受信可能通知
受信可能通知は、受信可能状態になったことを詳細ホスト情報に登録されているすべてのホストに通知します。
この「受信可能通知」は「再送要求」と同じもので、すべてのホストに対して再送要求を行うことで通知を可能とします。
受信可能通知(再送要求)プログラムを起動するには、あらかじめ集信プログラムと相手側の配信と要求受付プログラムを起動しておく必要があります。
システム動作環境設定ファイルに記述した自ホストが、詳細ホスト情報に登録されていても、自ホストに対しては再送要求を発行しません。
(1) 受信可能通知(再送要求)プログラム
プログラム名
XRRSNDRQ
XRSYSIN定義カード
HULFTシステムの動作環境を設定します。設定内容の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」のシステム動作環境の説明を参照してください。
定義カードの形式
HOST-NAME=自ホスト名 DOMAIN=自ドメイン名 RETRY=接続エラー時のリトライ回数 HSTCHA=自ホスト名または自ドメイン名の小文字、大文字選択 TIMEOUT=ソケットリード待ち時間 TCPIP=TCP/IPのアドレススペース名 OPLSELECT=操作ログ出力選択(*1) SNDSOCKSIZE=ソケット送信バッファサイズ RCVSOCKSIZE=ソケット受信バッファサイズ
*1 |
: |
操作ログ出力機能を使用する場合は、操作ログ関連の設定が必要です。詳細は「操作ログの動作設定」を参照してください。 |
XRCARD定義カード
DDステートメントで“DUMMY”を指定します。
JCL例
//XRRSNDRQ JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //XRRSNDRQ EXEC PGM=XRRSNDRQ,REGION=4096K //STEPLIB DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR //XRFILE DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR //XRHOST DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR //XRSYSIN DD DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM),DISP=SHR //IPGET DD DSN=HULFT.HOSTS.LOCAL,DISP=SHR //*SYSTCPD DD DSN=TCPIVP.TCPPARMS(TCPDATA),DISP=SHR //SYSOUT DD SYSOUT=* //XRCARD DD DUMMY //
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
STEPLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
XRFILE |
HULFT.FILE |
集配信管理ファイル |
XRHOST |
HULFT.HOST |
詳細ホスト情報ファイル |
XRSYSIN |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
システム動作環境設定ファイル |
IPGET |
HULFT.HOSTS.LOCAL |
IP管理ファイル |
SYSTCPD |
TCPIVP.TCPPARMS(TCPDATA) |
TCPIP.DATAデータセット |