フォーマット情報
配信するファイルのフォーマットを登録します。
登録できる項目数は1000項目で、登録できるバイト数は合計19,997バイトまでです。
項目名から項目タイプまでが1項目です。
登録方法は2通りあります。
-
フォーマット情報更新画面を使用して登録
⇒「フォーマット情報を操作する」を参照
-
定義カードを指定し、管理情報バッチ登録プログラム(XRSYSINF)を使用して登録
⇒「各管理情報の登録、変更」を参照
(1) 項目一覧
以下の表の「省略」はHULFT管理画面で登録する場合の省略の可否です。バッチ登録の場合、省略の可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。
バッチ登録する場合の省略の可否については「各管理情報の登録、変更」を参照してください。
項目名 |
省略時の値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
|
---|---|---|---|---|---|
画面 |
ファイル |
||||
フォーマットID |
FMTID |
|
英数字 |
× |
50バイト以内 |
項目名 |
FORMAT DEF |
|
英数字 |
× |
16バイト以内 |
開始位置 |
|
1~9999 |
○ |
|
|
バイト数 |
|
1~9999 |
× |
|
|
小数部桁数 |
|
0~9 |
○ |
|
|
項目タイプ |
|
X、B、P、N、M、9、F、I、S |
× |
|
|
コメント |
COMMENT |
|
英数字、半角カナ |
○ |
60バイト以内 |
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
(2) 各項目の設定
フォーマット情報で設定する各項目について説明します。()内は管理情報バッチ登録プログラム使用時に指定する定義カードの項目名です。
- フォーマットID(FMTID)
-
登録したフォーマットを認識するためのID
このフォーマットIDと以下の項目の設定値が関連付けされます。
-
配信管理情報のM/フォーマットID(FMTID)
-
マルチフォーマット情報のデフォルトフォーマットID(DEFAULT-FMTID)とフォーマットID(MFORMAT DEF~DEFNED)
-
- 項目名(FORMAT DEF~DEFEND)
-
項目を認識する名称
- 開始位置(FORMAT DEF~DEFEND)
-
当該項目の開始位置
項目の開始位置(レコードの先頭から何バイト目か)を指定します。
省略すると、1つ前の項目の開始位置とバイト数を足した値になります(自動計算)。
- バイト数(FORMAT DEF~DEFEND)
-
当該項目のバイト数
- 小数部桁数(FORMAT DEF~DEFEND)
-
当該項目の小数部桁数
項目が数値データで小数部桁数がある場合に指定します。
- 項目タイプ(FORMAT DEF~DEFEND)
-
当該項目のデータタイプ
- X
-
: キャラクタタイプ
- B
-
: バイナリタイプ
- P
-
: サイン付内部10進数
- N
-
: 2バイト表示文字
- M
-
: 可変長文字(2バイトコードはシフトコードで囲まれている)
- 9
-
: サイン無外部10進数
- F
-
: 浮動小数点タイプ
- I
-
: イメージタイプ(無変換)
- S
-
: サイン付外部10進数
項目タイプの詳細は、以下のとおりです。
表2.10 項目タイプの詳細
項目タイプ
サイズ
(バイト)
項目説明
X
キャラクタタイプ
1~9999
EBCDICコードのみの文字データ形式。
2バイトコードが含まれていてはいけません。
B
バイナリタイプ
2、4、8
符号付きの整数の数値データ形式。
P
サイン付内部10進数
1~10
符号付きのパック形式の10進数データ形式。
ただし、18桁までしか扱えません
N
2バイト表示文字
2~9998
シフトコードがない2バイトコードのみの文字データ形式。
EBCDICコードが含まれていてはいけません。偶数バイトしか扱えません。
Mainframeまたはオフコンの場合、シフトコードを含まない2バイトコードのときに使用します。
M
可変長文字
1~9999
EBCDICコードと2バイトコードが混在する文字データ形式。
Mainframeまたはオフコンの場合、2バイトコードはシフトコードで囲まれている必要があります。
9
サイン無外部10進数
1~18
符号を持たないゾーン形式の10進数データ形式。
F
浮動小数点タイプ
4、8
符号付きの浮動小数点データ形式。
MainframeはIBMフォーマット、その他の機種はIEEEフォーマットの浮動小数形式をサポートします。
I
イメージタイプ
1~9999
無変換を表すデータ形式。
S
サイン付外部10進数
1~18
符号付きのゾーン形式の10進数データ形式。
項目タイプごとのコード変換規則の詳細は、「コード変換 マニュアル」を参照してください。
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-
フォーマットに対するコメント
(3) 設定時の注意点
項目名
1つのフォーマット情報に、同じ項目名を設定できません。
開始位置
開始位置(FORMAT DEF~DEFEND)を入力しない場合、1つ前に設定している項目の開始位置(FORMAT DEF~DEFEND)とバイト数(FORMAT DEF~DEFEND)を自動計算して設定します。
自動計算を行った場合も開始位置(FORMAT DEF~DEFEND)が“9999”を超える情報を登録できません。