入力データを確認するか、エンティティキー一覧/値の指定方式直接指定にしてエンティティキー一覧/値に値を入力してください。

SapODataVersionMismatchException

OData バージョン <ODataバージョン> では、ルート要素 '<ルート要素名>' は使用できません

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または入力データに誤りがあります。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または入力データを確認してください。

SapODataInvalidPropertyException

プロパティ '<プロパティ名>' は対象のエンティティに定義されていません

入力データにプロパティ一覧に定義されていないプロパティが存在しています。

入力データおよびプロパティ一覧に定義されているプロパティを確認してください。

SapODataUnexpectedContentTypeException

OData バージョン <ODataバージョン> では、Content-Type '<Content-Type>' はサポートされていません。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または認証設定に誤りがあります。

接続先で指定したコネクションリソースに設定されているサービスODataバージョン、または認証設定を確認してください。

 

SAPODATAカテゴリの制限事項

 

サポートする型

本コネクターでサポートする型は以下のとおりです。

OData V2

型名

サポート

エンティティキーとして使用する場合のサポート

Edm.String

Edm.Binaly

×

Edm.Boolean

 

Edm.Byte

Edm.Decimal

 

Edm.Double

×

Edm.Single

×

Edm.Guid

Edm.Int16

Edm.Int32

Edm.Int64

Edm.SByte

×

Edm.Time

Edm.DateTime

Edm.DateTimeOffset

×

  • ○:サポートします。

  • ×:サポートしません。

OData V4

型名

サポート

エンティティキーとして使用する場合のサポート

Edm.String

Edm.Binaly

×

Edm.Boolean

 

Edm.Byte

Edm.Date

Edm.DateTimeOffset

×

Edm.Decimal

 

Edm.Double

×

Edm.Duration

 

Edm.Guid

Edm.Int16

Edm.Int32

Edm.Int64

Edm.SByte

×

Edm.Single

×

Edm.Stream

×

×

Edm.TimeOfDay

Edm.Geography

×

×

Edm.GeographyPoint

×

×

Edm.GeographyLineString

×

×

Edm.GeographyPolygon

×

×

Edm.GeographyMultiPoint

×

×

Edm.GeographyMultiLineString

×

×

Edm.GeographyMultiPolygon

×

×

Edm.GeographyCollection

×

×

Edm.Geometry

×

×

Edm.GeometryPoint

×

×

Edm.GeometryLineString

×

×

Edm.GeometryPolygon

×

×

Edm.GeometryMultiPoint

×

×

Edm.GeometryMultiLineString

×

×

Edm.GeometryMultiPolygon

×

×

Edm.GeometryCollection

×

×

  • ○:サポートします。

  • ×:サポートしません。

共通

日付型のデータ型における値の形式は以下の通りです。

Edm.Type

OData V2

OData V4

Edm.Time

PT{H}H{M}M{S}S

-

PT14H59M15S

Edm.DateTime

yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss

-

2025-12-04T14:59:15

Edm.DateTimeOffset

yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSSSSS'Z'

yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSSSSS'Z'

2025-12-04T14:59:15.0456460Z

Edm.Date

-

yyyy-MM-dd

2025-12-04

Edm.TimeOfDay

-

HH:mm:ss.SSSSSSS

14:59:15.0456460

ODataサービス実行(GET)

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式は以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    V2

    XML

    V4

    JSON

  • サポートしているクエリオプションは以下の通りです。

    クエリオプション

    ODataバージョン

    備考

    V2

    V4

    $filter

     

    $select

     

    $top

     

    $skip

     

    $expand

    クエリパラメーターで指定可能です。

    $orderby

    クエリパラメーターで指定可能です。

    $search

    ×

    クエリパラメーターで指定可能です。

    • ○:サポートします。

    • ×:サポートしません。

ODataサービス実行(POST)

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式およびリクエスト時のContent-Typeヘッダーは以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    リクエスト時のContent-Typeヘッダー

    V2

    XML

    application/atom+xml

    V4

    JSON

    application/json

ODataサービス実行(PATCH)

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式およびリクエスト時のContent-Typeヘッダーは以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    リクエスト時のContent-Typeヘッダー

    V2

    XML

    application/atom+xml

    V4

    JSON

    application/json

ODataサービス実行(PUT)

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式およびリクエスト時のContent-Typeヘッダーは以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    リクエスト時のContent-Typeヘッダー

    V2

    XML

    application/atom+xml

    V4

    JSON

    application/json

ODataサービス実行(DELETE)

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式は以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    V2

    XML

    V4

    JSON

ODataアクション実行

仕様制限

  • ODataサービスAPIを実行する際のデータ形式およびリクエスト時のContent-Typeヘッダーは以下の通りです。

    ODataバージョン

    データ形式

    リクエスト時のContent-Typeヘッダー

    V2

    XML

    application/atom+xml

    V4

    JSON

    application/json