メール連携

(1) 配信完了後および集信完了後のメール連携

配信処理または集信処理が完了した時点でE-Mailを送信することができます。

メールの表題(Subject)、宛先(To)、同報(CC)、および本文などを自由に設定することができます。また、メールに配信ファイル、集信ファイル、または任意のファイル(ファイルサイズは20KBまでに限ります)を添付することもできます。メールにファイルを添付する場合、メール連携情報で登録した本文の内容も、添付ファイルとして送信されます。

メール連携機能を使用する場合には、配信管理情報または集信管理情報のメール連携IDに、メール連携情報に登録されているメール連携IDを設定してください。

注意

メール連携処理を行う場合、事前にメール連携に関する環境設定を行います。詳細は、「システム動作環境の設定について」を参照してください。

(2) 環境変数への変換

配信後または集信後のメール連携処理を起動するとき、HULFTはメールに対して環境変数を付加します。付加する環境変数の一覧は以下のとおりです。

表2.3 環境変数一覧

変数名

変換規則

配信後

集信後

$HOST

配信ホスト名または集信ホスト名に変換する

$FILEID

ファイルIDに変換する

$COUNT

配信件数または集信件数に変換する

$FILENM

配信ファイル名または集信ファイル名に変換する

$STATUS

配信完了コードまたは集信完了コード

完了コードは「エラーコード・メッセージ」を参照

$DETAIL

配信詳細コードまたは集信詳細コード

詳細コードは「エラーコード・メッセージ」を参照

$SDATE

配信開始日または集信開始日に変換する(形式:YYMMDD)

$EDATE

配信終了日または集信終了日に変換する(形式:YYMMDD)

$STIME

配信開始時刻または集信開始時刻に変換する(形式:HHMMSS)

$ETIME

配信終了時刻または集信終了時刻に変換する(形式:HHMMSS)

$SDATE2

配信開始日または集信開始日に変換する(形式:YYYYMMDD) (*1)

$EDATE2

配信終了日または集信終了日に変換する(形式:YYYYMMDD) (*1)

$MSG0

メッセージ0に変換する

$MSG1

メッセージ1に変換する

$MSG2

メッセージ2に変換する

$MSG3

メッセージ3に変換する

$MSG4

メッセージ4に変換する

$MSG5

メッセージ5に変換する

$MSGL0

拡張メッセージ0に変換する

$MSGL1

拡張メッセージ1に変換する

:

利用可能

*1

:

日付の、年月日の順序は、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)で設定した形式が適用されます。

【変換例】

表2.4 変換例

変換する項目

変換値

転送先ホスト名

HOST0001

ファイルID

FILEID01

完了コード

0

【本文での使用例】

ファイルID($FILEID)の$HOSTへの転送結果は$STATUSです。

【変換後の本文】

ファイルID(FILEID01)のHOST0001への転送結果は0です。

注意
  • 配信側で配信キャンセルをした場合、および集信側で集信キャンセルをした場合はメールは送信しません。

  • 集信側の集信多重度エラーが発生した場合は、メールは送信しません。

  • HULFTで送信したメールを読むためには、MIME対応したメールソフトを使用してください。