コマンド実行ログリスト表示コマンド
コマンド実行ログをリスト表示できます。表示は標準出力にされますので、リダイレクト「>」やパイプ「|」を使用することにより、ファイルへの書き込み、プリンタへの出力を行うことができます。
自動切り替え、または手動切り替えによってバックアップされたコマンド実行ログも対象になります。
utlopllist -cl [-list|-csv] [-h hostname] [-usr userID|-admusr userID] [-op operation] [-prcid processingID] [-from Date1 [-ftime hhmmss1]] [-to Date2 [-ttime hhmmss2]]
パラメータ説明
- -cl
-
コマンド実行ログの指定(省略不可)
- -list|-csv
-
出力形式(省略可)
- -list
-
: 主な項目が固定長フォーマット形式で出力されます。表示される項目については、「表5.6 コマンド実行ログのリスト表示項目」を参照してください。
- -csv
-
: 全項目がCSV形式で出力されます。操作ログのフォーマットは「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
省略すると、ログの内容を1行に1項目ずつ整形して出力します。
- -h hostname
-
リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、すべてのホスト名が対象になります。
- -usr userID
-
リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザID(省略可)
省略すると、すべてのユーザIDが対象になります。
「-admusr」と同時に指定することはできません。
= 備考 =OSのユーザIDは始点ホストのOSの規約に従います。詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- -admusr userID
-
リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティのユーザID(省略可)
32バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、すべてのユーザIDが対象になります。
「-usr」と同時に指定することはできません。
= 備考 =機種ごとの管理画面セキュリティのユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- -op operation
-
リスト表示対象の要求、コマンド、コマンド実行キー名(省略可)
省略すると、すべての要求、コマンド、およびコマンド実行キーが対象になります。
= 備考 =指定可能な要求、コマンド、およびコマンド実行キー名については「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
- -prcid processingID
-
リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)
34バイトの英数字で指定してください。
省略すると、すべての最新処理識別子が対象になります。
= 備考 =処理識別子についての詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- -from Date1 [-ftime hhmmss1] -to Date2 [-ttime hhmmss2]
-
リスト表示対象の開始日付(時刻)と終了日付(時刻)(省略可)
8バイトの数字で指定します。
日付は、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定の形式で指定します。
「Date1<=Date2」の範囲で指定する必要があります。指定した「Date1」、「Date2」もリスト出力の対象に含まれます。
時刻は「hhmmss」の形式で指定します。「Date1」、「Date2」が同じ日付の場合は、「hhmmss1<=hhmmss2」の範囲で指定する必要があります。指定した「hhmmss1」、「hhmmss2」もリスト出力の対象に含まれます。
時刻「-ftime」、「-ttime」を指定する場合、日付「-from」、「-to」を省略できません。
日付「-from」、「-to」をどちらも省略すると、すべての日付のログが対象になります。
時刻「-ftime」を省略すると、「-from」で指定した日付の0時00分以降の履歴が対象となります。
時刻「-ttime」を省略すると、「-to」で指定した日付の23時59分までの履歴が対象となります。
「-from」を省略すると、「-to」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。
「-to」を省略すると、「-from」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。
すべてを指定した場合は、「Date1」「hhmmss1」から「Date2」「hhmmss2」の範囲のものすべてが対象となります。
項目名 |
項目説明 |
表示サイズ |
|
---|---|---|---|
出力形式 |
「-list」指定時 |
||
DATE |
処理日時(YYYY/MM/DD HH:MM:SS.mmm形式) |
23バイト |
23バイト |
PROC-ID |
最新処理識別子 |
34バイト |
34バイト |
OS-USERID |
ユーザID(OS) |
可変 |
32バイト |
ADM-USERID |
ユーザID(管理画面) |
可変 |
32バイト |
HOSTNAME |
始点ホスト名 |
可変 |
68バイト |
OPERATION |
コマンド実行キー |
可変 |
36バイト |
OPERATION-DETAIL |
コマンドパラメータ |
可変 |
40バイト |
-
表示サイズに満たない項目は、左詰めで表示されます。
-
表示項目のサイズが表示サイズより大きい場合、表示サイズを超えた部分はカットされます。
注意事項
-
「-from」を指定した場合、コマンド実行ログの先頭から順に検索し、最初に処理日時が「-from」の指定日時以上になったログ以降のすべてのログが表示されます。
-
「-to」を指定した場合、コマンド実行ログの先頭、または「-from」の指定以降から、最初に処理日時が「-to」の日時を超えたログの手前までが表示されます。
-
出力ログのフォーマットが崩れるようなレコードは読み飛ばされます。

図5.2 操作ログの表示範囲
<出力例>
出力形式省略時
DATE=2014/12/25 12:12:21.005 PROC-ID=9999999999999999999999999999999999 OS-USERID=USER1 ADM-USERID=ADMUSER1 HOSTNAME=as30 OPERATION=SEND_REQUEST OPERATION-DETAIL=-f SND01 -msg0 xxx DATE=2014/12/26 22:15:21.748 ……
「-list」指定時
2014/12/25 12:12:21.005 9999999999999999999999999999999999 USER1 ADMUSER1 as30 SEND_REQUEST -f SND01 -msg0 xxx 2014/12/26 22:15:21.748 999999999999999999999999999999999A USER2 ADMUSER2 ux10 …… ……
「-csv」指定時
"2014/12/25","12:12:21.005","2014/12/25","12:12:20.086","USER1","ADMUSER1","as30","999999999999 9999999999999999999999","9999999999999999999999999999999999","as30","","SEND_REQUEST","HULFT_CO MMAND","-f SND01 -msg0 xxx" "2014/12/26","22:15:21.748","2014/12/26","22:15:20.123","USER2","ADMUSER2","ux10","999999999999 999999999999999999999A","999999999999999999999999999999999A","ux10","",…… ……
日付の形式はシステム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定によって変わります。
詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。