ファイルの監視間隔

ファイルトリガ機能では、一定間隔でファイルの有無、タイムスタンプ、サイズの変化を調べ、ファイルの作成、削除、または変更を判断しています。

以下に監視間隔が10分の場合のジョブ実行のタイミングを示します。

 

ファイルの作成を監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.50 ファイル作成の監視とジョブ実行

ファイルの削除を監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.51 ファイル削除の監視とジョブ実行

ファイルの変更を監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.52 ファイル変更の監視とジョブ実行

ファイルの作成と削除を組み合わせて監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

= 備考 =

監視を開始した時点のファイルの状態が基準になるため、監視を開始した後の作成または削除のみ検知されます。

 

図2.53 ファイル作成およびファイル削除の監視とジョブ実行

ファイルの作成と変更を組み合わせて監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.54 ファイル作成およびファイル変更の監視とジョブ実行

ファイルの削除と変更を組み合わせて監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.55 ファイル削除およびファイル変更の監視とジョブ実行

ファイルの作成、削除、および変更を組み合わせて監視する場合のジョブ実行のタイミングを以下の図に示します。

図2.56 ファイルの作成、削除、および変更の監視とジョブ実行

ファイルトリガ機能では、監視から監視の間でファイルの状態が複数回変化してもすべての経過は監視されません。監視する直前のファイルの状態から作成、削除、または変更を判断します。

実施した操作を検知しないケースについて、例を示します。

直前に監視した後で、削除されたファイルが再作成された場合

  • ファイルの作成監視が指定されていても、ファイルの作成は検知されません。

  • ファイルの削除監視が指定されていても、ファイルの削除は検知されません。

  • ファイルの変更監視が指定されていた場合、ファイルの変更として検知されます(タイムスタンプまたはサイズが変わっていた場合)。

図2.57 削除されたファイルが再作成された場合の監視と検知

直前に監視した後で、変更されたファイルが削除された場合

  • ファイルの削除監視を指定していた場合、ファイルの削除が検知されます。

  • ファイルの変更監視が指定されていても、ファイルの変更は検知されません。

図2.58 変更されたファイルが削除された場合の監視と検知

直前に監視した後で、作成されたファイルが変更されて、さらに削除された場合

  • ファイルの作成監視が指定されていても、ファイルの作成は検知されません。

  • ファイルの削除監視が指定されていても、ファイルの削除は検知されません。

  • ファイルの変更監視が指定されていても、ファイルの変更は検知されません。

図2.59 作成、変更されたファイルが削除された場合の監視と検知