STEP4で使用されるプログラム
「STEP4」のJCLでは、以下のプログラムを使用しています。
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システム動作環境設定コンバート(XRPRMCNV)
なお、上記のプログラムは、インストーラコマンドを使用しない場合でも、必要に応じて使用できます。
(1) システム動作環境設定コンバートプログラム
システム動作環境設定の設定内容をXRCRDに記載した情報を元に書き換え、コンバートを行います。
HULFT Ver.8.4.0以降では、以下の条件をすべて満たす場合のみコンバートできます。
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システム動作環境設定の項目のうち、以下の項目のみ指定
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シリアル番号(SERIALNO)
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プロダクトキー(PRODUCTKEY)
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利用期間ライセンスキー(TERMLICENSEKEY)
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自ドメイン名(DOMAIN)
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プログラム名
XRPRMCNV
XRCRD定義カード
システム動作環境設定をコンバートするための定義カードの形式は以下のとおりです。
定義カードの形式
a [SERIALNO=xxxxx...xxx] b [PRODUCTKEY=xxxxx...xxx] c [TERMLICENSEKEY=xxxxx...xxx] d [DOMAIN=xxxxx...xxx]
定義カードの入力内容
- a. シリアル番号
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製品のシリアル番号を「XXX-XXXX-XXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの15バイトの数字で指定します。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの13バイトで指定することもできます。
- b. プロダクトキー
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URL:http://www.hulft.com/から取得した製品のプロダクトキーを「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの29バイトの数字で指定します。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの25バイトで指定することもできます。
- c. 利用期間ライセンスキー
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利用期間ライセンスキーを「XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)入りの29バイトの数字で指定します。
= 備考 =「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」の形式で、「-」(ハイフン)抜きの25バイトで指定することもできます。
- d. 自ドメイン名
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自ドメイン名(相手マシンへ通知する自ホスト名)を50バイト以内で指定します。
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先頭1カラム目が「*」の場合はコメント行とみなされ、読み飛ばされます。
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タグと指定値の中にスペースは記載できません、スペース以降はコメントとみなされます。
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レコードの記載開始位置は任意です。
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以下のいずれかの条件にあてはまる場合はエラーとし、後続レコードは読み込まれません。
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不正タグがある場合
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タグの重複がある場合
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指定方法に誤りがある場合
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タグの過不足がある場合
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複数レコードにまたがる記載はできません。
JCL例
[雛形JCL : HULFT.JCL(XRPRMCNV)]
//XRPRMCNV JOB CLASS=A,MSGCLASS=B //XRPRMCNV EXEC PGM=XRPRMCNV,REGION=1024K //STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=HULFT.LOAD //INPRM DD DISP=SHR,DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM) //OTPRM DD DISP=SHR,DSN=HULFT.PARMLIB(HULPRM) //SYSOUT DD SYSOUT=* //SYSUDUMP DD SYSOUT=* //XRCRD DD * SERIALNO=XXXXXXXXXXXXX PRODUCTKEY=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX * TERMLICENSEKEY= DOMAIN=ZOS //
DD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
STEPLIB |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ |
INPRM |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
移行元のシステム動作環境設定ファイル |
OTPRM |
HULFT.PARMLIB(HULPRM) |
移行先のシステム動作環境設定ファイル |