導入支援JCLの生成で使用されるプログラム
導入支援JCL生成プログラム(XRJCLGEN)の実行用JCLでは、以下のプログラムを使用します。
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導入支援JCL生成プログラム(XRJCLGEN)
上記のプログラムは、インストーラコマンドを使用しない場合でも、必要に応じて使用できます。
(1) 導入支援JCL生成プログラム
定義カードに記載された情報を元に、導入支援JCLおよび導入支援JCLライブラリを生成します。
プログラム名
XRJCLGEN
XRCRD定義カード
導入支援JCLおよび導入支援JCLライブラリを生成するための定義カードの形式は以下のとおりです。
定義カードの形式
a SERIALNO=xxxxx...xxx b PRODUCTKEY=xxxxx...xxx c [TERMLICENSEKEY=xxxxx...xxx] d [DOMAIN=xxxxx...xxx] e LOAD=xxxxx...xxx f INJCL=xxxxx...xxx INPNLJ=xxxxx...xxx INPNLE=xxxxx...xxx INMSGJ=xxxxx...xxx INMSGE=xxxxx...xxx INPRM=xxxxx...xxx g OUTJCL=xxxxx...xxx,xxxxx OUTPNL=xxxxx...xxx,xxxxx OUTMSG=xxxxx...xxx,xxxxx OUTPRM=xxxxx...xxx,xxxxx h XRLOG=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRLOG1=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRLOG2=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRFILE=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRHOST=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRQUE=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999 XRCNTL=xxxxx...xxx,xxxxx,xxx,9999,9999
定義カードの入力内容
- a. シリアル番号
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製品のシリアル番号を「XXX-XXXX-XXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの15バイトの数字で指定します。省略できません。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの13バイトで指定することもできます。
- b. プロダクトキー
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URL:http://www.hulft.com/から取得した製品のプロダクトキーを「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの29バイトの英数字で指定します。省略できません。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの25バイトで指定することもできます。
- c. 利用期間ライセンスキー
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利用期間ライセンスキーを「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの29バイトの英数字で指定します。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの25バイトで指定することもできます。
- d. 自ドメイン名
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自ドメイン名(相手マシンへ通知する自ホスト名)を50バイト以内で指定します。
- e. HULFTロードモジュールライブラリ
-
HULFTロードモジュールライブラリ(導入先ファイル)を指定します。省略できません。
ライブラリ名の命名規約については、OSの命名規約に準拠した名前を指定します。
- f. 導入用ライブラリ名
-
HULFTの導入用ライブラリ名を指定します。省略できません。
ライブラリ名の命名規約については、OSの命名規約に準拠した名前を指定します。
- g. 導入先ライブラリ名
-
HULFTの導入先ライブラリ名を指定します。省略できません。
ライブラリ名の命名規約については、OSの命名規約に準拠した名前を指定します。
- h. HULFTシステムファイル名
-
インストール時に創成するHULFTシステムファイルの名前を指定します。省略できません。
HULFTシステムファイル名の命名規約については、OSの命名規約に準拠した名前を指定します。
ファイル名を指定する場合、「.DATA」の分を考慮したバイト数を指定してください。
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先頭1カラム目が「*」の場合はコメント行とみなされ、読み飛ばされます。
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タグと指定値の中にスペースは記載できません、スペース以降はコメントとみなされます。
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レコードの記載開始位置は任意です。
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以下のいずれかの条件にあてはまる場合はエラーとし、後続レコードは読み込まれません。
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不正タグがある場合
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タグの重複がある場合
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指定方法に誤りがある場合
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タグの過不足がある場合
-
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複数レコードにまたがる記載はできません。
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導入先ファイル名を指定する場合、以下の形式で指定してください。
例)OUTJCL=HULFT.V8INS.JCL,HUL001
- OUTJCL=
-
: タグ名
- HULFT.V8INS.JCL
-
: 導入先ファイル名
- HUL001
-
: ボリューム通番
導入先ファイル名とボリューム通番の区切り文字は「,」です。
記載順は上記のとおりとし、順番は変更できません。省略もできません。
-
HULFTシステムファイル名を指定する場合、以下の形式で指定してください。
例)XRLOG=HULFT.V8 TEST.LOG,HUL001,CYL,5[,1]
- XRLOG=
-
: タグ名
- HULFT.V8 TEST.LOG
-
: HULFTシステムファイル名
- HUL001
-
: ボリューム通番
- CYL
-
: 容量単位[CYL|TRK]
- 5
-
: 一次要求量(1~9999)
- 1
-
: 増分量(0~9999)
省略した場合は、"0"が設定されます。
HULFTシステムファイル名とボリューム通番の区切り文字は「,」です。
記載順は上記のとおりとし、順番は変更できません。
JCL例
[雛形JCL : HULFT.JCL(XRJCLGEN)]
//XRJCLGEN JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //XRJCLGEN EXEC PGM=XRJCLGEN,REGION=1024K //STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=HULFT.LOAD //WRKINST DD DISP=(NEW,CATLG,DELETE),DSN=HULFT.SETUP.JCL, // UNIT=SYSALLDA,VOL=SER=HUL001, // DCB=(LRECL=80,BLKSIZE=6160,RECFM=FB,DSORG=PO), // SPACE=(CYL,(1,0,10)) //SYSOUT DD SYSOUT=* //SYSUDUMP DD SYSOUT=* //XRCRD DD * SERIALNO=XXXXXXXXXXXXX PRODUCTKEY=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX * TERMLICENSEKEY= DOMAIN=ZOS * LOAD=HULFT.LOAD *--------------------< HULFT INSTALLATION FILE >--------------------- INJCL=HULFT.V8.JCL INPNLJ=HULFT.V8.JPN.PANEL INPNLE=HULFT.V8.ENG.PANEL INMSGJ=HULFT.V8.JPN.MSG INMSGE=HULFT.V8.ENG.MSG INPRM=HULFT.V8.PARMLIB *---------------< HULFT INSTALLATION DESTINATION FILE >-------------- OUTJCL=HULFT.JCL,HUL001 OUTPNL=HULFT.PANEL,HUL001 OUTMSG=HULFT.MSG,HUL001 OUTPRM=HULFT.PARMLIB,HUL001 *-----------------------< HULFT SYSTEM FILE >----------------------- XRLOG=HULFT.LOG,HUL001,CYL,5,1 XRLOG1=HULFT.LOG.PATH1,HUL001,CYL,5,1 XRLOG2=HULFT.LOG.PATH2,HUL001,CYL,5,1 XRFILE=HULFT.FILE,HUL001,CYL,1,1 XRHOST=HULFT.HOST,HUL001,CYL,1,1 XRQUE=HULFT.QUEUE,HUL001,CYL,1,1 XRCNTL=HULFT.SYSCNTL,HUL001,CYL,1,1 //
パラメータ |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
UNIT |
SYSALLDA |
UNIT |
VOL=SER |
HUL001 |
ボリューム名 |
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
STEPLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
WRKINST |
HULFT.SETUP.JCL |
導入支援JCLライブラリ |