システム動作環境設定再設定コマンド
HULFTのデーモンが採用しているシステム動作環境設定の項目を再設定するには、それぞれのデーモンのシステム動作環境設定再設定コマンドを使用します。
本コマンドで、それぞれのデーモンが採用するシステム動作環境設定の項目をファイルから取得します。
配信デーモンシステム動作環境設定再設定コマンド
hulclustersnd -set [-f infilename] [-m] [-timeout timeout]
集信デーモンシステム動作環境設定再設定コマンド
hulclusterrcv -set [-f infilename] [-m] [-timeout timeout]
要求受付デーモンシステム動作環境設定再設定コマンド
hulclusterobs -set [-f infilename] [-m] [-timeout timeout]
パラメータ説明
- -f infilename
-
再設定ファイル名(省略可)
256バイト以内の英数字で指定します。ファイル名は絶対パスで指定してください。
「infilename」で指定するファイル名には「-m」または「-timeout」は使用できません。
省略すると「システム動作環境設定ファイル(hulenv.conf)」が使用されます。
注意「-f infilename」を指定し再設定を行った場合には、「システム動作環境設定ファイル(hulenv.conf)」にはその変更した設定値は反映されません。
変更した設定値は、デーモンの再起動およびフェールオーバーの発生後に元に戻ります。
- -m
-
エラーメッセージの表示(省略可)
エラーメッセージを出力します。
省略すると引数チェックエラーのメッセージのみ出力されます。
- -timeout timeout
-
配信デーモンからの応答待ち時間(秒)(省略可)
“10”~“3600”の間で指定します。この時間が経過すると、配信デーモンへの再設定中であっても処理を戻します。その場合、システム動作環境設定再設定結果はコマンドには戻りませんので注意してください。
省略すると“10”が設定されます。
注意事項
デーモンに引数を指定して起動している場合、引数で指定した値を再設定することで変更できます。起動中の引数の値を意図せず変更してしまわないように、再設定する項目には注意してください。
補足
-
トレースログへの出力(tracelog)のメッセージレベル(I、W、E)のいずれかに“1”を指定したときには、トレース出力ファイル名(tlogfile)も再設定する必要があります。
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再設定ファイル内に再設定できない項目が含まれていた場合でも、エラーにはなりません。再設定できる項目のみ採用されます。