ファイル構成
HULFTのファイルは、システムファイルと履歴ファイルにより構成されています。これらのファイルはファイル名を意識する必要はありません。
クラスタシステム以外で、複数のHULFTを動作させる場合、HULFTの各システムファイル、各履歴ファイル、および各操作ログファイルは共有しないでください。
(1) システムファイル
システムファイルは以下のとおりです。
ファイル |
パス (*1) |
ファイル名 |
用途 |
---|---|---|---|
システム動作環境設定ファイル |
HULPATH |
hulenv.conf |
HULFTシステム全体の動作環境を格納します |
配信管理情報ファイル |
HULPATH |
hulsnd.db.dat |
ファイルを配信するための情報を格納します |
集信管理情報ファイル |
HULPATH |
hulrcv.db.dat |
ファイルを集信するための情報を格納します |
ジョブ起動情報ファイル |
HULPATH |
hulexec.db.dat |
配信前後、集信後、またはファイルトリガ機能でイベント検知時に起動するジョブ情報を格納します |
詳細ホスト情報ファイル |
HULPATH |
hulhosts.db.dat |
配信および集信の相手ホストの情報を格納します |
転送グループ情報ファイル |
HULPATH |
hulrhost.db.dat |
一度に配信するホストの名称をグループとして格納します |
フォーマット情報ファイル |
HULPATH |
hulfmt.db.dat |
フォーマット転送を行う際に、データのフォーマット情報を格納します |
マルチフォーマット情報ファイル |
HULPATH |
hulmfmt.db.dat |
マルチフォーマット転送を行うときに、データのマルチフォーマット情報を格納します |
ファイルトリガ情報ファイル |
HULPATH |
hultrg.db.dat |
ファイルトリガを使用するための情報を格納します |
CSV連携用テンポラリファイル |
HULPATH |
rcvpid.プロセスID |
CSV連携を行うときの情報を格納します |
配信制御ファイル |
HULPATH |
sddsendlist.dat |
配信待ち、配信中、再配信の状況を格納します |
集信制御ファイル |
HULPATH |
rcvlistchkp.dat |
集信中の状況を格納します |
世代管理情報ファイル |
HULPATH |
ファイルID.info |
ファイルIDごとの世代管理情報が格納されます |
要求受付定義ファイル |
HULPATH |
service.db |
要求受付システムのサービスについて格納します |
CSV環境設定ファイル |
HULPATH |
hulcsv.info |
CSV形式受信について格納します |
管理画面セキュリティファイル |
HULPATH |
huladm.info |
管理画面のセキュリティについて格納します |
EBCDICユーザテーブル展開ファイル |
HULPATH |
userX.ucf |
EBCDICコードを変換するための定義ファイルです |
外字テーブル展開ファイル |
HULPATH/gtf |
gtXtoX.xtd |
外字コードを変換するための定義ファイルです |
HULFTシステムファイル |
HULEXEP |
hulft-main.inf |
HULFTのシステム情報を格納します |
ファイルトリガ制御ファイル |
HULPATH/trg |
トリガID.trgcntl.dat |
トリガIDごとの監視対象ファイルの情報を格納します |
メッセージ定義ファイル |
HULPATH |
tracemsg.dat |
ログ(メッセージ)の出力で使用します |
メッセージフィルタファイル |
HULPATH |
msgfilter.info |
ログ(メッセージ)の出力で使用します |
排他制御ファイル |
対象のファイルと同階層のディレクトリ |
.#HULLOCK.対象のファイル名 |
ネットワークファイルロックにて使用します |
排他制御管理ファイル |
HULFT製品間共有環境設定パス |
.#HULLOCKCTRL |
ネットワークファイルロックにて使用します |
削除対象一覧ファイル |
HULPATH |
hullocklist.dat |
ネットワークファイルロックにて使用します |
削除対象一覧テンポラリファイル |
HULPATH |
hullocklist.dat.tmp |
ネットワークファイルロックにて使用します |
ファイル存在有無確認テンポラリファイル |
対象のファイルと同階層のディレクトリ |
.#HULLOCK.対象のファイル名.EXCL |
ネットワークファイルロックにて使用します |
管理情報ロックファイル |
HULPATH |
.xxxx.lock(*2) |
このファイルに対してロックを取得できたプロセスのみ、管理情報ファイルへの変更を行うことができます |
*1 |
: |
|
*2 |
: |
xxxxは管理情報ファイル名を表します。 たとえば配信管理情報ファイルのロックファイルは「.hulsnd.db.dat.lock」となります。 |
(2) 履歴ファイル
履歴ファイルは以下のとおりです。
ファイル |
パス (*1) |
ファイル名 |
用途 |
---|---|---|---|
配信履歴ファイル |
HULPATH |
hulsndlog.dat |
配信の実行結果が記録されます |
配信履歴ファイル |
HULPATH |
hulsndlog.sw.dat |
履歴切り替え時の配信履歴スイッチファイルです |
集信履歴ファイル |
HULPATH |
hulrcvlog.dat |
集信の実行結果が記録されます |
集信履歴ファイル |
HULPATH |
hulrcvlog.sw.dat |
履歴切り替え時の集信履歴スイッチファイルです |
要求受付履歴ファイル |
HULPATH |
hulaccreqlog.dat |
要求受付の実行結果が記録されます |
要求受付履歴ファイル |
HULPATH |
hulaccreqlog.sw.dat |
履歴切り替え時の要求受付履歴スイッチファイルです |
配信後ジョブ実行履歴ファイル |
HULPATH |
hulexeclogs.dat |
配信後に起動されたジョブの実行結果が記録されます |
配信後ジョブ実行履歴ファイル(スイッチ) |
HULPATH |
hulexeclogs.sw.dat |
履歴切り替え時の配信後ジョブ実行履歴スイッチファイルです |
集信後ジョブ実行履歴ファイル |
HULPATH |
hulexeclogr.dat |
集信後に起動されたジョブの実行結果が記録されます |
集信後ジョブ実行履歴ファイル(スイッチ) |
HULPATH |
hulexeclogr.sw.dat |
履歴切り替え時の集信後ジョブ実行履歴スイッチファイルです |
複数集信情報ファイル |
HULPATH |
ファイルID.store |
複数集信時の集信情報が記録されます |
履歴ロックファイル |
HULPATH |
.xxxx.lock(*2) |
このファイルに対してロックを取得できたプロセスのみ、履歴ファイルへの変更を行うことができます |
*1 |
: |
|
*2 |
: |
xxxxは履歴ファイル名を表します。 たとえば配信履歴ファイルのロックファイルは「.hulsndlog.dat.lock」となります。 |
(3) 操作ログファイル
操作ログファイルは以下のとおりです。
ファイル |
パス (*1) |
ファイル名 |
用途 |
---|---|---|---|
ファイルアクセスログファイル |
HULPATH/opl |
huloplfile.csv |
ファイルアクセスのログが記録されます |
ファイルアクセスログ |
HULPATH/opl |
huloplfile_bk_nnnn.csv(*2) |
ファイルアクセスログの切り替えファイルです |
コマンド実行ログファイル |
HULPATH/opl |
huloplcmd.csv |
要求発行またはコマンド実行ログが記録されます |
コマンド実行ログ |
HULPATH/opl |
huloplcmd_bk_nnnn.csv(*2) |
コマンド実行ログの切り替えファイルです |
ファイルアクセスログ切り替え世代管理ファイル |
HULPATH/opl |
huloplfile.info |
ファイルアクセスログファイルの切り替え世代管理情報が記録されます |
コマンド実行ログ切り替え世代管理ファイル |
HULPATH/opl |
huloplcmd.info |
コマンド実行ログファイルの切り替え世代管理情報が記録されます |
操作ログロックファイル |
HULPATH/opl |
.xxxx.lock(*3) |
このファイルに対してロックを取得できたプロセスのみ、操作ログファイルへの変更を行うことができます |
*1 |
: |
|
*2 |
: |
nnnnは4桁の連番を示します。 |
*3 |
: |
xxxxは操作ログファイル名を表します。 たとえばファイルアクセスログファイルのロックファイルは「.huloplfile.csv.lock」となります。 |
(4) 環境変数の設定サンプルプロファイル
HULFTの環境変数の設定サンプルプロファイルです。
インストール時のHULFTの導入ディレクトリをHULFTの環境変数である「HULEXEP」および「HULPATH」に設定します。
ファイル |
パス |
ファイル名 |
用途 |
---|---|---|---|
sh系サンプルファイル |
HULPATH |
hulft.bsh.profile |
sh系のHULFTの環境変数設定サンプルプロファイル |
csh系サンプルファイル |
HULPATH |
hulft.csh.profile |
csh系のHULFTの環境変数設定サンプルプロファイル |