要求受付プログラムに関するメモリ使用量


<第4版からの改訂内容>

改訂日

改訂内容

2024年3月5日

新規追加


 

HULFTの要求受付プログラムに関するメモリ使用量の計算方法を以下に示します。

注意
  • ここで示す計算方法は目安です。また、運用環境により算出されたメモリ使用量と実際のメモリ使用量は異なる可能性があります。

  • 要求受付プログラムについて、送信要求の転送方法はワークファイル転送を使用して値を算出しています。

要求受付プログラムのメモリ使用量(単位:KB)は、以下の式で計算します。

 

使用域の計算式

要求受付プログラムの使用域のメモリ使用量=a+b

 

代入値はそれぞれ以下の式で計算します。

表D.5 使用域の計算式の代入値

 

 

基本域

備考

a

起動時

5,172KB

固定値

b

 

送信要求

(同時に要求受付が実行される数×528KB)+400KB

 

再送要求

(同時に要求受付が実行される数×48KB)+128KB

 

リモートジョブ実行

同時に要求受付が実行される数×152KB

 

マネジャー接続

(同時に要求受付が実行される数×4800KB)+256KB

 

 

算出例1

送信要求で「同時に要求受付が実行される数」が“4”の場合、要求受付プログラムのメモリ使用量の計算式は以下となります。

要求受付プログラムのメモリ使用量(使用域)

 

a:5,172KB

b:((4×528)+400)KB

 

上記の計算の結果、要求受付プログラムに関するメモリ使用量は以下となります。

使用域のメモリ使用量:a+b=7,684KB

 

 

算出例2

マネジャー接続で「同時に要求受付が実行される数」が“3”の場合、要求受付プログラムのメモリ使用量の計算式は以下となります。

要求受付プログラムのメモリ使用量(使用域)

 

a:5,172KB

b:((3×4,800)+256)KB

 

上記の計算の結果、要求受付プログラムに関するメモリ使用量は以下となります。

使用域のメモリ使用量:a+b=19,828KB