作業後の確認

HULFTを起動します。HULFTの起動方法の詳細は、「HULFTの起動」を参照してください。

HULFTが起動したら、正しくバージョンアップの作業が行われたか確認します。

以下の手順でHULFTの情報を確認してください。

  1. HULFT管理画面のヘルプバージョン情報をクリックします。

    バージョン情報ダイアログが表示されます。

  2. 起動しているHULFTのバージョン情報を確認します。

また、コンバートした各管理情報や履歴ファイルが正しく表示されるかどうか確認してください。

正しく表示されない場合は、弊社までご連絡ください。

注意
  • コントロールパネルのプログラムのアンインストール(画面の表示設定によってはプログラムと機能)に下位バージョンの情報が残りますが、ここから下位バージョンの情報を削除した場合、新しいバージョンのHULFTが正常に動作しない可能性があります。

  • バージョンアップ後は、詳細ホスト情報のHULFT7通信モードは必ず“有効(Y)”に設定されるため、相手ホストをHULFT8にバージョンアップした場合は“無効(N)”に変更してください。

  • バージョンアップ後は、システム動作環境設定の日付形式は必ず“1(YYYY/MM/DD)”に設定されるため、異なる日付形式で運用したい場合は設定を変更してください。

  • 以下の項目について、HULFT8では初期値“0”を推奨していますが、バージョンアップ時には移行前の設定値を引き継ぎます。

    • システム動作環境設定のソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)

    • システム動作環境設定のソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)

    • 配信管理情報の転送ブロック長(BLOCKLEN)

    • 配信管理情報の転送ブロック数(BLOCKCNT)

    必要に応じて、バージョンアップ後に設定値を変更してください。

  • HULFT Ver.8.4.0未満のシステム動作環境設定の要求受付ホストチェック(obshstchk)の値は、Ver.8.4.0以降では以下の複数の項目に分かれて引き継がれます。

    • 未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(allowsndreq)

    • 未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(allowpostrjobrslt)

    • 未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可(allowjobrsltntfy)

    • 未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(allowrmtjobexe)

    バージョンアップを行った場合、各項目の設定値を確認して必要に応じて値を変更してください。システム動作環境設定の各項目の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

  • 高強度暗号強制モードの設定方法は、「高強度暗号強制モードを使用する場合の作業」を参照してください。

  • HULFT Scriptを含むプロダクトキーでアップデートし、以下の製品のいずれかと連携する場合は、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)に適切なポート番号を設定してください。

    • HULFT8 Script Option for Windows

    • DataSpider Servista

 

以上でバージョンアップの作業は終了です。