終了同期コマンド
クラスタ環境でHULFTのデーモンを停止するには、デーモン終了同期コマンドを実行します。本コマンドが正常に終了した場合は、デーモンが終了しています。以下のコマンドは同一のパラメータを使用します。
配信デーモン終了同期コマンド
hulclustersnd -stop [-t|-f] [-m] [-timeout timeout]
集信デーモン終了同期コマンド
hulclusterrcv -stop [-t|-f] [-m] [-timeout timeout]
要求受付デーモン終了同期コマンド
hulclusterobs -stop [-t|-f] [-m] [-timeout timeout]
パラメータ説明
- -t
-
処理同期モード(省略可)
実行中の処理がすべて終了するまで待ち、すべてのプロセスが終了後、デーモンは終了します。
- -f
-
強制終了モード(省略可)
実行中のプロセスを強制終了し、デーモンは終了します。
- -m
-
エラーメッセージの表示(省略可)
エラーメッセージを出力します。
省略すると引数チェックエラーのメッセージのみ出力されます。
- -timeout timeout
-
デーモンからの応答待ち時間(秒)(省略可)
“10”~“3600”の間で指定します。この時間が経過すると、デーモン終了処理中(依頼中)であっても処理を戻します。その場合、デーモンの終了結果はコマンドには戻りませんので注意してください。
処理同期モードを指定した場合に本パラメータを省略すると“300”が設定されます。
強制終了モードを指定した場合に本パラメータを省略すると“10”が設定されます。
注意事項
処理同期モードで終了依頼を発行後、処理の終了待ち状態のときに強制終了依頼が発行された場合は、強制終了依頼が受け付けられ、デーモンは直ちに終了します。
補足
「-t」と「-f」は同時に指定できません。両方を省略すると強制終了モードで動作します。