スケジュール情報

スケジュール情報を登録します。以下の登録方法があります。

注意

スケジュール情報はHULFT8のServerグレードを導入している場合に使用できます。

(1) 項目一覧

以下の表の「省略」は、HULFT管理画面による登録の場合の値です。コマンド登録の場合、省略可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。

コマンド登録の場合の省略可否については、「管理情報バッチ登録コマンド」を参照してください。

表2.14 スケジュール情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

画面

ファイル

スケジュールID

SCH

 

大文字英数字

×

50バイト以内

コメント

COMMENT

 

文字

60バイト以内

コマンド

CMD

 

文字

×

256バイト以内

ユーザ名

USER

 

文字

20文字以内(*1)

ドメイン名

DOMAIN

 

英数字

64バイト以内

パスワード

PASSWD

 

英数字

127バイト以内

頻度

FREQUENCY

1回のみ(1)

1、2、3、4、5

×

(*2)

休日処理

HOLIDAY

実行しない(0)

0、1

(*2)

実行時刻

STIME

 

00:00~23:59(HH: MM)

×

HHMM

実行曜日

WEEK

日曜(1)

1、2、3、4、5、6、7

(*2)

実行日

SDATE

 

2000/01/01~9998/12/31(*3)

(*4)

YYYYMMDD(*5)

有効開始日

EDATE

 

数字

YYYYMMDD(*5)

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

全角および半角を問わず、1文字と数えます。

*2

:

HULFT管理画面の場合、プルダウンリストから設定値をクリックします。

*3

:

実行日の設定値の形式は頻度の設定値に応じて変わります。

  • 頻度が“1回のみ(1)”の場合

    システム動作環境設定の日付形式(datefmt)で指定した形式での日付表示となります。

  • 頻度が“毎月(4)”の場合

    “DD(01~31)”となります。

*4

:

頻度が“1回のみ(1)”または“毎月(4)”の場合、実行日は省略できません。

*5

:

システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定で選択した日付形式となります。

詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

(2) 各項目の説明

スケジュール情報に設定する各項目について説明します。( )内はパラメータファイル使用時に指定する項目名です。

スケジュールID(SCH)

スケジュール情報を管理するためのID

コメント(COMMENT)

スケジュール情報に対するコメント

コマンド(CMD)

起動するコマンド

参照ボタンにより、参照することも可能です。コマンドのパス名にスペースが含まれる場合は、8.3形式(XXXXXXXX.XXX)のMS-DOS名で指定してください。

ユーザ名(USER)

実行コマンドを起動するユーザ

前後の半角スペースは削除されます。

= 備考 =

実行ユーザ名を省略すると、実行コマンドはスケジューラプロセスの実行ユーザで起動されます。

ドメイン名(DOMAIN)

実行ユーザの所属するドメイン名

前後の半角スペースは削除されます。

パスワード(PASSWD)

実行ユーザのパスワード

頻度(FREQUENCY)

コマンドを実行する頻度

1回のみ(1)

: 指定した日時に1度のみ、コマンドを実行

毎日(2)

: 毎日、指定した時刻にコマンドを起動

毎週(3)

: 毎週、指定した曜日の指定した時刻にコマンドを起動

毎月(4)

: 毎月、指定した日付の指定した時刻にコマンドを起動

月末(5)

: 毎月の最終日の指定した時刻に、コマンドを起動

= 備考 =

該当日が休日であった場合は、休日処理の設定に従います。

休日処理(HOLIDAY)

休日の処理実行

スケジューリングされた日が休日だった場合、処理を行うか、取りやめるかの指定を行います。

  • 実行しない(0)

  • 実行する(1)

省略すると“実行しない(0)”が設定されます。

実行時刻(STIME)

コマンドを実行する時刻

指定形式は「HH:MM」です。00:00~23:59の範囲で指定します。

省略すると、そのときの現在時刻が設定されます。

実行曜日(WEEK)

処理の実行曜日

頻度を“毎週(3)”に指定した場合に指定します。指定可能な曜日は日曜から土曜です。

  • 日曜(1)

  • 月曜(2)

  • 火曜(3)

  • 水曜(4)

  • 木曜(5)

  • 金曜(6)

  • 土曜(7)

省略すると“日曜(1)”が設定されます。

実行日(SDATE)

処理の実行日

頻度が“1回のみ(1)”および“毎月(4)”の場合に必ず指定します。

指定形式は「YYYYMMDD」です。日付選択ボタンでの設定もできます。

省略すると、そのときの現在の日付が設定されます。

“毎月(4)”を指定した場合は、日にちのみ有効となります。

有効開始日(EDATE)

スケジュール有効開始日

このスケジュール情報を登録したときに、いつからスケジュールが有効になるかを指定します。

指定形式は「YYYYMMDD」です。日付選択ボタンでの設定もできます。

省略すると、スケジュール情報の登録日が設定されます。

(3) 設定時の注意点

ユーザ名

以下の場合、ユーザ名を指定してジョブを実行しようとすると、正常に動作しないことがあります。

  • システム動作環境設定でアカウント情報を設定済みの場合

  • Windowsのサービス画面で、HULFTサービスに対してログオンアカウントを設定している場合

詳細は「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

日付指定時の形式

以下の項目については、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定に応じて日付指定時の形式が変わります。

  • 実行日(SDATE)

  • 有効開始日(EDATE)

システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。