再送要求コマンド
再送要求は、何らかの理由によりファイルを受信できなかった場合に要求します。
再送要求コマンドを実行するには、あらかじめ集信プロセスおよび相手側の配信プロセスと要求受付プロセスを起動しておく必要があります。
通常、再送要求は受信できなかった位置(データ)から受信します(チェックポイント再送)。
ファイルの先頭から受信したい場合は、「-np」を指定します。
utlrecv -h hostname -r [-f fileid] [-np]
パラメータ説明
- -h hostname
-
再送要求を依頼する相手ホスト名(省略不可)
68バイト以内の英数字で指定します。
- -r
-
再送要求の依頼(省略不可)
- -f fileid
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再送要求を依頼するファイルID(省略可)
50バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、指定した相手ホスト名の再配信待ちファイルがすべて配信されます。
- -np
-
ファイルの先頭から再送信(省略可)
省略すると、チェックポイント再送を要求します。
注意事項
チェックポイント再送は、以下の条件が満たされていないとできません。
1つでも条件が満たされていないと先頭からの再送信になります。
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集信管理情報の登録モードが“N(新規作成)”または“R(置き換え)”
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集信管理情報の異常時の処理が“K(保存)”
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集信管理情報の集信形態が“S(単一集信)”
補足
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再送要求時は、配信前ジョブIDが登録されていても配信前ジョブは実行されません。
また、同期転送機能、メッセージ送信機能はありません。
ただし、配信要求時および送信要求時に指定されたメッセージは引き継がれます。
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「-h hostname」を指定して「-f fileid」を省略すると、「-r」がなくても再送要求になります。
これは下位バージョンとの互換のためですので、通常は「-r」を指定してください。