集信処理の流れ
集信処理とは、配信側ホストから配信されたデータを、集信側ホストの集信プログラムが受け取り、集信ファイルを作成する処理です。
この処理は、配信側ホストの配信プログラムと集信側ホストの集信プログラム(XRRCV)が起動済みであることを前提としています。
ここでは、集信処理の相手ホストが1か所の場合の集信処理(単一集信)の流れについて説明します。相手ホストが複数の場合の集信処理については、「複数ホストからの集信処理」を参照してください。
集信処理の流れを図2.13 で説明します。
1) 配信側ホストからの接続待ち
集信プログラムは配信側ホストからの接続を待ちます。
2) 集信処理の実行
集信プログラムは、配信側ホストから受け取った転送に関するファイル情報、および集信側ホストの集信管理情報に従ってデータを受け取ります。受け取ったデータは、コード変換および圧縮の解凍が行われて、集信ファイルに書き込まれます。
3) 集信履歴の書き込み
集信処理の終了後、集信プログラムは集信履歴を集配信履歴ファイルに書き込みます。
4) 集信後ジョブの起動
集信プログラムは、集信管理情報に登録された設定内容に従って集信後ジョブを起動します。集信管理情報には、集信処理が正常終了したときに起動する正常時ジョブと、異常終了したときに起動する異常時ジョブを、それぞれ登録できます。転送結果に応じて、どちらかのジョブが起動されます。
5) ジョブ実行履歴の書き込み
HULFTによって集信後ジョブに組み込まれたジョブステップが、ジョブ実行履歴を集配信履歴ファイルに書き込みます。