作業の概要

HULFTの各ライブラリをLIBEでアンロード形式に変換し、媒体に固定長ファイルとして格納して提供しています。

インストールする前に、提供ファイル(固定長形式)をMainframeに転送し、HULFTライブラリ復元プログラム(XRINSTL)を使用してHULFT導入用ファイル(アンロード形式)に復元してください。

提供ファイル(固定長形式)は、提供媒体のHULFTディレクトリ配下に格納されています。

本書では、HULFTの導入に必要なファイルを「HULFT導入用ファイル」と呼びます。

作業の概要を以下に示します。

図2.1 提供媒体からの復元作業

提供ファイルを復元するときに使用するユーティリティおよびファイルは、以下のとおりです。

表2.1 提供ファイルを復元するときに使用するユーティリティ

ユーティリティ

概要

LIBE

ファイルやライブラリをアンロード形式へ変換、またはアンロード形式から復元します。

詳細は「LIBE使用手引書」を参照してください。

XRINSTL

HULFTライブラリを復元するプログラムです。

提供ファイル(固定長形式)を、XSP上でアンロード形式へ変換します。

表2.2 提供ファイルとHULFT導入用ファイル

ファイル

ファイル名

容量(CYL)

HULFTライブラリ復元プログラム作成用JCL

HULFT8.INSTX.V100.JCL

1

提供ファイル(固定長形式)

HULFT.V8INST.JCL

HULFT.V8INST.JPN.PANEL

HULFT.V8INST.JPN.MSG

HULFT.V8INST.PARMLIB

HULFT.V8INST.LOAD

32

HULFT 導入用ファイル(アンロード形式)

HULFT.V8.JCL

HULFT.V8.JPN.PANEL

HULFT.V8.JPN.MSG

HULFT.V8.PARMLIB

HULFT.V8.LOAD

60

HULFTライブラリ復元プログラム

HULFT.INSTL.LOAD

1

= 備考 =
  • 表2.2 のファイルは、以下のいずれかの作業が完了したら削除してください。

    • 新規インストール

    • アップデートインストール

  • 表2.2 のファイルの名前を変更して導入作業を行う場合は、本書で使用するJCLの該当するファイル名を同様に修正してください。