詳細ホスト情報

配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。以下の登録方法があります。

(1) 項目一覧

以下の表の「省略」は、HULFT管理画面による登録の場合の値です。コマンド登録の場合、省略可否がHULFT管理画面とは異なる場合があります。

コマンド登録の場合の省略可否については、「管理情報バッチ登録コマンド」を参照してください。

表2.9 詳細ホスト情報項目一覧

項目値

初期値

設定値

省略

備考

画面

ファイル

ホスト名

HOST

 

英数字と一部の記号(*1)

×

68バイト以内

コメント

COMMENT

 

文字

60バイト以内

詳細ホスト情報更新画面

 

ホスト種

HOSTTYPE

 

H、U、N、W、
A、K

×

 

転送コードセット

KCODETYPE

 

S、E、8、J、
I、K、N、G、C

×

 

日本語規格

JISYEAR

1

0、1

 

集信ポートNo.

RCVPORT

30000

1~65535

×

 

要求受付ポートNo.

REQPORT

31000

1~65535

×

 

接続形態

CONNECTTYPE

L

L

×

 

HULFT7通信モード

HUL7MODE

N

N、Y

 

ホスト別配信多重度

HOSTSPSNUM

0

0~9999

 

詳細ホスト情報更新画面(拡張)

 

PROXYサーバ名

MYPROXYNAME

 

 

 

(*2)

PROXYポートNo.

MYPROXYPORT

 

 

 

(*2)

送信要求・再送要求受付許可

SENDPERMIT

Y

Y、N

 

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

HULJOBPERMIT

Y

Y、N

 

ジョブ実行結果通知受付許可

HULSNDRCPERMIT

Y

Y、N

 

リモートジョブ実行受付許可

HULRJOBPERMIT

Y

Y、N

 

簡易転送受付許可

ALLOWINSTTRANS

N

Y、N

 

ユーザの通知

USRNOTIFY

N

Y、N

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」のみ指定可能です。

なお、HULFT-HUBを利用する場合、“_(アンダーバー)”を含むホスト名が設定される場合があります。これはHULFT-HUBがHULFTを管理するために使用するもので、通常の転送ではホスト名に“_(アンダーバー)”を使用できません。

*2

:

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目です。HULFTでは値を変更しないでください。

(2) 各項目の説明

詳細ホスト情報に設定する各項目について説明します。( )内はパラメータファイル使用時に指定する項目名です。

ホスト名(HOST)

配信側または集信側のホスト名

配信する場合、このホスト名と転送グループ情報のホスト名が関連づけされます。

集信する場合、このホスト名と配信側の自ホスト名が関連づけされます。

コメント(COMMENT)

ホストに対するコメント

詳細ホスト情報更新画面

ホスト種(HOSTTYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストのOS種別

H(HOST)

: Mainframe

U(UNIX)

: UNIX/Linux/NonStop

N(NT)

: WindowsNT系OS

W(WIN)

: Windows9x系OS

A(AS400)

: IBM i

K

: 富士通Kシリーズ

転送コードセット(KCODETYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストの文字コード

S(SHIFT-JIS)

: Shift-JIS

E(EUC-JP)

: EUC-JP

8(UTF-8)

: UTF-8

J(JEF)

: JEF

I(IBM漢字)

: IBM漢字

K(KEIS)

: KEIS

N(NEC)

: NEC

G(GB18030)

: GB18030

C(IBM簡体字)

: IBM簡体字

日本語規格(JISYEAR)

転送コードセット(KCODETYPE)で指定した文字コードのJIS年度

日本語コード変換の場合のみ、設定値が有効となります。

0(78)

: JIS78

1(83)

: JIS83

省略すると“1(83)”が設定されます。

集信ポートNo.(RCVPORT)

集信デーモンが使用するポート番号

要求受付ポートNo.(REQPORT)

要求受付デーモンが使用するポート番号

接続形態(CONNECTTYPE)

ホスト名(HOST)で指定したホストの接続形態

L(LAN)

: LAN接続の場合に指定

“L(LAN)”のみ設定できます。

HULFT7通信モード(HUL7MODE)

ホスト名(HOST)で指定したホストとの通信方法

N(無効)

: まずHULFT8の通信方法で接続し、相手ホストが下位バージョンだった場合はHULFT7の通信方法に切り替える

Y(有効)

: 最初からHULFT7の通信方法で接続する

省略すると“N(無効)”が設定されます。

ホスト別配信多重度(HOSTSPSNUM)

ホスト名(HOST)で指定したホストへの配信多重度

“0”を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行いません。

省略すると“0”が設定されます。

ホスト別配信多重度には、システム動作環境設定の配信プロセスの多重度以下の値を設定するようにしてください。

詳細ホスト情報更新画面(拡張)

PROXYサーバ(MYPROXYNAME)
PROXYポートNo.(MYPROXYPORT)

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目です。

値を変更しないでください。

送信要求・再送要求受付許可(SENDPERMIT)

送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“Y(サービスを受け付ける)”が設定されます。

集信後ジョブ結果参照要求受付許可(HULJOBPERMIT)

集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“Y(サービスを受け付ける)”が設定されます。

ジョブ実行結果通知受付許可(HULSNDRCPERMIT)

ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“Y(サービスを受け付ける)”が設定されます。

リモートジョブ実行受付許可(HULRJOBPERMIT)

リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると“Y(サービスを受け付ける)”が設定されます。

簡易転送受付許可(ALLOWINSTTRANS)

ホスト名(HOST)で指定したホストからの簡易転送の受付可否

Y

: 簡易転送を受け付ける

N

: 簡易転送の受け付けを拒否する

集信側で簡易転送を受け付けるか拒否するかを設定します。

省略すると、“N(簡易転送の受け付けを拒否する)”が設定されます。

ユーザの通知(USRNOTIFY)

ユーザID(OS)とユーザID(管理画面)の接続先ホストへの通知の有無

Y

: 通知する

N

: 通知しない

ユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。

省略すると“N(通知しない)”が設定されます。

(3) 設定時の注意点

ホスト名

ホスト名は相手側ホストで登録されているものを正しく指定してください。また、ホスト名は大文字、小文字を区別します。

ホスト種

相手ホストの機種がWindowsで、転送時に使用されるコードセットがUTF-8またはGB18030の場合、ホスト種(HOSTTYPE)は“N(NT)”を指定してください。