PostgreSQL コネクターのメッセージおよび制限事項

 

オペレーションについては「共通」(オペレーショントップページ)を参照してください。

POSTGRESQLカテゴリのメッセージコード一覧

PostgreSQL Connectorで発生するエラーに対応するメッセージコードです。

 

POSTGRESQL0000E

定義されていないエラーが発生した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

定義されていないエラーが発生しました。

エラーメッセージやエラーが発生した処理のヘルプなどを確認してください。

対応するエラー

  • 特になし

 

POSTGRESQL0001E

データベース処理中のエラーに対応するメッセージコードです。

原因

対策

エラーメッセージにより、原因は異なります。

エラーメッセージを確認し、以下のことを行ってください。

  • 下記の「例外メッセージ」に対象のエラーの原因/対策が記述されていないかを確認してください。

  • 使用しているコネクターの制限事項に対象のエラーの原因/対策が記述されていないかを確認してください。

  • 接続先のデータベースのドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。

対応するエラー

  • java.sql.SQLException

  • org.postgresql.util.PSQLException

 

PostgreSQLカテゴリの例外メッセージ

 

例外名

原因

対策

InputDataNotFoundException

入力データが指定されていません。

入力データを指定する、またはデータフローを引いてください。

InvalidPropertyConfigurationException

SQL文が未設定です。

SQL文を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

書き込み対象カラムが選択されていません。

スキーマ定義書き込み対象が選択されていません。

スキーマ定義書き込み対象を1つ以上選択してください。

InvalidPropertyConfigurationException

読み取り対象カラムが選択されていません。

スキーマ定義読み取り対象が選択されていません。

スキーマ定義読み取り対象を1つ以上選択してください。

InvalidPropertyConfigurationException

テーブル名が未設定です。

テーブル名を指定してください。

ResourceNotFoundException

接続先が指定されていません。

接続先を指定してください。

java.sql.SQLException

データベースアクセスエラーまたはそのほかのエラーが発生しています。

SQLExceptionのメッセージを確認してください。SQLExceptionのメッセージは各ドライバの仕様に基づいています。SQLExceptionのメッセージにはエラーの原因が出力されている場合があります。

ResourceNotFoundException

リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]

接続先が指定されていません。

接続先を指定してください。

ResourceNotFoundException

リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<コネクションリソース名>]

接続先で選択されたリソース定義が見つかりません。

接続先で指定したコネクションリソースを確認してください。

java.sql.SQLException

バッチ 0 insert into "<テーブル名>" ("<列名>") values ( <列値>) はアボートしました: <エラーメッセージ> このバッチの他のエラーは getNextException を呼び出すことで確認できます。

テーブル名が不正、またはテーブルが存在しません。

テーブル名で指定したテーブル名を確認してください。

org.postgresql.util.PSQLException

"<ホスト名>:<ポート番号>" への接続が拒絶されました。ホスト名とポート番号が正しいことと、postmaster がTCP/IP接続を受け付けていることを確認してください。

データベースに接続できません。

コネクションリソースのポート番号を確認してください。

FATAL: database "<データベース名>" does not exist

データベースが存在しません。

コネクションリソースのデータベース名で存在するデータベースを指定してください。

FATAL: password authentication failed for user "<ユーザー名>"

ユーザー名またはパスワードに誤りがあります。

コネクションリソースのユーザー名パスワードを確認してください。

ERROR: syntax error at or near "<テーブル名>"

テーブル名が不正です。

テーブル名で指定したテーブル名を確認してください。

ERROR: relation "<テーブル名>" does not exist

テーブルが存在しません。

テーブル名で存在するテーブルを指定してください。

ERROR: permission denied for table <テーブル名>

テーブルの読み取り権限がありません。

テーブル名で指定したテーブルの読み取り権限を確認してください。

サーバーはSSLをサポートしていません。

PostgreSQLサーバーがSSL接続をサポートしていません。

PostgreSQLサーバー側の設定を確認してください。

接続試行は失敗しました。

データベースサーバーに接続できません。

コネクションリソースのホスト名を確認してください。

FATAL: no pg_hba.conf entry for host "<ホスト名>", user "<ユーザー名>", database "<データベース名>", SSL off

PostgreSQLサーバーへの標準接続(非SSL接続)に適合するクライアント認証情報が見つかりません。

接続先で指定したコネクションリソースの設定、またはPostgreSQLサーバーの設定を確認してください。

FATAL: no pg_hba.conf entry for host "<ホスト名>", user "<ユーザー名>", database "<データベース名>", SSL on

PostgreSQLサーバーへのSSL接続に適合するクライアント認証情報が見つかりません。

接続先で指定したコネクションリソースの設定、またはPostgreSQLサーバーの設定を確認してください。

 

PostgreSQLカテゴリの制限事項

 

サポートする型

本コネクターでサポートする型は以下のとおりです。

型名

サポート

備考

BIGINT型

 

BIGSERIAL型

×

 

BIT[(n)]型

×

 

BIT VARYING[(n)]型

 

BOOLEAN型

 

BOX型

×

 

BYTEA型

 

MONEY型

×

 

CHARACTER[(n)]型

 

CHARACTER VARYING[(n)]型

 

CIDR型

 

CIRCLE型

 

DATE型

 

DOUBLE PRECISION型

 

INET型

 

INTEGER型

 

INTERVAL[(p)]型

 

LINE型

×

 

LSEG型

 

MACADDR型

 

NUMERIC[(p,s)]型

 

PATH型

 

POINT型

 

POLYGON型

 

REAL型

 

SMALLINT型

 

SERIAL型

×

 

TEXT型

 

TIME[(P)]型

×

 

TIME[(P)] WITH TIME ZONE型

×

 

TIMESTAMP[(P)]型

 

TIMESTAMP[(P)] WITH TIME ZONE型

 

ARRAY型

 

UUID型

×

 

ENUM型

×

 

XML型

×

 

JSON型

×

 

JSONB型

×

 

RANGE型

×

 

  • ○:サポートします。

  • △:サポートしますが、制限事項があります。

  • ×:サポートしません。

 

テーブル読み取り処理

仕様制限

  • CHARACTER VARYING型、CHARACTER型、TEXT型

    • 最大バイト長は「10,485,760」です。

  • BYTEA型

    • 半角バックスラッシュ(「\」)と半角アポストロフィ(「'」)はサポートしません。

  • テーブル名が引用符で囲われている場合、テーブル名の大文字小文字を区別します。

  • フェッチサイズのデフォルト値は「500」です。

 

検索系SQL実行処理

仕様制限

  • CHARACTER VARYING型、CHARACTER型、TEXT型

    • 最大バイト長は「10,485,760」です。

  • BYTEA型

    • 半角バックスラッシュ(「\」)と半角アポストロフィ(「'」)はサポートしません。

  • フェッチサイズのデフォルト値は「500」です。

 

テーブル書き込み処理

仕様制限

  • 以下の型はサポートしません。

    • CIDR型

    • CIRCLE型

    • INTERVAL型

    • LSEG型

    • PATH型

    • POINT型

    • POLYGON型

    • BIT VARYING型

    • BIT VARYING(N)型

    • ARRAY型

    • INET型

    • MACADDR型

  • CHARACTER VARYING型、CHARACTER型、TEXT型

    • 最大バイト長は「10,485,760」です。

  • BYTEA型

    • 半角バックスラッシュ(「\」)と半角アポストロフィ(「'」)はサポートしません。

  • テーブル名が引用符で囲われている場合、テーブル名の大文字小文字を区別します。

  • アップデートモードインサート・アップデートは使用できません。

 

更新系SQL実行処理

仕様制限

  • 以下の型はサポートしません。

    • CIDR型

    • CIRCLE型

    • INTERVAL型

    • LSEG型

    • PATH型

    • POINT型

    • POLYGON型

    • BIT VARYING型

    • BIT VARYING(N)型

    • ARRAY型

    • INET型

    • MACADDR型

  • CHARACTER VARYING型、CHARACTER型、TEXT型

    • 最大バイト長は「10,485,760」です。

  • BYTEA型

    • 半角バックスラッシュ(「\」)と半角アポストロフィ(「'」)はサポートしません。

SQLウィザード(検索系)

仕様制限

  • データベース上のスキーマ名やテーブル名に「.」が含まれるテーブルを扱うことはできません。

  • 結果データの量が大きいと、テスト実行に失敗する場合があります。

  • [実行結果]タブに表示されるレコード件数は最大100件です。

  • 存在しないテーブルがSQL文に含まれる場合、SQL文の再編集を行うことができません。

SQLウィザード(更新系)

仕様制限

  • コネクションリソースがXAリソースの場合、テスト実行をすることはできません。

  • データベース上のスキーマ名やテーブル名に「.」が含まれるテーブルを扱うことはできません。

  • 存在しないテーブルがSQL文に含まれる場合、SQL文の再編集を行うことができません。

  • JDBC Connectorのコネクションリソースで、[トランザクション処理を行う]のチェックを外した場合、テスト実行時にロールバックが行われず、データが更新されます。