業務時間帯判定
ここでは、以下のテンプレートを使用して、スクリプトが呼び出された時間が、稼働日なのかどうか、稼働日であった場合は稼働時間内なのかどうかを判定する方法を説明します。トリガーからではなく、コマンドラインで外部プログラムの「ScriptRunner.exe」から起動する方法を説明します。
- スクリプト名
-
: 業務時間帯判定
HULFT Scriptでの設定の流れは以下のとおりです。
1. 事前設定をする
2. スクリプトのテンプレートを取り込んで設定を変更する
3. スクリプト実行用XMLを生成する
4. 動作確認をする
事前設定をする
休日設定や業務時間帯を定義したファイル「holiday-settings_jp.csv」がHULFT Scriptから参照できるよう、HULFT Scriptファイルシステム内にコピーしてください。「holiday-settings_jp.csv」は、HULFT Script製品のセットアップモジュール(\template\jpn)に格納されています。HULFT Scriptファイルシステムについての詳細は「HULFT Script ヘルプ」を参照してください。
スクリプトのテンプレートを取り込んで設定を変更する
1. スクリプトのテンプレートをプロジェクトに取り込みます。
取り込むスクリプトは、“業務時間帯判定”です。
例として、取り込み先のプロジェクトのプロジェクト名は、“プロジェクト”としています。
詳細な手順は、「スクリプトのテンプレートの取り込み」を参照してください。
2. スクリプトキャンバスで、StartコンポーネントアイコンからEndコンポーネントアイコンまでの処理の流れを確認します。
3. デザイナのファイル-プロジェクトを保存で、作成したプロジェクトを保存します。

4. デザイナのファイル-プロジェクトをサービスとして登録で、作成したスクリプトをサービスとして登録します。

これで、取り込んだスクリプトの設定は完了です。
この時点で、デザイナのテスト実行-実行をクリックすると、実際のスクリプトの動作を確認できます。
エラーが発生した場合は、「HULFT Script ヘルプ」を参照してください。
スクリプト実行用XMLを生成する
スクリプト実行用 XMLファイルを生成します。コマンドラインの引数として利用します。
作成 手順は以下のとおりです。
1. デザイナを開きます。
2. プロジェクトエクスプローラで“業務時間帯判定”のスクリプトを右クリックし、コンテキストメニューのスクリプト実行用XMLの出力をクリックします。

3. スクリプト実行用 XMLファイルを、任意のフォルダに任意のファイル名(ここではtimer.xml)を指定して保存ボタンをクリックします。

これで、スクリプト実行用XMLを生成しました。
動作の確認
保存したスクリプト実行用XMLファイルを引数にして、「ScriptRunner.exe」を実行します。
- 例)
$HULFTSCRIPT_HOME\server\bin\ScriptRunner.exe C:\timer.xml
- C:\timer.xml
-
: スクリプト実行用XMLファイル
スクリプトが呼び出された時間が、稼働日なのかどうか、稼働日であった場合は稼働時間内なのかどうかを判定し、指定したログ出力先に判定結果が記録されていることを確認します。