HULFT Script for UNIX/Linuxの新規インストール

HULFT Script for UNIX/Linuxには、以下のインストーラがあります。各プラットフォームに対応したインストーラを使用してください。

表2.2 各プラットフォームに対応したインストーラ

プラットフォーム

インストーラ (*1)

Linux

64ビット

HSvlrm_LINUX_X64.bin

32ビット

HSvlrm_LINUX_X86.bin

zLinux

64ビット

HSvlrm_ZLINUX_64BIT.bin

32ビット

HSvlrm_ZLINUX_32BIT.bin

HP-UX

64ビット

HSvlrm_HPUX_IA64.bin

AIX

Power

64ビット

HSvlrm_AIX_POWER.bin

Solaris

SPARC

64ビット

HSvlrm_SOLARIS_SPARC.bin

*1

:

インストーラの命名規約は以下のとおりです。

v:バージョンの数字

l:レベルの数字

r:リビジョンの数字

m:マイナーリビジョンの英大文字(マイナーリビジョンが存在しない場合は省略)

Linux 64ビットの場合について、ファイル名の例を以下に示します。

例)

HULFT Script for Linux Ver.8.5.2の場合 :HS852_LINUX_X64.bin

HULFT Script for Linux Ver.8.5.1Aの場合 :HS851A_LINUX_X64.bin

注意
  • インストーラを起動する前に、X Window Systemを起動する必要があります。

  • インストール先のディレクトリ名に、2バイト文字や半角スペースを使用することはできません。

  • インストーラの各ダイアログにおいて、入力フィールドを横にスクロールすることはできません。

HULFT Scriptのインストール手順は、以下のとおりです。

1. インストーラの起動

HULFT Scriptのインストーラを起動します。

インストーラのスタートアップ画面が表示されます。

2. スタートアップ画面

HULFT Scriptの動作言語、およびインストーラで表示される言語を選択し、OKボタンをクリックします。

インストールの開始ダイアログが表示されます。

3. インストールの開始

次へボタンをクリックします。

管理者パスワードの設定ダイアログが表示されます。

4. 管理者パスワードの設定

管理者のパスワードを入力し、次へボタンをクリックします。接続状態の設定ダイアログが表示されます。

= 備考 =
  • パスワードの入力を省略した場合、“password”が設定されます。

  • 管理者パスワードはHULFT Script Studioのコントロールパネルユーザアカウントから変更できます。

  • HULFT Scriptの管理者(ユーザ)は、フルコントロールのアクセス権限をもつ“root”の1ユーザのみです。アカウントはHULFTのアカウントとは別のアカウントです。

5. 接続情報の設定

HULFT Script Serverが動作するマシンのホスト名またはIPアドレス、およびHULFT Script Serverとの通信で使用するポート番号を入力し、次へボタンをクリックします。HULFT Scriptインストールの設定ダイアログが表示されます。

= 備考 =

ホスト名/IPアドレスの入力を省略した場合、“localhost”が設定されます。

ポート番号の入力を省略した場合、“7700”が設定されます。

注意

“1023”以下の数値は管理者権限が必要になる場合があります。一般ユーザでHULFT Script Serverを起動する場合には、“0”~“1023”以外の数値を指定するようにしてください。

6. HULFT Scriptインストール先の設定

HULFT Scriptのインストール先を設定します。インストール先の初期値は以下です。

<ユーザのホームディレクトリ>/HULFT8Script

= 備考 =

別のディレクトリにインストールする場合は、選択ボタンをクリックしてディレクトリの参照ダイアログを起動し、目的のディレクトリを選択します。別のディレクトリを選択した後でも、デフォルトのフォルダーに復元するボタンをクリックすると初期値のディレクトリに戻ります。

HULFT Scriptのインストール先のパスを設定したら、次へボタンをクリックします。

HULFTインストール先の選択ダイアログが表示されます。

注意
  • インストールディレクトリ名に2バイト文字を使用することはできません。

  • インストールディレクトリ名に“%”を使用することはできません。

  • 指定したインストール先のディレクトリにHULFT Scriptが存在する場合、警告ダイアログが表示されます。すでに存在するHULFT Scriptへの上書きは絶対に行わないでください。

  • HULFT Scriptのインストール後、インストールディレクトリ名を変更することはできません。

  • インストールディレクトリ名に半角スペースを使用することはできません。

  • rootユーザでインストールした場合、$HULFTSCRIPT_HOME/jreディレクトリの所有ユーザおよび所有グループが“500”と表示されます。

7. HULFTインストール先の選択

HULFTのインストール先のディレクトリと、HULFTのシステムファイルが存在するHULPATHディレクトリを入力します。

初期値は以下のとおりです。

インストール先ディレクトリ
/usr/local/HULFT/bin
HULPATHディレクトリ
/usr/local/HULFT/etc
= 備考 =

HULFTが別のディレクトリにインストールされている場合は、選択ボタンをクリックしてディレクトリの参照ダイアログを起動し、別のディレクトリを選択します。別のディレクトリを選択した後でも、デフォルトに復元ボタンをクリックすると初期値のディレクトリに戻ります。

HULFTのインストール先のディレクトリと、HULPATHディレクトリを入力したら、次へボタンをクリックします。

ヒープサイズの設定ダイアログが表示されます。

8. ヒープサイズの設定

HULFT Scriptのメモリ領域のサイズを指定します。メガバイトは“m”または“M”で指定します。ギガバイトは“g”または“G”で指定します。

入力を省略すると、以下の値が設定されます。

表2.3 HULFT Scriptのメモリ領域のサイズ(バイト)

プラットフォーム

初期値

最大値

UNIX/Linux/zLinux

64ビット

1G

2G

32ビット

256M

512M

HULFT Scriptのメモリ領域のサイズを指定したら、次へボタンをクリックします。インストールの要約ダイアログが表示されます。

9. インストールの要約

インストールの要約内容を確認します。問題がなければインストールボタンをクリックします。

インストールダイアログが表示されます。

10. HULFT Scriptのインストール

HULFT Scriptがインストールされます。

インストールが正常に終了すると、インストールの完了ダイアログが表示されます。

11. インストールの完了

完了ボタンをクリックするとインストールが完了します。