Excel コネクターのメッセージおよび制限事項

 

オペレーションについては「Excel」(オペレーショントップページ)を参照してください。

EXCELカテゴリのメッセージコード一覧

Excel Connectorで発生するエラーに対応するメッセージコードです。

 

EXCEL0000E

定義されていないエラーが発生した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

定義されていないエラーが発生しました。

エラーメッセージやエラーが発生した処理のヘルプなどを確認してください。

対応するエラー

  • 特になし

 

EXCEL0001E

Excel 2003ブックのパスワードが設定されている場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ファイルに指定されたExcel 2003ブックは、読み取りパスワードが設定されています。

ファイルには読み取りパスワードが設定されていないExcel 2003ブックを入力してください。

対応するエラー

  • jxl.read.biff.PasswordException

 

EXCEL0002E

Excel 2003ブックが不正な状態になっている場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ファイルで指定しているExcel 2003ブックが不正な状態になっています。

以下のことを確認してください。

  • ファイルで指定しているファイルがサポートバージョンに含まれるExcel 2003ブックであるか

  • Excel 2003ブックではないファイルを拡張子「.xls」に設定してファイルに指定していないか

  • ファイルが破損していないか

対応するエラー

  • jxl.read.biff.BiffException

 

EXCEL0003E

Excelブックが不正な状態になっている場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ファイルに指定しているExcelブックが不正な状態になっています。

以下のことを確認してください。

  • ファイルで指定しているファイルがExcelブックであるか

  • Excelブックではないファイルを拡張子「.xlsx」「.xlsm」に設定してファイルに指定していないか

  • ファイルが破損していないか

対応するエラー

  • ZipEntryBrokenException

 

EXCEL0004E

Excelブックが読み取れない場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

ファイルに指定しているExcelブックに読み取りパスワードが設定されているか、不正な状態になっています。

ファイルに指定しているExcelブックに読み取りパスワードが設定されていないか、またファイルが破損していないかを確認してください。

対応するエラー

  • ZipEntryNotFoundException

 

EXCEL0005E

開始セルのアドレスが不正な場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

開始セルアドレスに入力されたセルアドレスが不正です。

セルアドレスを確認して正しいセルアドレスを入力してください。

対応するエラー

  • InvalidStartCellAddressException

 

EXCEL0006E

定義済み範囲が取得できない場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

定義済み範囲から取得処理の範囲名が指定されていない、または存在しません。

定義済み範囲から取得処理の範囲名を確認してください。

対応するエラー

  • NoDefinitionAreaException

 

EXCEL0007E

フォーマットが不正な場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

書き込み処理で、列一覧で指定したに対するフォーマットが不正です。

書き込み処理のフォーマットの組み合わせを確認してください。

対応するエラー

  • IllegalFormatException

 

EXCEL0008E

行数が最大値を超えた場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

書き込み処理で、開始セルアドレスで指定した行番号が最大値を超えています。

書き込み処理の開始セルアドレスの値を確認してください。

対応するエラー

  • jxl.write.biff.RowsExceededException

 

EXCEL0009E

セルのアドレスが不正な場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

セル指定書き込み処理で、セル設定/セルアドレスに入力されたセルアドレスが不正です。

セル指定書き込み処理のセル設定/セルアドレスの値を確認してください。

対応するエラー

  • InvalidCellAddressException

 

EXCEL0010E

書式を入力データから読み込むのに失敗した場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

書き込み処理で、書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れているとき、入力スキーマのformat要素に入力された値が不正です。

format要素にはMapperで「Excel書式生成」ロジックから出力した値を入力するか、不要な場合は値を入力しないようにしてください。

対応するエラー

  • InputDataReadException

 

EXCEL0011E

シートが存在しない場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

シート名で指定したシートが存在しません。

シート名には存在するシート名を指定してください。

対応するエラー

  • SheetNotFoundException

 

EXCEL0012E

指定されたインデントが指定可能な最大値を超えている場合に出力されるメッセージコードです。

原因

対策

書き込み処理で、書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れているとき、「Excel書式生成」ロジックで指定しているインデントの値が、Excel 2003ブックに対して指定可能な最大値を超えています。

「Excel書式生成」ロジックで指定しているインデントの値を確認してください。

対応するエラー

  • IndentExceedsMaxException

 

Excelカテゴリの例外メッセージ

例外名

原因

対策

ColumnIndexOutofBoundsException

列一覧で指定した列数以上のカラムを書き込もうとした場合に発生する例外です。

列一覧の列数および入力元のカラム数を確認してください。

FileAlreadyExistedException

ファイルに指定されたファイルがすでに存在します。

ファイルのファイル名を変更する、または書き込み設定上書きにチェックを入れてください。

FileIsDirectoryException

コピー元ファイルまたはコピー先ファイルに入力されたパスがディレクトリーです。

コピー元ファイルコピー先ファイルにはファイルパスを入力してください。

FileIsDirectoryException

ファイルに入力されたパスがディレクトリーです。

ファイルにはファイルパスを入力してください。

FileIsLockedException

コピー元ファイルまたはコピー先ファイルに指定されたファイルがロックされています。

エクスプローラやCLIからロックの解除を行ってください。

FileIsLockedException

ファイルに指定されたファイルがロックされています。

エクスプローラやCLIからロックの解除を行ってください。

IllegalFormatException

セル設定で指定したに対する入力データ、またはフォーマットが不正です。

型と入力データ、フォーマットの組み合わせを確認してください。

IllegalFormatException

列一覧で指定したに対するフォーマットが不正です。

型とフォーマットの組み合わせを確認してください。

IllegalTargetWorkbookException

指定したブックが書き込める状態ではありません。

ほかのプログラムが参照している、またはブックの形式が破損している可能性があります。

IndentExceedsMaxException

指定されたインデントが指定可能な最大値を超えています。

「Excel書式生成」ロジックで指定しているインデントの値が、Excel 2003ブックに対して指定可能な最大値を超えています。

「Excel書式生成」ロジックで指定しているインデントの値を確認してください。

InputDataNotFoundException

入力データが指定されていません。

入力データを指定する、またはデータフローを引いてください。

InputDataReadException

書式を入力データから読み込むのに失敗しました。

入力スキーマのformat要素に入力された値が不正です。

Mapperで「Excel書式生成」ロジックから出力した値を入力するか、不要な場合は値を入力しないようにしてください。

InvalidCellAddressException

指定したセルアドレスは不正です

セル設定/セルアドレスに入力されたセルアドレスが不正です。

セル設定/セルアドレスを確認して正しいセルアドレスを入力してください。

InvalidPropertyConfigurationException

<プロパティ名>が指定されていません。

<プロパティ名>が指定されていません。

<プロパティ名>を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

ファイルパスが指定されていません。

コピー元ファイルまたはコピー先ファイルが指定されていません。

コピー元ファイルコピー先ファイルを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

対応していない形式のブックが指定されています。

コピー元ファイルまたはコピー先ファイルに対応していない形式のブックが指定されています。

コピー元ファイルコピー先ファイルに対応している形式のブックを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

シート名が指定されていません。

シート名が指定されていません。

シート名を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

シート名が指定されていません。

セル設定/シート名が指定されていません。

セル設定/シート名を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

セルアドレスが指定されていません。

セル設定/セルアドレスが指定されていません。

セル設定/セルアドレスを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

読み取り対象のセルが指定されていません。

セル設定が指定されていません。

セル設定を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

ファイルパスが指定されていません。

ファイルが指定されていません。

ファイルを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

対応していない形式のブックが指定されています。

ファイルに対応していない形式のブックが指定されています。

ファイルに対応している形式のブックを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

ユーザー名が指定されていません。

ユーザー名が指定されていません。

ユーザー名を指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

開始行(終了行)は1以上1048576以下の値を指定する必要があります。

行一覧/開始行、または行一覧/終了行の値が不正です。

行一覧/開始行、または行一覧/終了行の値を確認してください。

InvalidPropertyConfigurationException

書き込みパスワードが指定されていません。

書き込みパスワードが指定されていません。

書き込みパスワードを指定してください。

InvalidPropertyConfigurationException

開始列(終了列)はA以上XFD以下の値を指定する必要があります。

列一覧/開始列、または列一覧/終了列の値が不正です。

列一覧/開始列、または列一覧/終了列の値を確認してください。

InvalidPropertyConfigurationException

終了行は開始行以上の値を指定する必要があります。

行一覧/終了行に、行一覧/開始行で指定した値より小さな値が指定されています。

行一覧/開始行、または行一覧/終了行の値を確認してください。

InvalidPropertyConfigurationException

終了列は開始列以上の値を指定する必要があります。

列一覧/終了列に、列一覧/開始列で指定した値より小さな値が指定されています。

列一覧/開始列、または列一覧/終了列の値を確認してください。

InvalidStartCellAddressException:

指定した開始セルアドレスは不正です

セルアドレスに入力されたセルアドレスが不正です。

セルアドレスを確認して正しいセルアドレスを入力してください。

InvalidStartCellAddressException:

指定した開始セルアドレスは不正です

開始セルアドレスに入力されたセルアドレスが不正です。

開始セルアドレスを確認して正しいセルアドレスを入力してください。

java.io.FileNotFoundException

コピー元ファイルに指定されたファイルが存在しません。

コピー元ファイルを確認してください。

java.io.FileNotFoundException

別のプロセスが使用中です。

コピー元ファイルまたはコピー先ファイルに指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。

別のプロセスで使用されていないかを確認してください。

java.io.FileNotFoundException

ファイルに指定されたファイルが存在しません。

ファイルを確認してください。

java.io.FileNotFoundException

別のプロセスが使用中です。

ファイルに指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。

別のプロセスで使用されていないかを確認してください。

java.lang.IllegalStateException

No visible sheet found.

表示可能なシートが見つかりませんでした。

ファイルに指定されたファイルに、表示可能なシートが1つ以上存在することを確認してください。

jxl.read.biff.BiffException

The file format is corrupt

ファイルで指定しているExcel 2003ブックが破損している可能性があります。

以下のことを確認してください。

ファイルで指定しているファイルが破損していないか確認してください。

jxl.read.biff.BiffException

Unable to recognize OLE stream

ファイルで指定しているExcel 2003ブックが不正な状態になっています。

以下のことを確認してください。

ファイルで指定しているファイルがサポートバージョンに含まれるExcel 2003ブックであるか

・Excel 2003ブックではないファイルを拡張子「.xls」に設定してファイルに指定していないか

・ファイルが破損していないか

jxl.read.biff.BiffException

The input file was not found

ファイルで指定しているExcel 2003ブックが不正な状態になっています。

以下のことを確認してください。

・0バイトのファイルを指定していないか

jxl.read.biff.PasswordException

ファイルに指定されたExcel 2003ブックは、読み取りパスワードが設定されています。

ファイルには読み取りパスワードが設定されていないExcel 2003ブックを入力してください。

jxl.write.biff.RowsExceededException

セルアドレスで指定した行番号が最大値を超えています。

セルアドレスの値を確認してください。

jxl.write.biff.RowsExceededException

開始セルアドレスで指定した行番号が最大値を超えています。

開始セルアドレスの値を確認してください。

NoDefinitionAreaException

範囲名が指定されていない、または存在しません。

範囲名を確認してください。

SheetAlreadyExistsException

指定したシートは既に存在しています。

コピー先シート名に指定されたシートが既に存在しています。

コピー先シート名には存在しないシート名を指定してください。

SheetAlreadyExistsException

指定したシートは既に存在しています。

変更後シート名に指定されたシートが既に存在しています。

変更後シート名には存在しないシート名を指定してください。

SheetNotFoundException

存在しないシート名が指定されました。

コピー元シート名に指定されたシートが存在しません。

コピー元シート名には存在するシート名を指定してください。

SheetNotFoundException

存在しないシート名が指定されました。

シート名に指定されたシートが存在しません。

シート名には存在するシート名を指定してください。

SheetNotFoundException

存在しないシート名が指定されました。

変更前シート名に指定されたシートが存在しません。

変更前シート名には存在するシート名を指定してください。

ZipEntryBrokenException

操作するZIPファイルのエントリーが壊れています

ファイルに指定しているExcelブックが不正な状態になっています。

以下のことを確認してください。

ファイルで指定しているファイルがExcelブックであるか

・Excelブックではないファイルを拡張子「.xlsx」「.xlsm」に設定してファイルに指定していないか

・ファイルが破損していないか

ZipEntryNotFoundException

指定した名前のエントリーはzipファイル内に存在しませんでした

ファイルに指定しているExcelブックに読み取りパスワードが設定されているか、不正な状態になっています。

ファイルに指定しているExcelブックに読み取りパスワードが設定されていないか、またファイルが破損していないかを確認してください。

 

EXCELカテゴリの制限事項

シートから読み取り処理

仕様制限

  • 数式が設定されているセルの数値読み取りについて

    • 表示形式が「数値」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、書式に設定されている「小数点以下の桁数」まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 設定されている「小数点以下の桁数」を超える小数点以下の桁の値は四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      (小数点以下の桁数)

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      (2桁)

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      (10桁)

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      12345.123

      (2桁)

      12345.12

      「小数点以下の桁数」を超える桁を四捨五入

    • 表示形式が「標準」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、小数点以下は9桁まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 整数部分が0ではない数値は、小数点10桁を四捨五入します。

      • 整数部分が0の数値は、0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数とし、10桁目を四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1.12345678944

      1.123456789

      小数点10桁を四捨五入

      0.0001234567894444

      0.000123456789

      0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数として四捨五入

  • 日付について

    • 日付として扱えるもっとも古い日付は「1900年1月1日」です。

    • 日付として扱えるもっとも新しい日付は「9999年12月31日」です。

    • 日付型のデータは、セルの書式設定にしたがって以下のように読み取ります。

      • 書式設定で日付だけを表示している場合、日付だけを読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601の日付の形式(yyyy-MM-dd)で出力します。

      • 書式設定で日付に加え時刻を表示している場合、日付と時刻を読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601に似た日付-時刻の形式(yyyy-MM-dd HH:mm:ss)で出力します。

  • 以下の設定の読み取りはサポートしていません。

    • 行および列の設定・振り仮名・コメント・改行・グラフ・クリップアート・図形・画像・マクロ・添付データ・ハイパーリンク

    • セルの書式設定の表示形式のうち、標準・数値・日付・文字列以外の形式(ユーザー定義など)

    • 複数の行において列の表示形式が違う場合、標準型または文字列型以外で読み取ることはできません。

      以下の例で行1と行2を同時に読み取るには、列Aの型を標準型または文字列型に設定します。

      例:

       

      A

      B

      1

      2005年4月1日(日付)

      山田(文字列)

      2

      1800(数値)

      鈴木(文字列)

  • パスワードが設定されているファイルについて

    • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルからデータを読み取ることはできません。

  • セルの数式を読み取るについて

    • Excelブックから数式を読み取ることはできません。

  • 終了条件/列名について

    • 読み取り終了条件を指定にチェックを入れ終了条件/列名を設定し、そのあと列一覧/列名を変更した場合、該当の終了条件は列名が異なるため条件として使用されません。列一覧/列名を変更した場合は「完了」ボタンを押下してプロパティ画面を閉じ、再びプロパティ画面を開いて列一覧/列名を設定し直してください。

    • 列一覧/列名で同じ列名が複数設定され、終了条件/列名にその名前が使用されている場合、列一覧/列名で同じ名前のもっとも上にある列が該当の列として使用されます。

  • 書式やコメントが設定してあるセルについて

    • 書式やコメントが設定してあるセルは、値が入力されていない空のセルであっても、読み取り範囲とみなされて読み取りが行われます。

      そのようなセルを読み取り範囲に含めたくない場合は、終了条件を設定するか、Excel上で書式やコメントのクリアを行ってください。

  • 入力規則が設定してあるセルについて

    • Excel 2003ブックで、入力規則が設定してあるセルに、「入力規則」の「入力時メッセージ」「エラーメッセージ」のデータがnullに設定されている場合、ArrayIndexOutOfBoundsExceptionが発生する場合があります。

      その場合は、ブックのセルに対する「入力規則」のダイアログを開き、「OK」ボタンを押下後に保存することで回避することができます。

    • Excel 2003ブックで、セルの入力規則に「ユーザー設定」を選択し、かつ数式に関数を設定したシートの読み取りを行うとエラーが発生する場合があります。

  • ファイルサイズが大きいExcelファイルの取り扱いについて

    • ファイルサイズが大きいExcelファイルをファイルに指定した場合、OutOfMemoryErrorが発生したり、ファイル内容の解析に時間がかかり画面上での操作が遅くなったりすることがあります。

      その場合は、ファイルに指定する値をスクリプト変数などの変数にすることで、回避することができます。

定義済み範囲から読み取り処理

仕様制限

  • 数式が設定されているセルの数値読み取りについて

    • 表示形式が「数値」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、書式に設定されている「小数点以下の桁数」まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 設定されている「小数点以下の桁数」を超える小数点以下の桁の値は四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      (小数点以下の桁数)

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      (2桁)

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      (10桁)

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      12345.123

      (2桁)

      12345.12

      「小数点以下の桁数」を超える桁を四捨五入

    • 表示形式が「標準」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、小数点以下は9桁まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 整数部分が0ではない数値は、小数点10桁を四捨五入します。

      • 整数部分が0の数値は、0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数とし、10桁目を四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1.12345678944

      1.123456789

      小数点10桁を四捨五入

      0.0001234567894444

      0.000123456789

      0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数として四捨五入

  • 日付について

    • 日付として扱えるもっとも古い日付は「1900年1月1日」です。

    • 日付として扱えるもっとも新しい日付は「9999年12月31日」です。

    • 日付型のデータは、セルの書式設定にしたがって以下のように読み取ります。

      • 書式設定で日付だけを表示している場合、日付だけを読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601の日付の形式(yyyy-MM-dd)で出力します。

      • 書式設定で日付に加え時刻を表示している場合、日付と時刻を読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601に似た日付-時刻の形式(yyyy-MM-dd HH:mm:ss)で出力します。

  • 以下の設定の読み取りはサポートしていません。

    • 行および列の設定・振り仮名・コメント・改行・グラフ・クリップアート・図形・画像・マクロ・添付データ・ハイパーリンク

    • セルの書式設定の表示形式のうち、標準・数値・日付・文字列以外の形式(ユーザー定義など)

  • 複数の範囲が設定された定義済み範囲について

    • 1つの定義済み範囲に対して複数の範囲が設定されている場合、最初に出現した範囲のみ読み取りを行います。

  • 印刷範囲(Print_Area)について

    • 複数のシートに印刷範囲(Print_Area)が定義されていた場合、ブックに含まれる一番後ろのシートの印刷範囲を取得します。

  • パスワードが設定されているファイルについて

    • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルからデータを読み取ることはできません。

  • セルの数式を読み取るについて

    • Excelブックから数式を読み取ることはできません。

  • ファイルサイズが大きいExcelファイルの取り扱いについて

    • ファイルサイズが大きいExcelファイルをファイルに指定した場合、OutOfMemoryErrorが発生したり、ファイル内容の解析に時間がかかり画面上での操作が遅くなったりすることがあります。

      その場合は、ファイルに指定する値をスクリプト変数などの変数にすることで、回避することができます。

セル指定読み取り処理

仕様制限

  • 数式が設定されているセルの数値読み取りについて

    • 表示形式が「数値」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、書式に設定されている「小数点以下の桁数」まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 設定されている「小数点以下の桁数」を超える小数点以下の桁の値は四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      (小数点以下の桁数)

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      (2桁)

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      (10桁)

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      12345.123

      (2桁)

      12345.12

      「小数点以下の桁数」を超える桁を四捨五入

    • 表示形式が「標準」のセルの数式の結果値は、Excelの仕様と同様の有効桁数15桁の範囲の中で、小数点以下は9桁まで読み取ります。

      • 有効桁数を超える桁の値は四捨五入します。

      • 整数部分が0ではない数値は、小数点10桁を四捨五入します。

      • 整数部分が0の数値は、0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数とし、10桁目を四捨五入します。

      例:

      数式の結果値

      読み取り値

      読み取り方法

      1234567890123456.123

      1234567890123460

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1234567890.1234567

      1234567890.12346

      有効桁数を超える桁を四捨五入

      1.12345678944

      1.123456789

      小数点10桁を四捨五入

      0.0001234567894444

      0.000123456789

      0以外の値が出現した小数点以下の桁から9桁を有効桁数として四捨五入

  • 日付について

    • 日付として扱えるもっとも古い日付は「1900年1月1日」です。

    • 日付として扱えるもっとも新しい日付は「9999年12月31日」です。

    • 日付型のデータは、セルの書式設定にしたがって以下のように読み取ります。

      • 書式設定で日付だけを表示している場合、日付だけを読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601の日付の形式(yyyy-MM-dd)で出力します。

      • 書式設定で日付に加え時刻を表示している場合、日付と時刻を読み取ります。データはタイムゾーンを含まないISO8601に似た日付-時刻の形式(yyyy-MM-dd HH:mm:ss)で出力します。

  • 以下の設定の読み取りはサポートしていません。

    • 数式・行および列の設定・振り仮名・コメント・改行・グラフ・クリップアート・図形・画像・マクロ・添付データ・ハイパーリンク

    • セルの書式設定の表示形式のうち、標準・数値・日付・文字列以外の形式(ユーザー定義など)

  • パスワードが設定されているファイルについて

    • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルからデータを読み取ることはできません。

  • 入力規則が設定してあるセルについて

    • Excel 2003ブックで、入力規則が設定してあるセルに、「入力規則」の「入力時メッセージ」「エラーメッセージ」のデータがnullに設定されている場合、ArrayIndexOutOfBoundsExceptionが発生する場合があります。

      その場合は、ブックのセルに対する「入力規則」のダイアログを開き、「OK」ボタンを押下後に保存することで回避することができます。

    • Excel 2003ブックで、セルの入力規則に「ユーザー設定」を選択し、かつ数式に関数を設定したシートの読み取りを行うとエラーが発生する場合があります。

  • ファイルサイズが大きいExcelファイルの取り扱いについて

    • ファイルサイズが大きいExcelファイルをファイルに指定した場合、OutOfMemoryErrorが発生したり、ファイル内容の解析に時間がかかり画面上での操作が遅くなったりすることがあります。

      その場合は、ファイルに指定する値をスクリプト変数などの変数にすることで、回避することができます。

シート名一覧取得処理

仕様制限

  • パスワードが設定されているファイルについて

    • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルからデータを読み取ることはできません。

書き込み処理

仕様制限

  • 入力スキーマのcolumn要素にnullを入力した際の動作は、以下のとおりです。

    • 書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れない場合

      • 書き込み先のセルに値があれば、書き込みを行いません。

      • 書き込み先のセルに値がなければ、表示形式が「標準」の空文字としてセルに書き込みを行います。

    • 書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れた場合

      • 入力スキーマがXML型となるため、空文字としてセルに書き込みを行います。

  • 表示形式が「日付」のセルに文字列型の入力データを書き込む場合、以下の日付フォーマット形式でフォーマットされたデータを使用してください。

    フォーマット

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSZZ

    2007-05-10T15:32:12.708+0900

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSS

    2007-05-10T15:32:12.708

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZZ

    2007-05-10T15:32:12+0900

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss

    2007-05-10T15:32:12

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm

    2007-05-10T15:32

    yyyy-MM

    2007-05

    yyyy/M/d K:m a

    2007/5/10 3:32 午後

    yyyy/M/d H:m:s

    2007/05/10 15:32:12

    yyyy/M/d H:m

    2007/05/10 15:32

    yyyy/M/d

    2007/05/10

    yyyy年M月d日H時m分s秒

    2007年05月10日15時32分12秒

    yyyy年M月d日H時m分

    2007年05月10日15時32分

    yyyy年M月d日H時

    2007年05月10日15時

    yyyy年M月d日H:m:s

    2007年05月10日15:32:12

    yyyy年M月d日H:m

    2007年05月10日15:32

    yyyy年M月d日 H時m分s秒

    2007年05月10日 15時32分12秒

    yyyy年M月d日 H時m分

    2007年05月10日 15時32分

    yyyy年M月d日 H時

    2007年05月10日 15時

    yyyy年M月d日 H:m:s

    2007年05月10日 15:32:12

    yyyy年M月d日 H:m

    2007年05月10日 15:32

    yyyy年M月d日

    2007年05月10日

    yyyy年M月

    2007年05月

  • 列一覧/書式設定書き込み先の書式を利用するが選択されている際に、書き込み先のセルの日付フォーマットが以下の場合には、日付型のデータを書き込んでも表示形式が「日付」になりません。

    日付フォーマットの型

    表示例

    備考

    m"月"d"日";@

    3月14日

     

    [$-411]ggge"年"m"月"d"日";@

    平成13年3月14日

     

    [$-411]ge.m.d;@

    h13.3.14

     

    [$-409]yyyy/m/d h:mm AM/PM;@

    13/3/14 1:30 PM

    書き込み先のセルにデータが入っている場合は日付として書き込むことができます。

    注意

    ユーザー定義の表示形式は未検証となります。

  • 時分秒フォーマットの入力データは、表示形式が「日付」ではなく「標準」で書き込まれます。

  • 書き込み処理後、セルの表示形式が確定されずに書き込まれる場合があります。

  • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルに書き込むことはできません。

  • ファイルサイズが大きいExcelファイルをファイルに指定した場合、OutOfMemoryErrorが発生したり、ファイル内容の解析に時間がかかり画面上での操作が遅くなったりすることがあります。

    その場合は、ファイルに指定する値をスクリプト変数などの変数にすることで、回避することができます。

  • 数式の書き込みはサポートしていません。

  • デジタル署名が追加されたExcelファイルへの書き込みはサポートしていません。

  • シートの保護が設定されているExcelファイルに書き込み処理を実行すると書き込みが行われ、パスワードが設定されている場合、パスワードは保持されます。

  • 「Excel書式生成」ロジックで背景色を指定した場合、塗りつぶしの背景色以外の要素には既定の値が設定されます。

  • Excel 2003ブックで、表示形式が「標準」のセルに数値を書き込んだ場合、数値が文字列として書き込まれ、エラーチェックが表示されます。

    表示形式が「数値」のセルでも、書き込み対象のセルに値が入っていない場合、エラーチェックが表示されることがあります。

    これらの場合、書き込み先のセルに数値を入れておくことで、数値として書き込むことができます。

  • Excel 2003ブックで、値が入っていないセルに書き込みを行う場合、セルのフォント情報が取得できず、フォント「Arial」・フォントサイズ「10」で書き込まれることがあります。

    この場合、書き込み先のセルに値を入れておくことで、書き込み先のセルのフォント情報を使用して書き込むことができます。

  • Excel 2003ブックで、以下4つの条件をすべて満たす場合、「Excel書式生成」ロジックで書式を指定しても書き込み先のセルに反映されません。

    • 以下のいずれかに該当する

      • 列一覧/書式設定書き込み先の書式を利用するまたは書き込み開始行の書式を利用するを選択している

      • 挿入にチェックを入れている

    • 書き込み先セルにコメントが挿入されている

    • 書き込み先セルに値が入っていない

    • 書き込み先セルに書式が何も設定されていない

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、書き込みパスワードが設定されているブックに書き込み処理を実行すると、書き込みが行われパスワードは削除されます。

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したファイル内のすべてのセルについて、以下の書式は、セル全体の書式設定に変更されます。

    • フォント名

    • フォントスタイル

    • フォントサイズ

    • 下線

    • フォントの色

    • 文字飾り

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したExcel 2003ブック内の以下の設定は書き込み時に消失します。

    • テキストボックス

    • オートシェイプ

    • ピボットテーブル

    • ラベル

    • グループボックス

    • チェックボックス

    • オプションボタン

    • リストボックス

    • スクロールバー

    • スピンボタン

    • ワードアート

    • オートフィルタ

    • セルの書式設定で指定された斜め罫線

    • シート見出しの色

    • 範囲の編集の許可

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したファイル内のセルに「選択範囲内で中央」の設定がされていた場合、書き込み時に表示形式が「標準」に変更されます。

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、Excel 2003ブックの最大行(65536行)を超えた行にデータを挿入することはできません。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、書き込みパスワードが設定されているブックに書き込み処理を実行すると、書き込みが行われパスワードは保持されます。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、セルに文字列を書き込むと、そのセルの表示形式は「文字列」になります。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、列一覧に列を指定せずに1行目に列名を挿入にチェックを入れて実行することができません。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、先頭に「+」(半角プラス記号)がある数値を書き込むと、文字列として書き込まれブックが破損した状態になります。

セル指定書き込み処理

仕様制限

  • 入力スキーマのcolumn要素にnullを入力した際の動作は、以下のとおりです。

    • 書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れない場合

      • 書き込みを行いません。

    • 書式・コメントをMapperで指定して書き込むにチェックを入れた場合

      • 入力スキーマがXML型となるため、空文字としてセルに書き込みを行います。

  • 入力データが複数行の場合、1行目のデータを書き込みます。

  • 表示形式が「日付」のセルに文字列型の入力データを書き込む場合、以下の日付フォーマット形式でフォーマットされたデータを使用してください。

    フォーマット

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSSZZ

    2007-05-10T15:32:12.708+0900

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss.SSS

    2007-05-10T15:32:12.708

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ssZZ

    2007-05-10T15:32:12+0900

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss

    2007-05-10T15:32:12

    yyyy-MM-dd'T'HH:mm

    2007-05-10T15:32

    yyyy-MM

    2007-05

    yyyy/M/d K:m a

    2007/5/10 3:32 午後

    yyyy/M/d H:m:s

    2007/05/10 15:32:12

    yyyy/M/d H:m

    2007/05/10 15:32

    yyyy/M/d

    2007/05/10

    yyyy年M月d日H時m分s秒

    2007年05月10日15時32分12秒

    yyyy年M月d日H時m分

    2007年05月10日15時32分

    yyyy年M月d日H時

    2007年05月10日15時

    yyyy年M月d日H:m:s

    2007年05月10日15:32:12

    yyyy年M月d日H:m

    2007年05月10日15:32

    yyyy年M月d日 H時m分s秒

    2007年05月10日 15時32分12秒

    yyyy年M月d日 H時m分

    2007年05月10日 15時32分

    yyyy年M月d日 H時

    2007年05月10日 15時

    yyyy年M月d日 H:m:s

    2007年05月10日 15:32:12

    yyyy年M月d日 H:m

    2007年05月10日 15:32

    yyyy年M月d日

    2007年05月10日

    yyyy年M月

    2007年05月

  • セル設定/書式設定書き込み先の書式を利用するが選択されている際に、書き込み先のセルの日付フォーマットが以下の場合には、日付型のデータを書き込んでも表示形式が「日付」になりません。

    日付フォーマットの型

    表示例

    備考

    m"月"d"日";@

    3月14日

     

    [$-411]ggge"年"m"月"d"日";@

    平成13年3月14日

     

    [$-411]ge.m.d;@

    h13.3.14

     

    [$-409]yyyy/m/d h:mm AM/PM;@

    13/3/14 1:30 PM

    書き込み先のセルにデータが入っている場合は日付として書き込むことができます。

    注意

    ユーザー定義の表示形式は未検証となります。

  • 時分秒フォーマットの入力データは、表示形式が「日付」ではなく「標準」で書き込まれます。

  • 書き込み処理後、セルの表示形式が確定されずに書き込まれる場合があります。

  • パスワードを使用して暗号化されているExcelファイルに書き込むことはできません。

  • デジタル署名が追加されたExcelファイルへの書き込みはサポートしていません。

  • シートの保護が設定されているExcelファイルに書き込み処理を実行すると書き込みが行われ、パスワードが設定されている場合、パスワードは保持されます。

  • 「Excel書式生成」ロジックで背景色を指定した場合、塗りつぶしの背景色以外の要素には既定の値が設定されます。

  • Excel 2003ブックで、表示形式が「標準」のセルに数値を書き込んだ場合、数値が文字列として書き込まれ、エラーチェックが表示されます。

    表示形式が「数値」のセルでも、書き込み対象のセルに値が入っていない場合、エラーチェックが表示されることがあります。

  • Excel 2003ブックで、値が入っていないセルに書き込みを行う場合、セルのフォント情報が取得できず、フォント「Arial」・フォントサイズ「10」で書き込まれることがあります。

    この場合、書き込み先のセルに値を入れておくことで、書き込み先のセルのフォント情報を使用して書き込むことができます。

  • Excel 2003ブックで、以下4つの条件をすべて満たす場合、「Excel書式生成」ロジックで書式を指定しても書き込み先のセルに反映されません。

    • セル設定/書式設定書き込み先の書式を利用するを選択している

    • 書き込み先セルにコメントが挿入されている

    • 書き込み先セルに値が入っていない

    • 書き込み先セルに書式が何も設定されていない

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、書き込みパスワードが設定されているブックに書き込み処理を実行すると、書き込みが行われパスワードは削除されます。

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したファイル内のすべてのセルについて、以下の書式は、セル全体の書式設定に変更されます。

    • フォント名

    • フォントスタイル

    • フォントサイズ

    • 下線

    • フォントの色

    • 文字飾り

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したファイル内の以下の設定は書き込み時に消失します。

    • テキストボックス

    • オートシェイプ

    • ピボットテーブル

    • ラベル

    • グループボックス

    • チェックボックス

    • オプションボタン

    • リストボックス

    • スクロールバー

    • スピンボタン

    • ワードアート

    • オートフィルタ

    • セルの書式設定で指定された斜め罫線

    • シート見出しの色

    • 範囲の編集の許可

  • Excel 2003ブックに書き込みを行う場合、ファイルに指定したファイル内のセルに「選択範囲内で中央」の設定がされていると、書き込み時に表示形式が「標準」に変更されます。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、書き込みパスワードが設定されているブックに書き込み処理を実行すると、書き込みが行われパスワードは保持されます。

  • Excelブックに書き込みを行う場合、先頭に「+」(半角プラス記号)がある数値を書き込むと、文字列として書き込まれブックが破損した状態になります。

ブックとシートの保護処理

仕様制限

  • Excelブックのみ対応しています。

  • 書き込みパスワードを設定するおよびシートとロックされたセルの内容を保護するのチェックを外した場合、ファイルで指定したExcelブック形式のファイルに対して何も処理しません。

  • シートのすべてのユーザーに許可する操作で、ロックされたセル範囲の選択にチェックを入れた場合、ロックされていないセル範囲の選択にもチェックを入れる必要があります。

  • ファイルで指定したExcelブック形式のファイルに書き込みパスワードが設定されている場合、ユーザー名および書き込みパスワードで指定した値で上書きされます。

  • シート名で指定したシートが保護されている場合、シートの保護を解除するためのパスワードおよびシートのすべてのユーザーに許可する操作で指定した値で上書きされます。

  • 書き込みパスワードおよびシートの保護を解除するためのパスワードで入力可能な文字は以下のとおりです。

    • 半角アルファベット

    • 半角数字

    • 「!」「@」「#」「$」「%」「^」「&」「*」「(」「)」「+」「=」

  • パスワードを使用して暗号化されているExcelブックの保護を行うことはできません。

シート・行・列の表示/非表示処理

仕様制限

  • Excelブックのみ対応しています。

  • 行に対する表示/非表示の設定で、同じシートに対して複数設定した場合、設定順序は行一覧/開始行の昇順でソートされます。行一覧/開始行の値が同じ場合、行一覧/終了行の昇順でソートされます。

  • 列に対する表示/非表示の設定で、同じシートに対して複数設定した場合、設定順序は列一覧/開始列の昇順でソートされます。列一覧/開始列の値が同じ場合、列一覧/終了列の昇順でソートされます。

  • 列幅が設定されていない列に対して表示、または非表示を行った場合、既定の列幅とは異なる列幅が設定されます。

  • パスワードを使用して暗号化されているExcelブックの表示/非表示を設定することはできません。

シート名の変更処理

仕様制限

  • Excelブックのみ対応しています。

  • シート一覧に複数の設定をした場合、順に処理を行います。

    • 例:「Sheet1」「Sheet2」の2つのシートが存在する場合、以下の順でリネームができます。

      1. 「Sheet2」→「Sheet3」

      2. 「Sheet1」→「Sheet2」

      逆に、以下の順で設定した場合は「Sheet2」が先に重複するためエラーとなります。

      1. 「Sheet1」→「Sheet2」

      2. 「Sheet2」→「Sheet3」

シートのコピー処理

仕様制限

  • Excelブックのみ対応しています。

  • マクロのコピーには対応していません。ただし、マクロが登録されているオートシェイプはそのままコピーします。このため、コピー先に同名のマクロが既に存在していた場合には、オートシェイプからそのマクロを実行できる可能性があります。

  • ピボットテーブルのコピーには対応していません。ブックが破損する場合があります。

  • 外部参照(リンク)のコピーには対応していません。ブックが破損する場合があります。

  • シート一覧に複数の設定をした場合、順に処理を行います。

  • ブック内のすべての文字列をメモリ上に保持します。このため、大容量データのブックを扱う場合にはメモリ領域を大きくする必要があります。

シートの削除処理

仕様制限

  • Excelブックのみ対応しています。

  • シート一覧に複数の設定をした場合、順に処理を行います。

  • 全てのシートを削除することはできません。1つ以上の非表示ではないシートを残す必要があります。

Excel読み取りウィザード

仕様制限

  • HULFT Square Designerが稼働するOSにサポートバージョンに含まれるバージョンのMicrosoft Office Excelがインストールされている必要があります。

  • 複数バージョンのExcelアプリケーションがインストールされている場合、最後にインストールされたバージョンのExcelアプリケーションがExcelウィザードで起動されます。

  • Excel読み取りウィザードで起動するExcelファイルは、HULFT Square ストレージから一時的にコピーされたものです。

    そのため、Excelウィザードで起動したExcelファイルの内容を変更しても、HULFT Square ストレージ上にあるExcelファイルは更新されません。

  • Excelウィザードから起動したExcelアプリケーションで別のExcelファイルを開いた場合、ウィザードの終了と同時にそのブックも閉じます。

  • 「読み取り範囲の選択」ダイアログで値が空のセルを選択した場合、セルの書式設定が取得できずに対象のセルと異なる型が列一覧に設定されることがあります。その場合、を手動で設定してください。

注意事項

  • 「Excel読み取りウィザード」はVBAを使用したExcelアドインです。ウィザードの起動に失敗する場合、Excel VBAをインストールしていない可能性があります。

    = 備考 =

    Excel VBAの追加インストール方法などについては、Excelのドキュメントを参照してください。

  • 「Excel読み取りウィザード」アドインではMicrosoft XML, v6.0 (MSXML 6)を参照しています。Microsoft Visual Basic コンパイルエラーが発生する場合、MSXML 6をインストールしていない可能性があります。

    = 備考 =

    MSXML 6の追加インストール方法などについては、Microsoftのダウンロードサイトを参照してください。

  • 「Excel読み取りウィザード」設定画面の取消しボタン押下後、以下の操作で「Excel読み取りウィザード」設定画面を再表示できます。

    • 2021/2019/2016/2013の場合

      「アドイン」タブの「Excel Wizard」から「Excel読み取りウィザードの起動」を押下します。

Excel書き込みウィザード

仕様制限

  • HULFT Square Designerが稼働するOSにサポートバージョンに含まれるバージョンのMicrosoft Office Excelがインストールされている必要があります。

  • 複数バージョンのExcelアプリケーションがインストールされている場合、最後にインストールされたバージョンのExcelアプリケーションがウィザードで起動されます。

  • Excel書き込みウィザードで起動するExcelファイルは、HULFT Square ストレージから一時的にコピーされたものです。

    そのため、Excelウィザードで起動したExcelファイルの内容を変更しても、HULFT Square ストレージ上にあるExcelファイルは更新されません。

  • Excelウィザードから起動したExcelアプリケーションで別のExcelファイルを開いた場合、ウィザードの終了と同時にそのブックも閉じます。

  • 「書き込み範囲の選択」ダイアログで値が空のセルを選択した場合、セルの書式設定が取得できずに対象のセルと異なる型が列一覧に設定されることがあります。その場合、を手動で設定してください。

注意事項

  • 「Excel書き込みウィザード」はVBAを使用したExcelアドインです。ウィザードの起動に失敗する場合、Excel VBAをインストールしていない可能性があります。

    = 備考 =

    Excel VBAの追加インストール方法などについては、Excelのドキュメントを参照してください。

  • 「Excel書き込みウィザード」アドインではMicrosoft XML, v6.0 (MSXML 6)を参照しています。Microsoft Visual Basic コンパイルエラーが発生する場合、MSXML 6をインストールしていない可能性があります。

    = 備考 =

    MSXML 6の追加インストール方法などについては、Microsoftのダウンロードサイトを参照してください。

  • 「Excel書き込みウィザード」設定画面の取消しボタン押下後、以下の操作で「Excel書き込みウィザード」設定画面を再表示できます。

    • 2021/2019/2016/2013の場合

      「アドイン」タブの「Excel Wizard」から「Excel書き込みウィザードの起動」を押下します。