複数ファイル結合コマンド
複数のファイルを1つのファイルに結合します。すでに存在する結合ファイルへの追加や、他機種で作成された結合ファイルへの追加も可能です。
utljoin -infile filename {b|t|f formatID|m multiformatID} -outfile filename {-n|-r|-m}
パラメータ説明
- -infile filename
-
入力ファイル名(省略不可)
256バイト以内で指定します。相対パス、絶対パスのどちらの指定も可能です。
アスタリスク(*)を使用して複数ファイルを指定できます。
また、“*”指定は前方一致、または後方一致の指定が可能です(例 ABC*)。
このとき、“*”が指すそれぞれのファイル名は、256バイト以内である必要があります。
- b|t|f|m
-
ファイルタイプ(省略不可)
- b
-
: バイナリ形式
- t
-
: テキスト形式
- f
-
: フォーマット形式
- m
-
: マルチフォーマット形式
- formatID | multiformatID
-
フォーマット情報のフォーマットID、またはマルチフォーマット情報のマルチフォーマットID(省略可)
50バイト以内の英数字で指定します。
ファイルタイプに“f”または“m”を指定した場合は省略できません。
- -outfile filename
-
出力ファイル名(省略不可)
出力ファイル名(結合ファイル名)を256バイト以内で指定します。
- -n|-r|-m
-
作成モード(省略不可)
結合ファイルの作成モードを指定します。
- -n(新規作成)
-
: すでに指定ファイルが存在する場合はエラー
- -r(置き換え)
-
: すでに指定ファイルが存在する場合は置き換え、存在しない場合は新規作成
- -m(追加書き)
-
: すでに指定ファイルが存在する場合は追加書き、存在しない場合は新規作成
“-m(追加書き)”を指定した場合、すでに存在しているファイルが結合ファイルでないときはエラーになります。
注意事項
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日本語を含むファイル名を結合した場合、Windows以外の機種で分解するときには出力ファイル名としてそのまま使用することはできません。
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「-infile」指定時のそれぞれのファイルタイプにおけるレコードサイズの制限、および「-outfile」指定時のファイルサイズの制限については、「アドミニストレーション マニュアル」の配信ファイルおよび集信ファイルの記載を参照してください。
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「-infile」と「-outfile」には同一のパスを指定しないでください。同一のパスを指定してもエラーにはなりませんが、動作は保証されません。
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結合したファイルをHULFTで転送する場合、配信管理情報の転送タイプを“BINARY(B)”に設定してください。
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HULFT8のServerグレードを導入した環境で扱うネットワークファイルに対して、複数ファイル結合コマンドを使用することはできません。
補足
「-infile filename {b|t|f formatID |m multiformatID}」は最大10回繰り返し指定できます。