ジョブ実行結果通知サービスの設定

ジョブ実行結果通知を受け付ける場合は、使用する環境に合わせて要求受付定義ファイルを変更します。

要求受付定義ファイルの記述方法

HULSNDRC  hulsndrc { -l list | -f fifo | -s }

パラメータ説明

-l list

メッセージを出力するファイル名を指定します。

128バイト以内の英数字で指定します。相手からのメッセージをファイルに出力します。ファイル名は、フルパスで指定してください。ファイル名の指定がないとき(-lのみ)は、初期値として“/dev/console”が設定されます。

-f fifo

メッセージを出力するfifoファイル名を指定します。

128バイト以内の英数字で指定します。相手からのメッセージをfifo形式のファイルに出力します。fifoファイル名は、フルパスで指定してください。fifoファイル名の指定がないとき(-fのみ)は、初期値として“msglog”が設定され、要求受付デーモン起動時のカレントディレクトリへ出力されます。このfifoファイルへのメッセージ出力後、メッセージの読み出しが行われるまで処理が停止します。

-s

メッセージをsyslogに出力する場合に指定します。

相手からのメッセージをsyslogに出力します。syslogの詳細および設定についてはお手持ちのシステムマニュアルを参照してください。syslogへのメッセージレベルは「LOG_INFO」になります。

メッセージ出力内容

hulsndrc :HOSTNAME=ホスト名 JOBNAME=ジョブ名 DATE=JOBの終了日付
          TIME=JOBの終了時刻 RC=完了コード MESSAGE=メッセージ DN=ドメイン名

<メッセージの説明>

HOSTNAME

: ジョブ実行結果通知を発行するホスト名(8バイト)

JOBNAME

: ジョブ名(60バイト)

DATE

: ジョブの終了日付

TIME

: ジョブの終了時刻(hh:mm:ss)

RC

: 完了コード(4バイト)

MESSAGE

: メッセージ(128バイト)

DN

: ドメイン名(68バイト)

注意
  • ホスト名は、ドメイン名の先頭8バイトが表示されます。

  • ジョブの終了日付は、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)で設定した形式で表示されます。

  • メッセージのレコード長は、584バイトです。