電源投入時の自動起動および停止方法
OS再起動時に、スクリプトファイルを利用してHULFTの各デーモンを自動起動させることができます。
同様に、OSの停止時にスクリプトファイルを利用してHULFTの各デーモンを自動停止させることができます。
自動起動および自動停止を行うための設定方法は、使用するOSにより異なります。詳細は、お手持ちのガイドブックを参照してください。
ここでは、RedHad Enterprise Linux 7を例に、自動起動および自動停止の設定方法を説明します。
以下の作業は、すべてスーパーユーザ(root)の権限を持つユーザが行ってください。
以下のようなスクリプトファイルを記述し、「/usr/local/bin/hulft」として保存します。
スクリプトファイルのパーミッションを755に変更してください。
#!/bin/bash
HULEXEP=/HULFT実行モジュール格納ディレクトリ
HULPATH=/HULFT環境設定ファイル格納ディレクトリ
PATH=/HULFT実行モジュール格納ディレクトリ:$PATH
export HULEXEP
export HULPATH
export PATH
if [ "$1" = "start" ]; then
if [ ! -f /var/lock/subsys/hulft ]; then
hulsndd
hulrcvd
hulobsd
touch /var/lock/subsys/hulft
fi
elif [ "$1" = "stop" ]; then
if [ -f /var/lock/subsys/hulft ]; then
utlkillsnd
utlkillrcv
utlkillobs
rm -f /var/lock/subsys/hulft
fi
fi
exit 0
3. システム管理デーモンのサービスファイルを作成します。
以下のようなサービスファイルを記述します。このとき、2. で確認したランレベルをファイルの最後の行に指定してください。
記述したサービスファイルを「/etc/systemd/system/hulft.service」として保存し、パーミッションを755に変更してください。
[Unit] Description=hulft auto restart After=network.target network-online.target [Service] ExecStart=/usr/local/bin/hulft start ExecStop=/usr/local/bin/hulft stop Type=forking [Install] WantedBy=ランレベル
4. HULFTの各デーモンの自動起動を有効化します。
以下のコマンドを実行し、HULFTの各デーモンの自動起動を有効化します。
# systemctl daemon-reload # systemctl enable hulft
(2) 受信可能通知コマンドの自動起動(再送要求コマンドの発行)
OSの起動時に、HULFTの受信可能通知コマンドを自動起動する場合は、「(1) HULFTの各デーモンの自動起動および自動停止」の1. で作成したスクリプトファイルに以下の行を追加してください。
utlrecv -a
【例】
#!/bin/bash
HULEXEP=/HULFT実行モジュール格納ディレクトリ
:
省略
:
hulobsd
utlrecv -a ←この行を追加
touch /var/lock/subsys/hulft
:
省略
:
受信可能通知コマンドの詳細は、「オペレーション マニュアル」を参照してください。
登録されているホスト名が多量にある場合、コマンドの終了には時間がかかる場合があります。