集信システムの起動コマンド

集信デーモンを起動します。

集信デーモン起動コマンド

hulrcvd [-p path] [-t temp] [-l file|-s|-l]

パラメータ説明

-p path

システムファイルのあるディレクトリ(省略可)

システムファイルは以下の順で有効になります。

  1. -pで指定されたパス

  2. 環境変数(HULPATH)で設定されたパス

  3. デーモンを起動したカレントのパス

-t temp

ワークファイル作成パス(省略可)

省略すると、システム動作環境設定で設定された値になります。

-l file

メッセージログとトレースログを出力するファイル名(省略可)

256バイト以内の英数字で指定します。ファイル名は、絶対パスで指定してください。

出力内容は、システム動作環境設定に設定したトレース出力バージョン(tlogver)ログ縮小モード(logreduction)によります。

クラスタ起動同期コマンドから起動する場合も指定可能です。

-s

syslogへのメッセージログとトレースログの出力(省略可)

syslogへ出力する際のメッセージの優先度については、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

クラスタ起動同期コマンドから起動する場合も指定可能です。

注意

システム動作環境設定のトレース出力バージョン(tlogver)に“6”を設定した場合、トレースログはsyslogには出力されません。システム動作環境設定のトレース出力ファイル(tlogfile)に設定したファイルに出力します。

-l

コンソールへのメッセージログの出力(省略可)

メッセージログをコンソールログ(/dev/console)に出力します。クラスタ起動同期コマンドから起動する場合も指定可能です。

= 備考 =

トレースログはシステム動作環境設定のトレース出力ファイル(tlogfile)に設定したファイルに出力します。

注意事項

集信デーモンをクラスタ起動同期コマンドから起動する場合、起動時にシステム動作環境設定の値を変更可能な以下のパラメータは、指定できません。

[-p path],[-t temp]

補足

  • ログ出力内容と出力先については、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

  • HULFTシステムの自動起動で集信デーモンの終了ステータスを使用するときは、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。