システム動作環境の設定

インストール完了後、必要に応じてシステム動作環境を設定してください。

システム動作環境設定の各項目の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

システム動作環境設定を更新する手順については、「オペレーション マニュアル」を参照してください。

クラスタの設定の詳細は、「Windows クラスタ対応 マニュアル」を参照してください。

(1) 暗号化方式

HULFT 暗号オプションを使用する場合、システム動作環境設定の暗号化方式(ciphertype)を“その他の暗号化(1)”に設定する必要があります。

新規インストール、またはアップデートインストールを実施した場合は自動的に設定されます。

プロダクトキー更新により、HULFT 暗号オプションの追加や変更を行った場合は自動的に変更されません。そのため、システム動作環境設定の暗号化方式(ciphertype)の設定内容を必ず確認する必要があります。詳細は、「HULFT 暗号オプションを使用する場合の作業」を参照してください。

(2) 高強度暗号強制モード

高強度暗号強制モードを使用する場合、システム動作環境設定の高強度暗号強制モード(strongkeymode)を“有効(1)”に設定する必要があります。高強度暗号強制モードのインストール時の設定値は、インストールタイプによって異なります。必要に応じて、インストール後に設定値を見直してください。

新規インストールの場合、システム動作環境設定の高強度暗号強制モード(strongkeymode)は“無効(0)”に設定されます。

詳細は、「高強度暗号強制モードを使用する場合の作業」を参照してください。

注意

高強度暗号強制モードが有効の場合と無効の場合とでは暗号キーの設定が異なります。運用の途中で高強度暗号強制モードを切り替えると、使用中の通信に悪影響が起こる可能性があるため推奨しません。

(3) HULFT ScriptポートNo.

HULFT Scriptを含むプロダクトキーで新規インストールし、以下の製品のいずれかと連携する場合は、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)に適切なポート番号を設定してください。

  • HULFT8 Script Option for Windows

  • DataSpider Servista

また、上記の製品のいずれも導入されていない場合に、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)にポート番号が設定されていると、転送ごとにコンソールログに警告メッセージが出力されます。

この場合は、HULFT管理画面で、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)の値を削除してください。

 

プロダクトキー更新でHULFT Script Optionを追加しても、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)の値は自動的に変更されません。HULFT Script Optionを追加した場合は、システム動作環境設定のHULFT ScriptポートNo.(hsport)に適切なポート番号を設定してください。

詳細は、「HULFT Script Optionを使用する場合の作業」を参照してください。