システム関連の完了コード
300 Insufficient memory
- 内容)
-
アプリケーションを継続するためのメモリが不足しました。
- 対処)
-
他の不必要なアプリケーションを終了するなどして、再実行してください。
301 Unable to open file
- 内容)
-
ファイルをオープンする事ができません。
- 対処)
-
指定したディレクトリが存在しない、ワークファイル作成パスが存在しない、パーミッションが許可されていないなどの原因が考えられます。環境の確認をしてください。
302 A file read error
- 内容)
-
ファイルを読み込む事ができません。
- 対処)
-
ソケットストリームの異常、OSの異常、指定したファイルの誤りなどが考えられます。環境の確認をしてください。
303 A file write error
- 内容)
-
ファイルに書き込む事ができません。
- 対処)
-
ソケットストリームの異常、OSの異常、などが考えられます。環境の確認をしてください。
304 A file seek error
- 内容)
-
ファイルシークに失敗しました。
- 対処)
-
ファイルへのアクセスエラーです。ファイルの有無、パーミッション、ロック状態を確認してください。
305 A link file error
- 内容)
-
ファイルへのリンクに失敗しました。
- 対処)
-
ファイルへのアクセスエラーです。ファイルの有無、パーミッション、ロック状態を確認してください。
306 A remove file error
- 内容)
-
ファイル(ワークファイルなど)の削除に失敗しました。
- 対処)
-
ファイルへのアクセスエラーです。ファイルの有無、パーミッション、ロック状態を確認してください。
307 Disk full
- 内容)
-
データ書き込みの最中、ディスクに空きがなくなったか、メモリ不足が発生しました。
- 対処)
-
データを作成しようとするディスク上の不要なファイルを削除し、十分な空き容量を確保してから再実行してください。
308 A disk access error
- 内容)
-
ディスクやファイルの入出力に失敗しました。
- 対処)
-
ファイル内容、パス、パーミッションを確認して再実行してください。
309 A process error
- 内容)
-
プロセスの生成、プロセス間通信など、プロセス関連の動作でエラーが発生したと考えられます。
- 対処)
-
OS環境が不安定な状態にあります。HULFTシステムの再起動が必要です。他のプロセスで不正な動作をしているものはないか確認してください。
310 A socket error
- 内容)
-
ソケットの生成、コネクトなど、ソケット関連の動作でエラーが発生したと考えられます。
- 対処)
-
ネットワーク環境の確認をしてください。指定したホスト名、ポートNo.に誤りがないか確認してください。
311 A signal set error
- 内容)
-
シグナルのセットに失敗しました。
- 対処)
-
HULFTが不安定な状態になっています。すべてのサービスを停止して再起動してください。
312 Interrupt
- 内容)
-
ユーザまたはシステムからのインタラプトにより、プロセスが中断しました。
- 対処)
-
HULFTが他のプロセスから干渉を受けたか、または不安定な状態にあります。 HULFTを再起動してください。
313 Hang up
- 内容)
-
何らかの原因により、プロセスがハングアップしました。
- 対処)
-
HULFTまたはOS環境が不安定な状態にあります。システムを再起動してください。
314 Killed
- 内容)
-
強制終了しました。
- 対処)
-
HULFTまたはOS環境が不安定な状態にあります。システムを再起動してください。
315 A bus error
- 内容)
-
何らかの原因により、プロセスにおいてバスエラーを発生したと考えられます。
- 対処)
-
HULFTが不安定な状態にあります。HULFTを再起動してください。
316 Segmentation fault
- 内容)
-
プロセスにおいてセグメンテーション違反を起こしました。
- 対処)
-
HULFTが不安定な状態にあります。HULFTを再起動してください。
317 Quit
- 内容)
-
ユーザまたはシステムによりプロセスが終了しました。
- 対処)
-
HULFTが他のプロセスから干渉を受けたか、または不安定な状態にあります。 HULFTを再起動してください。
318 Broken pipe
- 内容)
-
ソケットまたはパイプに異常が発生したと考えられます。
- 対処)
-
相手側または通信経路上に問題が発生したと考えられます。要求受付からのコマンド実行の場合は、ユーティリティの異常終了や起動失敗も原因となります。
319 A duplication error
- 内容)
-
ファイルディスクリプタの二重化に失敗しました。
- 対処)
-
HULFTのシステムエラーです。HULFTを再起動してください。
320 Illegal time address
- 内容)
-
システム時間の取得に失敗しました。
- 対処)
-
HULFTのシステムエラーです。HULFTを再起動してください。
321 A child process error
- 内容)
-
子プロセスにエラーが発生したと考えられます。
- 対処)
-
詳細コードに子プロセスの完了コードが設定されています。これを基に起動されたコマンドや、ユーティリティの完了コードの意味を参照してください。
322 No password name
- 内容)
-
集信管理情報のオーナー名がパスワードファイルに登録されていません。
- 対処)
-
オーナー名を登録するか、現在登録されているオーナー名で再実行してください。
323 No group name
- 内容)
-
集信管理情報のグループ名がグループファイルに登録されていません。
- 対処)
-
グループ名を登録するか、現在登録されているグループ名で再実行してください。
324 Unable to change owner
- 内容)
-
ファイルの所有者またはグループを変更できませんでした。
- 対処)
-
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。 HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。
325 Unable to change mode
- 内容)
-
ファイルのパーミッションを変更できませんでした。
- 対処)
-
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。 HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。HULFTがルート権限をもっていない場合は、HULFT起動オーナ権限の所有する権限内でファイルを変更できます。
326 Unable to set user id
- 内容)
-
プロセスのユーザーIDを変更できませんでした。
- 対処)
-
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。 HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。
327 Unable to set group id
- 内容)
-
プロセスのグループIDを変更できませんでした。
- 対処)
-
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。 HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。
328 Unable to set process group
- 内容)
-
プロセスグループを変更できませんでした。
- 対処)
-
HULFTのサービスが対象ファイルの情報を変更することができませんでした。 HULFTサービスがルート権限をもつ必要があります。
329 A file move error
- 内容)
-
ファイルの移動に失敗しました。
- 対処)
-
ディスク上に十分な空き容量を確保してから再実行してください。
330 A file copy error
- 内容)
-
ファイルのコピーに失敗しました。
- 対処)
-
ディスク上に十分な空き容量を確保してから再実行してください。
331 A file lock error
- 内容)
-
ファイルのロックに失敗しました。
- 対処)
-
HULFTまたは他のシステムにファイルのアクセスを拒否されている可能性があります。しばらく時間をおいてから再実行してください。
332 A get hostname error
- 内容)
-
集信デーモンまたは要求受付デーモンが接続元ホスト名の取得に失敗しました。
- 対処)
-
UNIXシステムのホスト管理ファイル(/etc/hosts)または、ドメインネームサーバ環境を確認してください。
333 Timeout
- 内容)
-
配信デーモン、集信デーモン、要求受付デーモンがソケット通信中にタイムアウトを感知しました。
- 対処)
-
回線に異常がないか確認してください。
334 A multi format information error
- 内容)
-
マルチフォーマット情報の内容に誤りがあります。
- 対処)
-
データの内容、マルチフォーマット情報、フォーマット情報を確認してください。
335 Locked by another process
- 内容)
-
他のプロセスによって、すでにロックされています。
- 対処)
-
時間をあけて再度転送してください。
336 A shared library load error
- 内容)
-
共有ライブラリのロードに失敗しました。
- 対処)
-
暗号出口ルーチンを使用している場合は、共有ライブラリが指定の場所にあるかどうか確認してください。SAN転送の場合は、SAN転送に必要な共有ライブラリが指定の場所にあるかどうか確認してください。
338 Received data is too long.
- 内容)
-
受信したデータが大きすぎます。
- 対処)
-
データ受信時に異常が発生したと考えられます。再度転送を行ってください。
339 Receive data is corrupt.
- 内容)
-
受信したデータが壊れています。
- 対処)
-
データ受信時に異常が発生したと考えられます。再度転送を行ってください。
340 A gaiji/user table initialize error
- 内容)
-
外字テーブル、またはユーザコードテーブルの初期化に失敗しました。転送コードセットの組み合わせによりEBCDICユーザテーブルが利用できない可能性があります。
- 対処1)
-
配信管理情報に指定しているコード変換に必要な外字テーブル、ユーザコードテーブルを確認してください。また、以下の転送コードセットがEBCDICユーザテーブルを利用できる組み合わせであることを確認してください。
-
詳細ホスト情報の「転送コードセット(KCODETYPE)」に設定されている相手ホストのコードセット
-
システム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」
-
- 対処2)
-
簡易転送の場合、以下の転送コードセットがEBCDICユーザテーブルを利用できる組み合わせであることを確認してください。
-
相手ホストのシステム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」
-
自ホストのシステム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」
-
341 A character code conversion error
- 内容)
-
文字コード変換処理でエラーが発生しました。
- 対処)
-
システム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」に設定されているコードセットが正しいか確認してください。
350 A HULFT linkage error
- 内容)
-
HULFTエクスチェンジャ連携時に異常が発生しました。
- 対処)
-
詳細コードを参照してください。
512 Receive cancel
- 内容)
-
集信側からのキャンセルコマンドにより処理を中止しました。
- 対処)
-
対処なし。
513 A receive checkpoint error
- 内容)
-
集信管理情報の「登録モード」が“N(新規作成モード)”で、ファイルがすでに存在しているためチェックポイント送信を受け付けられません。
- 対処)
-
以下のいずれかの対処を行ってください。
-
チェックポイント再配信を行わないで要求を発行する
-
集信ファイルの削除を行う
-
集信管理情報の「登録モード」を“R(置き換えモード)”に変更する
-
514 Post-receive Job abend
- 内容)
-
集信後ジョブが異常終了しました。
- 対処1)
-
ジョブの内容を確認してください。
- 対処2)
-
クラウドストレージへの集信時、かつ「集信完了通知」が”正常時ジョブ完了”の場合、正常時ジョブの実行に失敗しても異常時の処置は実行されません。再配信やジョブを再度実行する際に考慮が必要です。
515 Post-receive Job timeout
- 内容)
-
集信後のジョブのタイムアウトで異常終了しました。
- 対処)
-
ジョブ終了待ち時間を長く設定し、集信デーモンの再起動を行ってから再度転送を行ってください。
516 Maximum connection count exceeded.
- 内容)
-
集信側ホストの「集信多重度」を超えています。
- 対処)
-
集信側ホストの「集信多重度」を増やすか、しばらく待ってから再度転送を行ってください。
517 Sending host doesn't support Trans. test
- 内容)
-
配信側ホストは転送テスト機能に対応していません。
- 対処)
-
配信側ホストが転送テスト機能に対応しているバージョンかどうか確認してください。
525 An end telegram receive error
- 内容)
-
集信側ホストの終了状態を取得できませんでした。集信側ホストは正常終了している可能性があります。
- 対処)
-
集信側ホストの完了コードを確認してください。
526 Success, but send possibly failed.
- 内容)
-
配信側からのソケットクローズ待ちに失敗しました。
- 対処)
-
ネットワークが断線した可能性があります。集信側は異常終了しますが、配信側は正常終了している可能性があります。双方の環境を確認してください。
530 Data size or record disagreement
- 内容)
-
データ件数エラーが発生しました。
- 対処)
-
転送レコード数の不一致を検出しました。集配信ファイル内容、属性を確認してください。暗号出口ルーチンを使用している場合、暗号キーが正しく設定されているか確認してください。
531 A user cipher function error
- 内容)
-
ユーザ外部暗号化関数の実行エラーが発生しました。
- 対処)
-
暗号化出口ルーチン実行中にエラーが発生しました。出口ルーチンの動作を確認してください。このエラー時に設定される詳細コードは、ユーザが作成した関数の戻り値が設定されます。
535 A data verification error
- 内容)
-
データ検証でエラーが発生しました。
- 対処)
-
この転送データは通信中にデータの異常や欠落が生じた可能性があります。ネットワークの状態を確認し、再度実行してください。
536 A data verification version error
- 内容)
-
データ検証でエラーが発生しました。
- 対処)
-
配信側ホストがデータ検証に未対応のバージョン、もしくは集信管理情報で指定したデータ検証方式に未対応です。配信側ホストのバージョンと集信管理情報のデータ検証の設定を見直してください。
538 Host name does not exist.
- 内容)
-
要求発行元ホスト名が、詳細ホスト情報に登録されていません。
- 対処)
-
要求発行元ホストからの接続が正しいか確認してください。正しい場合は要求発行元のホストを詳細ホスト情報に登録してください。
539 Refused Service
- 内容)
-
要求発行元ホストからのサービスを拒否しました。
- 対処)
-
要求発行側ホストからの要求が正しいか確認してください。正しい場合は、下記のいずれかの対処をしてください。
-
要求発行側ホストの情報を詳細ホスト情報に未登録の場合、登録する。
-
要求発行側ホストの情報を詳細ホストに登録済みの場合、詳細ホスト情報の受付許可を変更する。
-
540 A protocol version error
- 内容)
-
相手ホストのHULFTとの間で利用できない機能が指定されています。
- 対処1)
-
ファイルID、フォーマットID、マルチフォーマットIDの設定のうち、いずれかのIDが9バイト以上で設定されていないか確認してください。
- 対処2)
-
配信側ホストの配信管理情報の「連携DBID」に“XML”が指定されていないか確認してください。
541 A request type error
- 内容)
-
対応していない要求を受け付けました。配信要求が要求受付に対して発行された、もしくは送信要求などの要求発行が集信に対して発行された場合に発生します。
- 対処)
-
要求発行側ホストで集信ポート番号および要求受付ポート番号が正しく設定されているかどうかを確認してください。
542 Wrong protocol
- 内容)
-
予期せぬデータを受け取りました。
- 対処1)
-
詳細ホスト情報の「HULFT7 通信モード」を"Y"(有効)にしてから再度転送してください。
- 対処2)
-
HULFTから送信されたデータかどうかを確認してください。
543 Code Set Combination error
- 内容)
-
詳細ホスト情報の「転送コードセット(KCODETYPE)」に設定されている相手ホストのコードセットとシステム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」に設定されているコードセットの組み合わせはサポートされていません。
- 対処)
-
詳細ホスト情報の「転送コードセット(KCODETYPE)」で設定されている相手ホストのコードセットとシステム動作環境設定の「転送コードセット(cs4trnsfr)」に設定されているコードセットの組み合わせがサポートされていることを確認してください。
544 Combination Error with EBCDIC Set
- 内容)
-
詳細ホスト情報の「転送コードセット(KCODETYPE)」に設定されているコードセットと、配信管理情報または集信管理情報に設定されているEBCDICセットの組み合わせはサポートされていません。
- 対処)
-
「転送コードセット(KCODETYPE)」に設定されているコードセットと、配信管理情報または集信管理情報に設定されている「EBCDICセット」の組み合わせがサポートされていることを確認してください。
545 strongkeymode error
- 内容)
-
高強度暗号強制モードでの通信に失敗しました。
- 対処)
-
通信相手が以下のすべての条件に合致することを確認してください。
-
高強度暗号強制モードが有効
-
HULFT V8.4.0 以上
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HULFT8 暗号オプション(AES)がインストールされている
-
546 cipher key length mismatch
- 内容)
-
管理情報の暗号キーの長さに問題があります。
- 対処)
-
高強度暗号強制モードが有効の場合は、暗号キーに64桁の16進文字列を設定してください。
高強度暗号強制モードが無効の場合は、暗号キーに0または8~20バイトの英数字を設定してください。
590 Force stop command accept (Snd)
- 内容)
-
配信プロセスがクラスタ専用ユーティリティの終了同期コマンド(強制終了モード)により終了しました。
- 対処)
-
対処なし。
591 Force stop command accept (Rcv)
- 内容)
-
集信プロセスがクラスタ専用ユーティリティの終了同期コマンド(強制終了モード)により終了しました。
- 対処)
-
対処なし。
592 Force stop command accept (Obs)
- 内容)
-
要求受付プロセスがクラスタ専用ユーティリティの終了同期コマンド(強制終了モード)により終了しました。
- 対処)
-
対処なし。
603 Get cancel from the Send process
- 内容)
-
配信側からのキャンセルコマンドにより処理を中止しました。
- 対処)
-
対処なし。
604 Receive host doesn't support Trans. test
- 内容)
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集信側ホストが転送テスト機能に対応していないため、集信側ホストを含めた転送確認が行えません。
- 対処)
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以下のいずれかの対処を行ってください。
-
集信側ホストのバージョンが転送テスト機能に対応しているか確認してください。
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システム動作環境設定の「集信結果制御(ttrcvomit)」の値を“1”に設定してください。
-