SAN関連の詳細コード

1  A difference in the record between the sending side and the receiving side was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer.

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、レコードの差分を検出しました。転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。

対処)

転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード差分の内容が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。

2  It was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer that the record count of the Receive dataset is higher than that of the Send file.

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、配信ファイルのレコードより集信データセットのレコード数が多いことが検出されました。

対処)

転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード番号(1始まり連番)が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。

3  It was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer that the record count of the Send file is higher than that of the Receive dataset.

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、配信ファイルレコードが集信データセットのレコード数よりも多いことが検出されました。

対処)

転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード番号(1始まり連番)が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。

4  There is no permission for writing from the Send process to the file output destination directory of SAN (FAL) Transfer. 

内容)

SAN(FAL)転送のファイル出力先ディレクトリに配信プロセスからの書込権限がありません。または、ダンプファイル出力先パーティションの容量が不足しています。

対処)

転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。システム動作環境設定ファイル内の「raiddumpdir」または、「tmpdir」ディレクトリへの配信プロセスからの書込み権限を付与し、指定しているパーティションの空き容量を確認してください。ダンプファイルの出力にも失敗しているため、データにどのような差分が検出されたかを確認することはできません。配信ファイルと集信データセット双方が残存している場合、それぞれの内容を比較してデータの不整合を解析し、原因を調査してください。

240  Failed to open data set for SAN (FAL) Transfer.

内容)

SAN(FAL)転送のデータセットのオープンに失敗しました。

対処)

汎用機側集配信データセットの指定が共有ボリュームを指しているか、またUNIX機ボリューム定義ファイルの内容や集配信デーモン起動ディレクトリを確認して下さい。

241  A value for Code conversion for SAN (FAL) Transfer is set to Mainframe side. 

内容)

SAN(FAL)転送のコード変換が汎用機側に設定されています。

対処)

SANによる転送時、コード変換はUNIX側でしか行えません。配信管理情報のコード変換をUNIX側になるように設定して下さい。

242  A Volume Serial Number has not been set in partner side Mainframe receive management information.

内容)

SAN(FAL)転送の相手側汎用機集信管理情報にボリューム通番が設定されていません。または、相手側汎用機集信がSAN転送できない条件です。

対処)

汎用機側集信管理情報にボリューム通番を設定してください。

243  The size of the Send file for SAN (FAL) Transfer is 2 GB or more.

内容)

SAN(FAL)転送の配信ファイルが2GB以上です。

対処)

汎用機集信起動時にJCLで指定する「RAIDONLY」が2以上に設定されている時に検出されます。FALの制限により、2GB以上のデータを転送することはできません。LANによる転送を行ってください。LANによる転送を行いたい時は、汎用機集信起動時にJCLで指定する「RAIDONLY」を1以下に設定してください。

244  The file to be sent in SAN (FAL) Transfer contains a record longer than the dataset record length on the receiving side.

内容)

SAN(FAL)転送で配信しようとするファイル内に、集信側データセットレコード長よりも長いレコードがあります。

対処)

コード変換により、転送レコード長が増加している可能性があります。汎用機側集信データセットのレコード長をより長く設定してください。または、汎用機集信起動時にJCLで設定する「RECCHK」を指定しないでください。「RECCHK」を指定しないとレコードに納まらない部分は切り捨てられてデータセットに格納されます。

245  Unable to load the library required for HULFT-SAN (FAL).

内容)

HULFT-SAN(FAL)に必須のライブラリがロードできません。

対処)

FAL HULFTオプションが導入されていないか環境に問題があります。環境の確認をしてください。

250  Unable to load the shared library required for HULFT-SAN (XLD).

内容)

HULFT-SAN(XLD)に必要な共有ライブラリがロードできません。

対処)

XLデータムーバAPIが導入されていないか、環境に問題があります。環境の確認をしてください。

251  HULFT-SAN (XLD) is not installed in the receiving host.

内容)

集信側にHULFT-SAN(XLD)が導入されていません。

対処)

環境を確認してください。または、LAN転送によるファイル転送を行ってください。

252  There is an error in the message received in SAN (XLD) Transfer.

内容)

SAN(XLD)転送の受信電文の内容に誤りがあります。

対処)

データ受信時に異常が発生したと考えられます。環境を確認してから、再度転送を行ってください。

253  There is an error in the message received in SAN (XLD) Transfer.

内容)

SAN(XLD)転送の受信電文の内容に誤りがあります。

対処)

データ受信時に異常が発生したと考えられます。環境を確認してから、再度転送を行ってください。

370  The record length is inconsistent between the Send file and the Format Information.

内容)

配信ファイルのレコード長とフォーマット情報のレコード長が一致していません。

対処)

配信ファイルまたはフォーマット情報を確認してください。

371  Failed to open the file on the shared volume or the Send file.

内容)

SAN(FAL)転送で共有ボリューム上のファイル、または配信ファイルのオープンに失敗しました。

対処)

SAN転送の実績がない場合、ボリューム定義ファイルとこれに記載されているスペシャルデバイスのパーミッションを確認してください。すでにSAN転送が行われている環境の場合は、相手側汎用機配信の配信管理情報に共有ボリュームのボリューム通番が正しく設定されていることと、ボリューム定義ファイル内の共有ボリュームの行が正しく記述されていることを確認してください。LANによる転送も行いたい場合は、汎用機配信起動時にJCLで指定する「RAIDONLY」を1以下に設定してください。配信データセットのオープンに失敗している場合は、配信データセットが存在していることを確認してください。

372  Failed to read the file on the shared volume in SAN (FAL) Transfer.

内容)

SAN(FAL)転送で共有ボリューム上のファイルの読み込みに失敗しています。

対処)

SAN転送の実績がない場合、ボリューム定義ファイルとこれに記載されているスペシャルデバイスのパーミッションを確認してください。すでにSAN転送が行われている環境の場合は、相手側汎用機集信の集信管理情報に共有ボリュームのボリューム通番が正しく設定されていることと、ボリューム定義ファイル内の共有ボリュームの行が正しく記述されていることを確認してください。

373  An error occurred in memory operation during the verification of SAN (FAL) Transfer.

内容)

SAN(FAL)転送のベリファイ中のメモリ操作で異常が発生しました。

対処)

HULFTが不安定な状態です。HULFTを再起動してください。

374  Host Type for the remote side of SAN (FAL) Transfer is defined with a host type other than 'Mainframe.'

内容)

SAN(FAL)転送の相手側の「ホスト種」が”汎用機”以外のホスト種で定義されています。

対処)

相手側のホスト種が汎用機以外のホスト種でのSAN転送はできません。ホスト種を汎用機に変更するか、「RAIDONLY」の設定を変更してください。

375  It was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer that the record count of the Send dataset is lower than that of the Receive file.

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、配信データセットのレコード数が集信ファイルのレコード数よりも少ないことが検出されました。または、可変長0バイトデータをバイナリで集信しました。

対処)

転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード番号(1始まり連番)が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。

376  It was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer that the record count of the Receive file is lower than that of the Send dataset.

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、集信ファイルのレコード数が配信データセットのレコード数よりも少ないことが検出されました。

対処)

転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード番号(1始まり連番)が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。

377  Writing to the Receive file in SAN (FAL) Transfer failed.

内容)

SAN(FAL)転送で集信ファイルへの書き込みに失敗しました。

対処)

OSの異常、ファイルシステムの異常が考えられます。OS、ファイルシステムの環境を確認してください。

378  A difference in the record between the sending side and the receiving side was detected by verification after completion of SAN (FAL) Transfer. 

内容)

SAN(FAL)転送完了後のベリファイチェックで、レコードの差分を検出しました。転送中にファイルが置き換えられたり、HULFT以外からデータセットの書込みが競合した可能性があります。

対処)

転送したデータは保証されません。再度転送を行ってください。検出されたレコード差分の内容が、ダンプファイルに出力されています。内容を参照し、どのようなデータ矛盾が発生したかを解析して原因を調査してください。