詳細ホスト情報

配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。以下の登録方法があります。

(1) 項目一覧

以下の表の「省略」は、HULFT管理画面による登録の場合の値です。コマンド登録の場合、省略可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。

コマンド登録の場合の省略可否については、「管理情報バッチ登録コマンド」を参照してください。

表2.8 詳細ホスト情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

画面

ファイル

ホスト名

HOST

 

英数字と一部の記号 (*1)

×

68バイト以内

コメント

COMMENT

 

文字

60バイト以内

基本設定

 

ホスト種

HOSTTYPE

WindowsNT(N)

H、U、N、A、W、K

×

(*2)

転送コードセット

KCODETYPE

SHIFT-JIS(S)

S、E、8、J、I、K、N、G、C

×

(*2)

集信ポートNo.

RCVPORT

30000

1~65535

×

 

要求受付ポートNo.

REQPORT

31000

1~65535

×

 

日本語規格

JISYEAR

83JIS(1)

0、1

×

(*2)

接続形態

CONNECTTYPE

LAN(L)

LAN(L)

(*3)

ホスト別配信多重度

HOSTSPSNUM

0

0~999

 

HULFT7通信モード

HUL7MODE

無効(N)

N、Y

(*3)

PROXYサーバ

 

PROXYサーバ名

MYPROXYNAME

 

 

 

(*4)

PROXYポートNo.

MYPROXYPORT

 

 

 

(*4)

セキュリティ

 

送信要求・再送要求受付許可

SENDPERMIT

する(Y)

Y、N

(*3)

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

HULJOBPERMIT

する(Y)

Y、N

(*3)

ジョブ実行結果通知受付許可

HULSNDRCPERMIT

する(Y)

Y、N

(*3)

リモートジョブ実行受付許可

HULRJOBPERMIT

する(Y)

Y、N

(*3)

簡易転送受付許可

ALLOWINSTTRANS

しない(N)

Y、N

(*3)

ユーザの通知

USRNOTIFY

通知しない(N)

Y、N

(*3)

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」のみ指定可能です。

なお、HULFT-HUBを利用する場合、“_(アンダーバー)”を含むホスト名が設定される場合があります。

これはHULFT-HUBがHULFTを管理するために使用するもので、通常の転送ではホスト名に“_(アンダーバー)”を使用できません。

*2

:

HULFT管理画面の場合、プルダウンリストから設定値をクリックします。

*3

:

HULFT管理画面の場合、プルダウンリストから設定値をクリックします。省略した場合は、初期値が設定されます。

*4

:

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目です。HULFTでは値を変更しないでください。

(2) 各項目の説明

詳細ホスト情報に設定する各項目について説明します。( )内はパラメータファイル使用時に指定する項目名です。

ホスト名(HOST)

配信側または集信側のホスト名

配信する場合、このホスト名と転送グループ情報のホスト名が関連づけされます。

集信する場合、このホスト名と配信側の自ホスト名が関連づけされます。

コメント(COMMENT)

ホストに対するコメント

基本設定

ホスト種(HOSTTYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストのOS種別

汎用機(H)

: Mainframe

UNIX(U)

: UNIX/Linux/NonStop

WindowsNT(N)

: WindowsNT系OS

AS/400(A)

: IBM i

Windows(W)

: Windows9x系OS

K(K)

: 富士通Kシリーズ

転送コードセット(KCODETYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストの文字コード

  • SHIFT-JIS(S)

  • EUC-JP(E)

  • UTF-8(8)

  • JEF(J)

  • IBM漢字(I)

  • KEIS(K)

  • NEC(N)

  • GB18030(G)

  • IBM簡体字(C)

集信ポートNo.(RCVPORT)

集信プロセスが使用するポート番号

要求受付ポートNo.(REQPORT)

要求受付プロセスが使用するポート番号

日本語規格(JISYEAR)

転送コードセット(KCODETYPE)で指定した文字コードのJIS年度

日本語コード変換の場合のみ、設定値が有効となります。

  • 78JIS(0)

  • 83JIS(1)

省略すると“83JIS(1)”が設定されます。

接続形態(CONNECTTYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストの接続形態

LAN(L)

: LAN接続の場合に指定

“LAN(L)”のみ設定できます。

省略すると“LAN(L)”が設定されます。

ホスト別配信多重度(HOSTSPSNUM)

ホスト名(HOST)で指定したホストへの配信多重度

“0”を設定すると、ホスト別の配信多重度のチェックは行いません。

省略すると“0”が設定されます。

ホスト別配信多重度には、システム動作環境設定の配信多重度以下の値を設定してください。

HULFT7通信モード(HUL7MODE)

ホスト名(HOST)で指定したホストとの通信方法

無効(N)

: まずHULFT8の通信方法で接続し、相手ホストが下位バージョンだった場合はHULFT7の通信方法に切り替える

有効(Y)

: 最初からHULFT7の通信方法で接続する

省略すると“無効(N)”が設定されます。

PROXYサーバ

PROXYサーバ名(MYPROXYNAME)
PROXYポートNo.(MYPROXYPORT)

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目です。

値を変更しないでください。

セキュリティ

送信要求・再送要求受付許可(SENDPERMIT)

送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否

する(Y)

: サービスの受け付けを許可する

しない(N)

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“する(Y)”が設定されます。

集信後ジョブ結果参照要求受付許可(HULJOBPERMIT)

集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否

する(Y)

: サービスの受け付けを許可する

しない(N)

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“する(Y)”が設定されます。

ジョブ実行結果通知受付許可(HULSNDRCPERMIT)

ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否

する(Y)

: サービスの受け付けを許可する

しない(N)

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“する(Y)”が設定されます。

リモートジョブ実行受付許可(HULRJOBPERMIT)

リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否

する(Y)

: サービスの受け付けを許可する

しない(N)

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“する(Y)”が設定されます。

簡易転送受付許可(ALLOWINSTTRANS)

ホスト名(HOST)で指定したホストからの簡易転送の受付可否

する(Y)

: 簡易転送の受け付けを許可する

しない(N)

: 簡易転送の受け付けを拒否する

集信側で簡易転送を受け付けるか拒否するかを設定します。

省略すると、“しない(N)”が設定されます。

ユーザの通知(USRNOTIFY)

ユーザID(OS)とユーザID(管理画面)の接続先ホストへの通知の有無

通知する(Y)

: 通知する

通知しない(N)

: 通知しない

ユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

省略すると“通知しない(N)”が設定されます。

(3) 設定時の注意点

ホスト名

ホスト名は相手側ホストで登録されているものを正しく指定してください。また、ホスト名は大文字、小文字を区別します。

ホスト種

相手ホストの機種がWindowsで、転送時に使用されるコードセットがUTF-8またはGB18030の場合、ホスト種(HOSTTYPE)は“WindowsNT(N)”を指定してください。