集配信履歴ファイルの件数情報付加

集配信履歴ファイルは、履歴(配信履歴、集信履歴、および要求受付履歴)ごとに履歴件数を保持しています。この情報は、履歴情報がある一定件数(しきい値)を超えた時点で古い履歴を削除するために使用します。履歴件数情報付加プログラムを使用することで、集配信履歴ファイルに各履歴の件数情報を追加および更新できます。

このプログラムの実行によって、各処理の履歴レコードが書き換わることはありません。

(1) 履歴件数情報付加プログラムの起動

プログラム名

XRLOGCNT

XRCRD定義カード

各履歴の件数情報を付加するための定義カードの形式は以下のとおりです。

               a
LOGCNT={SND|RCV|APT|ALL}

a.履歴の指定

件数の情報を付加したい履歴を記述します。

SND

: 配信履歴

RCV

: 集信履歴

APT

: 要求受付履歴

ALL

: 全履歴

(2) 履歴件数情報付加プログラム使用方法

履歴件数情報付加プログラムのジョブ制御文の例を以下に示します。

【JCL例】

\         JOB  XRLOGCNT,LIST=(A,JS)                                             
\XRLOGCNT EX   XRLOGCNT,RSIZE=1024K                                             
\         FD   PRGLIB=DA,FILE=HULFT.LOAD                                        
\         FD   CF=DA,FILE=C.ALIB                                                
\         FD   STEPCAT=DA,FILE=USERCAT                                          
\         FD   XRLOG=DA,FILE=HULFT.LOG,AMP=AMORG                                
\         FD   XRLOG1=DA,FILE=HULFT.LOG.PATH1,AMP=AMORG                         
\         FD   XRLOG2=DA,FILE=HULFT.LOG.PATH2,AMP=AMORG                         
\         FD   LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(10,10),SOUT=A                              
\         FD   XRCRD=*                                                          
LOGCNT=ALL                                                                      
\         JEND                                                                  

FD名

項目名

説明

PRGLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリ

STEPCAT

USERCAT

カタログ簿データセット名

XRLOG

HULFT.LOG

集配信履歴ファイルIDキーファイル

XRLOG1

HULFT.LOG.PATH1

集配信履歴ホスト名キーファイル

XRLOG2

HULFT.LOG.PATH2

集配信履歴日付キーファイル