フェールオーバー後の自動再配信(配信側)の留意点

(1) 自動再配信(配信側)の対象となる終了コード

フェールオーバー後の自動再配信(配信側)の対象となる配信履歴エラーコードは、「590-000」のみです。再配信待ちレコードが複数存在する場合でも、自動再配信(配信側)が行われるのは該当コードのみです。

(2) 自動再配信(配信側)の配信方法

自動再配信(配信側)はすべてチェックポイント再配信として配信されます。

先頭から送り直したい場合は以下の方法で配信を行ってください。

  1. 配信デーモン起動時に自動再配信抑止オプション「--noautoretry」を指定して自動再配信されないようにします。

  2. 「utlsend -r [hostname] [fileID] -np」を手動で実行します。

(3) 配信待ち状態で強制終了されたレコードについて

配信デーモンが強制終了モードによって強制終了した場合、配信待ち状態のレコードはすべて未配信の状態で残ります。このため次回デーモン起動時に配信待ち状態だったレコードはすべて自動で配信が行われます。

配信待ち状態のレコードを自動で配信させたくない場合は、配信デーモン起動時に未配信クリアオプション「-d」を指定してください。

(4) 再配信待ちレコードと未配信レコードの配信の順番について

自動再配信(配信側)の対象となる再配信待ちレコードと未配信のレコードが存在する場合、再配信待ちレコードの配信が優先されます。