要求受付定義ファイル

導入時に初期設定されている内容を、使用するシステムの環境にあわせて変更してください。

要求受付定義ファイルの変更を適用するには、HULFTの再起動が必要です。

(1) ファイル名

要求受付定義ファイルの名称は「service.db」です。この名称は変更できません。要求受付定義ファイルはHULFTが使用するシステムファイルが存在するパス「HULPATH」に置きます。

(2) 記述フォーマット

行の先頭に「#」があるときは、コメント行とみなされます。空行が存在していても構いません。また、空行は連続していても構いません。

項目と項目の区切りは、スペースコード(0x20)またはタブコード(0x09)を使用します。

注意
  • 要求受付定義ファイル(service.db)を誤って記述すると、要求が正しく受け付けられなくなります。要求受付定義ファイルを変更する場合は、必ずバックアップを作成してください。

  • 起動コマンド内にスペースを使用したい場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で囲んでください。

(3) レコードレイアウト

要求受付定義ファイル(service.db)はバイナリデータを含まないため、viなどのエディタで作成することができます。また、レコードはサービスごとに記述します。

(4) 各項目の説明

各項目の説明を以下に示します。

履歴の出力

該当サービス名に関する要求受付履歴の出力有無を指定します。

0

: そのサービスに対する要求受付履歴を出力しない

1

: そのサービスに対する要求受付履歴を出力する

“0”を指定した場合も、要求受付処理は正常に実行されます。

= 備考 =

各サービスの結果は、各サービスに指定したファイルに必ず出力されます。

サービス名

定義するサービス名を記述します。

プログラム名

サービス名に対し、起動するサービスプログラムを記述します。

(5) 設定例

# HULFT8 Request Acknowledge Definition File
#
# logflg  log output flag    0:No output  1:Output
# service Service name 
# program Startup service program  
#
#logflg   service   program
1         SEND
1         RESEND
1         HULSNDRC  hulsndrc -l /tmp/SNDRCLOG
1         HULJOB    huljob
1         HULRJOB   hulrjob -l /tmp/RJOBLOG
1         HULADMIN  huladmin
1         HULTRG    /tmp/TRGLOG
1         TRGCONF