集信業務の登録方法
(1) 集信管理のための登録情報
集信業務を行う場合、あらかじめ管理情報をシステム管理情報ファイルに登録しておく必要があります。個々の項目についての説明は「オペレーション マニュアル」を参照してください。ここではどのような情報を登録するかの概略と各情報の関連を図2.14 で説明します。
1) 集信管理情報
集信業務の管理情報の中心で、必ず配信側の配信管理情報のファイルIDと対応させて登録する必要があります。集信ファイルの属性、転送条件などを登録します。
2) ジョブ起動情報
集信が終了したときに実行させるジョブの情報を登録します。集信が正常終了したとき起動するジョブと異常終了したとき起動するジョブがあります。1つのジョブIDにジョブを複数登録すると登録順に順次実行します。ジョブ起動を行わない場合、設定は不要です。
3) 詳細ホスト情報
配信元となる相手ホストの情報を登録します。
4) 転送グループ情報
配信元の相手ホスト(詳細ホスト情報に登録したホスト)を登録します。相手ホストに送信要求する場合に指定します。要求しない場合は不要です。
また、登録しているホスト以外からの集信をエラーとする場合にも、登録する必要があります。
5) メール連携情報
集信処理後に送信するメール情報を登録します。メール連携を行う場合にメールの宛先や内容を登録します。メール送信しない場合は不要です。
6) システム動作環境設定
ワークファイルの作成パス、集信受付スレッドのポート番号などを定義します。基本的にはシステムごとに一度登録するだけです。
(2) 登録方法
前記の各情報の登録は、基本的にはHULFT管理画面を使って行います。また、システム動作環境情報以外の情報は、パラメータファイル(定義カード)をメモ帳などのエディタで作成し、システム管理コマンドで情報を登録する方法もあります。
マネジャー接続機能を利用することで、HULFT Managerを導入している端末からも登録できます。