STEP5で使用されるプログラム

「STEP5」のJCLでは、以下のプログラムを使用しています。

 

  • 雛形JCL一括編集プログラム(XRJCLEDT)

 

なお、上記のプログラムは、インストーラコマンドを使用しない場合でも、必要に応じて使用できます。

(1) 雛形JCL一括編集プログラム

指定したライブラリ内の "XR" で始まるメンバすべてを、XRCRDに記載した情報を元に書き換えます。

プログラム名

XRJCLEDT

XRCRD定義カード

雛形JCLを書き換えるための定義カードの形式は以下のとおりです。

定義カードの形式

  a
HULJCL=xxxxx...xxx
  b
[XRLOG=xxxxx...xxx]
[XRLOG1=xxxxx...xxx]
[XRLOG2=xxxxx...xxx]
[XRFILE=xxxxx...xxx]
[XRHOST=xxxxx...xxx]
[XRQUE=xxxxx...xxx]
  c
[XRSYSIN=xxxxx...xxx]
  d
[HULLIB=xxxxx...xxx]
  e
[XREXTLIB=xxxxx...xxx]
  f
[INDD=xxxxx...xxx]
  g
[CATLG=xxxxx...xxx]

定義カードの入力内容

a. 雛形JCLライブラリ名

書き換えを行う雛形JCLライブラリ名を指定します。省略できません。

b. HULFTシステムファイル名

システムファイル名を指定します。

c. システム動作環境設定ファイル名

システム動作環境設定ファイル名を指定します。

d. HULFTロードモジュールライブラリ名

ロードモジュールライブラリ名を指定します。

e. HULFTロードモジュールライブラリ名

外字を使用する場合のロードモジュールライブラリ名を指定します。

f. 要求受付定義ファイル名

要求受付定義ファイル名を指定します。

g. カタログ簿データセット名

カタログ簿データセット名を指定します。

注意

以下のすべてを省略した場合は、エラーとなります。必ず1つ以上指定してください。

  • b. HULFTシステムファイル名

  • c. システム動作環境設定ファイル名

  • d. HULFTロードモジュールライブラリ名

  • e. HULFTロードモジュールライブラリ名

  • f. 要求受付定義ファイル名

  • g. カタログ簿データセット名

= 備考 =
  • 先頭1カラム目が「*」の場合はコメント行とみなされ、読み飛ばされます。

  • タグと指定値の中にスペースは記載できません、スペース以降はコメントとみなされます。

  • レコードの記載開始位置は任意です。

  • 以下のいずれかの条件にあてはまる場合はエラーとし、後続レコードは読み込まれません。

    • 不正タグがある場合

    • タグの重複がある場合

    • 指定方法に誤りがある場合

    • タグの過不足がある場合

  • 複数レコードにまたがる記載はできません。

JCL例

[雛形JCL : HULFT.JCL(XRJCLEDT)]

\         JOB  XRJCLEDT,LIST=(A,JS)
\XRJCLEDT EX   XRJCLEDT,RSIZE=1024K,OPT=DUMP
\         FD   PRGLIB=DA,FILE=HULFT.LOAD
\         FD   LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A
\         FD   SYSUDUMP=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A
\         FD   XRCRD=*
HULJCL=HULFT.JCL
XRLOG=HULFT.LOG
XRLOG1=HULFT.LOG.PATH1
XRLOG2=HULFT.LOG.PATH2
XRFILE=HULFT.FILE
XRHOST=HULFT.HOST
XRQUE=HULFT.QUEUE
XRSYSIN=HULFT.PARMLIB(HULPRM)
HULLIB=HULFT.LOAD
XREXTLIB=HULFT.LOAD
INDD=HULFT.PARMLIB(HULAPT)
CATLG=USERCAT
\*
\         JEND

FD名

項目名

説明

PRGLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリ