監視のしくみの相違点
HULFTクラスタ対応機能では、以下の2通りの監視のしくみがあります。
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起動同期機能(生存監視モード)による監視
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生存確認機能による監視
それぞれの相違点をまとめると表5.6 のようになります。
監視のしくみ |
長所 |
短所 |
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起動同期機能による監視 |
監視対象のデーモンが終了した場合は即座にわかる |
デーモンが正常に処理できる状態(*1)で常駐していることまではわからない |
デーモンの監視にかかる処理の負荷がない |
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生存確認機能による監視 |
監視対象のデーモンが正常に処理できる状態(*1)で常駐していることがわかる |
デーモンに異常が発生した場合でも、次に確認を行うまで異常が発生していることがわからない |
監視を行うときにデーモンに若干の負荷がかかる |
*1 |
: |
「正常に処理できる状態」とは、配信、集配、および要求受付のすべての処理が依頼可能であることを意味します。 |
どちらのしくみを使用するかは、クラスタソフトウェアの機能や運用方針によって異なります。
ご使用のクラスタソフトウェアが上記のどちらでも構築可能な場合は、表5.6 を参考に運用方針に合った方法を選択してください。