詳細ホスト情報
配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。
登録方法は2通りあります。
-
以下のいずれかの画面を使用して登録
-
詳細ホスト情報更新(基本)画面
-
詳細ホスト情報更新(拡張)画面
⇒「詳細ホスト情報を操作する」を参照
-
-
定義カードを指定し、管理情報バッチ登録プログラム(XRSYSINF)を使用して登録
⇒「各管理情報の登録、変更」を参照
詳細ホスト情報は省略することができます。省略した場合、TISPに登録されているホスト名を配信管理情報の転送グループIDに指定します。また、設定値として転送コードセット(KCODETYPE)は“S(SHIFT-JIS)”、日本語規格(JIS)は“83(JIS83)”になります。
(1) 項目一覧
以下の表の「省略」はHULFT管理画面で登録する場合の省略の可否です。バッチ登録の場合、省略の可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。
バッチ登録する場合の省略の可否については「各管理情報の登録、変更」を参照してください。
項目名 |
省略時の値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
||
---|---|---|---|---|---|---|
画面 |
ファイル |
|||||
ホスト名 |
HOST |
|
英数字と一部の記号 (*1) |
× |
50バイト以内 |
|
コメント |
COMMENT |
|
英数字、半角カナ |
○ |
60バイト以内 |
|
詳細ホスト情報更新(基本)画面 |
||||||
|
ホスト種 |
HOSTTYPE |
|
H、U、N、W、A、K |
× |
|
転送コードセット |
KCODETYPE |
|
S、J、E、I、K、N、8、G、C |
× |
|
|
日本語規格 |
JIS |
|
78、83 |
× |
(*2) |
|
集信ポートNO. |
RCVPORT |
30000 |
1~65535 |
○ |
|
|
要求受付ポートNO. |
REQPORT |
31000 |
1~65535 |
○ |
|
|
接続形態 |
CONNECTTYPE |
L |
L |
○ |
|
|
ホスト別配信多重度 |
HOSTSPSNUM |
0 |
0~50 |
○ |
|
|
HULFT7通信モード |
HUL7MODE |
N |
Y、N |
○ |
|
|
詳細ホスト情報更新(拡張)画面 |
||||||
|
PROXYサーバ |
LOCAL-PROXY |
|
|
|
(*3) |
PROXYポート NO. |
LOCAL-PROXY-PORT |
40000 |
|
|
(*3) |
|
送信要求・再送要求受付許可 |
SENDPERMIT |
Y |
Y、N |
○ |
|
|
集信後ジョブ結果参照要求受付許可 |
HULJOBPERMIT |
Y |
Y、N |
○ |
|
|
ジョブ実行結果通知受付許可 |
HULSNDRCPERMIT |
Y |
Y、N |
○ |
|
|
リモートジョブ実行受付許可 |
HULRJOBPERMIT |
Y |
Y、N |
○ |
|
|
簡易転送受付許可 |
ALLOWINSTTRANS |
N |
Y、N |
○ |
|
|
ユーザの通知 |
USRNOTIFY |
N |
Y、N |
○ |
|
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
記号は“-(ハイフン)”、“.(ピリオド)”のみ指定可能です。ただし、“-(ハイフン)”を含むホスト名を以下のプログラムの対象ホストとして指定することはできません。
上記のプログラムでホスト名を指定するとき、“-(ハイフン)”が範囲指定の意味を持つためです。 なお、HULFT-HUBを利用する場合、“_(アンダーバー)”を含むホスト名が設定される場合があります。 これはHULFT-HUBがHULFTを管理するために使用するもので、通常の転送ではホスト名に“_(アンダーバー)”を使用できません。 |
*2 |
: |
管理情報バッチ登録プログラム(XRSYSINF)を使用して登録する場合は、省略できます。省略すると、“83”が設定されます。 |
*3 |
: |
HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目のため、HULFTでは値を変更しないでください。 |
(2) 各項目の設定
詳細ホスト情報で設定する各項目について説明します。()内は管理情報バッチ登録プログラム使用時に指定する定義カードの項目名です。
- ホスト名(HOST)
-
配信側または集信側のホスト名
配信する場合、このホスト名と転送グループ情報のホスト名(SERVER DEF~DEFEND)が関連づけられます。
集信する場合、このホスト名と配信側の自ホスト名が関連づけされます。
- コメント(COMMENT)
-
ホストに対するコメント
詳細ホスト情報更新(基本)画面
- ホスト種(HOSTTYPE)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストのOS種別
- H
-
: Mainframe
- U
-
: UNIX、Linux、またはNonStop
- N
-
: WindowsNT系OS
- W
-
: Windows9x系OS
- A
-
: IBM i
- K
-
: 富士通Kシリーズ
- 転送コードセット(KCODETYPE)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストの文字コード
- S
-
: SHIFT-JIS
- E
-
: EUC-JP
- 8
-
: UTF-8
- G
-
: GB18030
- J
-
: JEF
- I
-
: IBM漢字
- K
-
: KEIS
- N
-
: NEC
- C
-
: IBM簡体字
- 日本語規格(JIS)
-
転送コードセット(KCODETYPE)で指定した文字コードのJIS年度
- 78
-
: JIS78
- 83
-
: JIS83(90年度JISにも対応)
- 集信ポートNO.(RCVPORT)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストの集信ポート番号
省略すると、“30000”が設定されます。
- 要求受付ポートNO.(REQPORT)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストの要求受付ポート番号
省略すると、“31000”が設定されます。
- 接続形態(CONNECTTYPE)
-
「ホスト名(HOST)」で指定したホストの接続形態
- L
-
: LAN接続の場合に指定
“L(LAN)”のみ設定できます。
- ホスト別配信多重度(HOSTSPSNUM)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストへの配信多重度
“0”を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行われません。
省略すると、“0”が設定されます。
ホスト別配信多重度には、システム動作環境設定の配信起動タスク数(TASK-CNT)以下の値を設定するようにしてください。
- HULFT7通信モード(HUL7MODE)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストとの通信方法
- Y(有効)
-
: 最初からHULFT7の通信方法で接続する
- N(無効)
-
: まずHULFT8の通信方法で接続し、相手ホストが下位バージョンだった場合はHULFT7の通信方法に切り替える
省略すると、“N(無効)”が設定されます。
詳細ホスト情報更新(拡張)画面
- PROXYサーバ(LOCAL-PROXY)
- PROXYポート NO.(LOCAL-PROXY-PORT)
-
通信を中継するサーバの設定
HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目のため、HULFTでは値を変更しないでください。
- 送信要求・再送要求受付許可(SENDPERMIT)
-
送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否
- Y(許可する)
-
: サービスを受け付ける
- N(拒否する)
-
: サービスの受け付けを拒否する
省略すると、“Y(許可する)”が設定されます。
- 集信後ジョブ結果参照要求受付許可(HULJOBPERMIT)
-
集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否
- Y(許可する)
-
: サービスを受け付ける
- N(拒否する)
-
: サービスの受け付けを拒否する
省略すると、“Y(許可する)”が設定されます。
- ジョブ実行結果通知受付許可(HULSNDRCPERMIT)
-
ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否
- Y(許可する)
-
: サービスを受け付ける
- N(拒否する)
-
: サービスの受け付けを拒否する
省略すると、“Y(許可する)”が設定されます。
- リモートジョブ実行受付許可(HULRJOBPERMIT)
-
リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否
- Y(許可する)
-
: サービスを受け付ける
- N(拒否する)
-
: サービスの受け付けを拒否する
省略すると、“Y(許可する)”が設定されます。
- 簡易転送受付許可(ALLOWINSTTRANS)
-
ホスト名(HOST)で指定したホストからの簡易転送の受付可否
- Y(許可する)
-
: 簡易転送を受け付ける
- N(拒否する)
-
: 簡易転送の受け付けを拒否する
集信側で簡易転送を受け付けるか拒否するかを設定します。
省略すると、“N(拒否する)”が設定されます。
- ユーザの通知(USRNOTIFY)
-
ユーザID(OS)およびユーザID(HULFT管理画面)の接続先ホストへの通知の有無
- Y(通知する)
-
: ユーザIDを通知する
- N(通知しない)
-
: ユーザIDを通知しない
ユーザIDの詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」のユーザの通知の説明を参照してください。
省略すると、“N(通知しない)”が設定されます。
(3) 設定時の注意点
ホスト種
相手ホストの機種がWindowsで、転送時に使用されるコードセットがUTF-8またはGB18030の場合、ホスト種(HOSTTYPE)は“N(WindowsNT系OS)”を指定してください。