リビジョンアップの手順
リビジョンアップの準備作業を終えた後、以下の手順に従ってリビジョンアップの作業を実施してください。
提供ファイル「HULFT8.INSTR.JCL.XSP.TXT」(下記の[JCL例])を参照し、JCLを作成してください。
ユーザ環境に応じて変更が必要な箇所は変更してください。
[JCL例1]
\ JOB INSTALL,LIST=(A,JS) \INSTALL EX LIBE \ FD STEPCAT=DA,FILE=USERCAT \ FD U01=DA,VOL=HUL001,FILE=HULFT.V8.JCL \ FD U02=DA,FILE=HULFT.JCL \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A \ FD COIN=* / RESTORE (REVUP,JCLMADD),IN=U01,OUT=U02,REP / FIN \ JEND
FD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
STEPCAT |
USERCAT |
カタログ簿データセット名 |
U01 |
HULFT.V8.JCL |
HULFT JCLライブラリ(HULFT導入用ファイル) |
U02 |
HULFT.JCL |
HULFT JCLライブラリ(インストール先ファイル) |
パラメータ名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
VOL |
HUL001 |
ボリューム名 |
作成したJCL を実行すると、REVUPとJCLMADDが復元されます。
(2) 復元したJCLから「REVUP」の実行
復元したHULFT JCLライブラリからメンバ名「REVUP」を修正して、実行します。
[JCL例1]
\ JOB REVUP,LIST=(A,JS) \PANEL EX LIBE \ FD STEPCAT=DA,FILE=USERCAT \ FD U01=DA,FILE=HULFT.V8.PANEL \ FD U02=DA,FILE=HULFT.PANEL \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A \ FD COIN=* / RESTORE +,IN=U01,OUT=U02,REP / FIN \MSG EX LIBE \ FD STEPCAT=DA,FILE=USERCAT \ FD U01=DA,FILE=HULFT.V8.MSG \ FD U02=DA,FILE=HULFT.MSG \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A \ FD COIN=* / RESTORE +,IN=U01,OUT=U02,REP / FIN \LOAD EX LIBE \ FD STEPCAT=DA,FILE=USERCAT \ FD U01=DA,FILE=HULFT.V8.LOAD \ FD U02=DA,FILE=HULFT.LOAD \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A \ FD COIN=* / RESTORE +,IN=U01,OUT=U02,REP / FIN \ JEND
FD名 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
STEPCAT |
USERCAT |
カタログ簿データセット名 |
U01 |
HULFT.V8.PANEL |
HULFT PFDパネルライブラリ(HULFT導入用ファイル) |
U02 |
HULFT.PANEL |
HULFT PFDパネルライブラリ(インストール先ファイル) |
U01 |
HULFT.V8.MSG |
HULFT PFDメッセージライブラリ(HULFT導入用ファイル) |
U02 |
HULFT.MSG |
HULFT PFDメッセージライブラリ(インストール先ファイル) |
U01 |
HULFT.V8.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ(HULFT導入用ファイル) |
U02 |
HULFT.LOAD |
HULFTロードモジュールライブラリ(インストール先ファイル) |
-
このJCLを実行すると、現在使用しているHULFTの環境が変更されます。以降の作業項目には、バックアップを使用して行う作業も含まれています。作業を行う前に、「HULFT Ver.8のバックアップ」に従いバックアップを必ず行ってください。
-
HULFTロードモジュールライブラリは、新規メンバが増える場合があるため、既存ライブラリで容量不足が発生する可能性があります。
(3) 外字テーブルの作成または復元
外字テーブルを使用している場合、リビジョンアップ後に外字テーブルを使用できるようにします。
以下のいずれかの方法で外字テーブルを使用可能にします。
モジュール入れ替え作業で、以下のいずれかを行った場合、使用していた外字テーブルを復元または作成する必要があります。
-
HULFTロードモジュールライブラリを新規作成
-
HULFTロードモジュールライブラリ内のメンバを全削除
a) バックアップしたHULFTロードモジュールから復元する方法
リビジョンアップの準備作業で作成したHULFTロードモジュールのバックアップから、外字テーブルを復元してください。復元する外字テーブルについては、以下の外字テーブル一覧を参照してください。
入力コード |
出力コード |
外字テーブル名 |
---|---|---|
JEF |
Shift-JIS |
JTSTBL |
JEF |
EUC-JP |
JTETBL |
JEF |
UTF-8 |
JTU8TBL |
JEF |
IBM漢字 |
JTITBL |
JEF |
KEIS |
JTKTBL |
JEF |
NEC漢字 |
JTNTBL |
Shift-JIS |
JEF |
STJTBL |
EUC-JP |
JEF |
ETJTBL |
UTF-8 |
JEF |
U8TJTBL, U8TJTBL2 |
IBM漢字 |
JEF |
ITJTBL |
KEIS |
JEF |
KTJTBL |
NEC漢字 |
JEF |
NTJTBL |
(4) EBCDICユーザテーブルの再作成
リビジョンアップ前の環境でEBCDICユーザテーブルを作成していた場合は、EBCDICユーザテーブル雛形JCLを使用して新しくEBCDICユーザテーブルを作成してください。
EBCDICユーザテーブル雛形JCLには、リビジョンアップ前の環境でEBCDICユーザテーブルを作成した際に使用した変換テーブルを指定することができます。
詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
常駐プログラムのメモリ使用量についての詳細は、「常駐プログラムのメモリ使用量」を参照してください。
以上でリビジョンアップの作業は終了です。