ジョブ起動情報

配信前、配信後、集信後、またはファイルトリガ機能の検知後にジョブ起動を行う場合に起動するコマンドを登録します。1ジョブIDに登録できるジョブの数は13ジョブです。以下の登録方法があります。

(1) 項目一覧

以下の表の「省略」は、HULFT管理画面による登録の場合の値です。コマンド登録の場合、省略可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。

コマンド登録の場合の省略可否については、「管理情報バッチ登録コマンド」を参照してください。

表2.7 ジョブ起動情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

画面

ファイル

ジョブID

JOB

 

英数字

×

50バイト以内

コメント

COMMENT

 

文字

60バイト以内

起動ジョブ

JOB DEF~DEFEND

 

文字

×

200バイト以内

:

省略可

×

:

省略不可

(2) 各項目の説明

ジョブ起動情報に設定する各項目について説明します。( )内はパラメータファイル使用時に指定する項目名です。

ジョブID(JOB)

起動するジョブを認識するID

このジョブIDと、配信管理情報、集信管理情報、またはファイルトリガ情報のジョブIDが関連づけされます。

コメント(COMMENT)

起動ジョブに対するコメント

起動ジョブ(JOB DEF~DEFEND)

バッチファイルまたはプログラム名

絶対パスで指定します。

パラメータを設定する場合は、スペースで区切ります。

(3) 設定時の注意点

起動ジョブ

起動ジョブのパスおよび実行ファイル名にスペースが含まれる場合、MS-DOS名で指定してください。MS-DOS名については、Windowsのヘルプを参照してください。

複数のジョブを指定した場合

複数のジョブを指定した場合は順番にジョブを実行していきます。並列には実行しません。ジョブが異常終了すると、それ以降のジョブは実行しません。

メッセージの置換

起動ジョブに“$MSG0”~“$MSG5”または“$MSGL0”~“$MSGL1”を指定すると、送信されたメッセージに置換します。

相手ホストの言語設定によっては、メッセージの置換が正しく行われず、転送に失敗する場合があります。

メッセージ送信の注意点については「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

(4) 運用時の注意点

ジョブ実行時の権限

ジョブを実行するプロセスのユーザ権限でジョブが実行されます。

たとえば、配信後ジョブは配信プロセスのユーザ権限で実行されます。

ジョブ実行時の権限については、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。