ファイルアクセスログリスト表示コマンド
ファイルアクセスログをリスト表示できます。表示は標準出力にされますので、リダイレクト「>」やパイプ「|」を使用することにより、ファイルへの書き込み、プリンタへの出力を行うことができます。
自動切り替え、または手動切り替えによってバックアップされたファイルアクセスログも対象になります。
utlopllist -fl [-list|-csv] [-h hostname] [-usr userID|-admusr userID] [-op operation] [-file systemfile] [-prcid processingID] [-from Date1 [-ftime hhmmss1]] [-to Date2 [-ttime hhmmss2]]
パラメータ説明
- -fl
-
ファイルアクセスログの指定(省略不可)
- -list|-csv
-
出力形式(省略可)
- -list
-
: 主な項目が固定長フォーマット形式で出力されます。表示される項目については、「表7.1 ファイルアクセスログのリスト表示項目」を参照してください。
- -csv
-
: 全項目がCSV形式で出力されます。操作ログのフォーマットは「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
省略すると、主な項目を1行に1項目ずつ整形して出力します。
- -h hostname
-
リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、すべてのホスト名が対象になります。
- -usr userID
-
リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザID(省略可)
省略すると、すべてのユーザIDが対象になります。
「-admusr」と同時に指定することはできません。
= 備考 =OSのユーザIDは始点ホストのOSの規約に従います。操作ログの詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
- -admusr userID
-
リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティのユーザID(省略可)
32バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、すべてのユーザIDが対象になります。
「-usr」と同時に指定することはできません。
= 備考 =機種ごとの管理画面セキュリティのユーザIDの詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- -op operation
-
リスト表示対象のファイルアクセス種(省略可)
省略すると、すべてのファイルアクセス種が対象になります。
= 備考 =指定可能なファイルアクセス種については、「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
- -file systemfile
-
リスト表示対象のシステムファイルの種類(省略可)
省略すると、すべてのシステムファイルの種類が対象になります。
= 備考 =指定可能なシステムファイルの種類については、「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
- -prcid processingID
-
リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)
34バイトの英数字で指定してください。
省略すると、すべての最新処理識別子が対象になります。
= 備考 =処理識別子についての詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- -from Date1 [-ftime hhmmss1] -to Date2 [-ttime hhmmss2]
-
リスト表示対象の開始日付(時刻)と終了日付(時刻)(省略可)
8バイトの数字で指定します。
日付は、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定の形式で指定します。
「Date1<=Date2」の範囲で指定する必要があります。指定した「Date1」、「Date2」もリスト出力の対象に含まれます。
時刻は「hhmmss」の形式で指定します。「Date1」、「Date2」が同じ日付の場合は、「hhmmss1<=hhmmss2」の範囲で指定する必要があります。指定した「hhmmss1」、「hhmmss2」もリスト出力の対象に含まれます。
時刻「-ftime」、「-ttime」を指定する場合、日付「-from」、「-to」を省略できません。
日付「-from」、「-to」をどちらも省略すると、すべての日付のログが対象になります。
時刻「-ftime」を省略すると、「-from」で指定した日付の0時00分以降の履歴が対象となります。
時刻「-ttime」を省略すると、「-to」で指定した日付の23時59分までの履歴が対象となります。
「-from」を省略すると、「-to」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。
「-to」を省略すると、「-from」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。
すべてを指定した場合は、「Date1」「hhmmss1」から「Date2」「hhmmss2」の範囲のものすべてが対象となります。
項目名 |
項目説明 |
表示サイズ |
|
---|---|---|---|
出力形式 |
「-list」指定時 |
||
DATE |
処理日時(YYYY/MM/DD HH:MM:SS.mmm形式) |
23バイト |
23バイト |
PROC-ID |
最新処理識別子 |
34バイト |
34バイト |
OS-USERID |
ユーザID(OS) |
可変 |
32バイト |
ADM-USERID |
ユーザID(管理画面) |
可変 |
32バイト |
HOSTNAME |
始点ホスト名 |
可変 |
68バイト |
OPERATION |
ファイルアクセス種+半角スペース1バイト+システムファイルの種類 |
可変 |
10バイト+1バイト+25バイト |
OPERATION-DETAIL |
ファイルキー情報 |
可変 |
40バイト |
-
表示サイズに満たない項目は、左詰めで表示されます。
-
表示項目のサイズが表示サイズより大きい場合、表示サイズを超えた部分はカットされます。
注意事項
-
「-from」を指定した場合、ファイルアクセスログの先頭から順に検索し、最初に処理日時が「-from」の指定日時を超えたログ以降のすべてのログが表示されます。
-
「-to」を指定した場合、ファイルアクセスログの先頭、または「-from」の指定以降から、最初に処理日時が「-to」の日時を超えたログの手前までが表示されます。
-
出力ログのフォーマットが崩れるようなレコードは読み飛ばされます。

図7.1 操作ログの表示範囲