システム動作環境設定の問い合わせコマンドおよび再設定コマンドの使用例
コマンドの使用例として、配信プロセスの多重度(sndpsnum)を“10”から“5”に変更する場合の設定について説明します。
(1) 一時的に設定を変更する場合(現在起動中のデーモンのみ有効)
問い合わせを行ったファイルを編集し、再設定します。
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問い合わせコマンドを使用して、配信デーモンの問い合わせおよび再設定可能な項目と設定値を「/tmp/envfile」に取得します。
# hulclustersnd -query /tmp/envfile -m -a
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「/tmp/envfile」をviなどのエディタで編集し、再設定したい項目の設定値を変更します。
# vi /tmp/envfile # hulsnddd system environmental setting # by hulclustersnd query option # 2015/12/12 16:57:09.061 sndpsnum = 5 ← 「配信プロセスの多重度(sndpsnum)」を“5”に変更 #cs4trnsfr query only cs4trnsfr = E #jistype query only jistype = 83 : : :
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再設定コマンドを使用して変更した設定値を、配信デーモンに反映します。
変更した設定値は、デーモンの再起動およびフェールオーバーの発生後に元に戻ります。
# hulclustersnd -set -f /tmp/envfile -m
(2) 恒久的に設定を変更する場合(現在のみではなく次回以降起動するデーモンにも有効)
システム動作環境設定ファイル「$HULPATH/hulenv.conf」を編集し、再設定します。
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HULFT管理画面からシステム動作環境設定の配信プロセスの多重度(sndpsnum)を“5”に変更します。
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再設定コマンドを使用して変更した設定値を、配信デーモンに反映します。
# hulclustersnd -set -m