集信業務の登録方法

(1) 集信処理を行うための登録情報

集信処理を行う場合、あらかじめ管理情報を集配信管理ファイルに登録しておく必要があります。管理情報の各項目の詳細は、「オペレーション マニュアル」を参照してください。どのような情報を登録するかの概略と各情報の関連を図2.15 で説明します。

図2.15 集信管理のための登録情報

1) 集信管理情報

集信業務の管理情報の中で、中心となる情報です。集信側ホストの集信管理情報のファイルIDは、配信側ホストの配信管理情報のファイルIDと対応させて登録する必要があります。集信管理情報には、集信ファイルの属性や転送条件などの集信処理に必要な情報を登録します。

2) ジョブ起動情報

集信が終了したときに実行する集信後ジョブの情報を登録します。集信後ジョブには、集信が正常終了したときに起動される正常時ジョブと、集信が異常終了したときに起動される異常時ジョブがあります。1つのジョブIDに複数のジョブを登録すると、ジョブ起動情報に記載された順にジョブが実行されます。集信後ジョブを起動する場合、ジョブ起動情報を登録する必要があります。

3) 詳細ホスト情報

配信側ホストの情報を登録します。

4) 転送グループ情報

詳細ホスト情報に登録した配信側ホストを、グループとして登録します。配信側ホストに送信要求を実行する場合、転送グループ情報の転送グループIDを指定します。送信要求を実行しない場合、転送グループ情報の登録は不要です。

また、登録していない配信側ホストからのファイル転送を受け付けずに集信処理のエラーとする場合は、転送グループ情報を登録する必要があります。

(2) 登録方法

端末からHULFT管理画面を使って管理情報を登録します。また、エディタで定義カードを作成して、バッチ処理で管理情報を登録する方法もあります。マネジャー接続機能を利用すると、HULFT Managerからも管理情報を登録できます。