HULFT ScriptからDataSpider Servistaへの移行手順
HULFT ScriptからDataSpider Servistaに運用を移行する場合は、HULFT Scriptのバージョンによって、移行できるDataSpider Servistaのバージョンに制限があります。
移行できるDataSpider Servistaのバージョンについては、以下のURLの弊社ホームページを参照してください。
HULFT Script Studioを終了する手順は、以下を参照してください。
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HULFT Script for UNIX/Linuxの場合は「HULFT Script Studioの終了」
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HULFT Script for Windowsの場合は「HULFT Script Studioの終了」
2. HULFT Script Serverを停止する
HULFT Script Serverを停止する手順は、以下を参照してください。
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HULFT Script for UNIX/Linuxの場合は「HULFT Script Serverの停止」
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HULFT Script for Windowsの場合は「HULFT Script Serverの停止」
オペレーションシステムのコピー機能を使用して、以下の手順で退避パスに情報をコピーします。
4. HULFT Scriptをアンインストールする
HULFT Scriptをアンインストールする手順は、「アンインストール」を参照してください。
5. DataSpider Servistaをインストールする
DataSpider Servistaをインストールする手順は、DataSpider Servistaに同梱されている「DataSpider Servista インストールガイド」を参照してください。
DataSpider Serverをインストールするときの以下の設定は、移行元のHULFT Scriptと同じにします。
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管理者パスワードの設定
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接続情報(HULFT Script Serverのホスト名、IPアドレス、およびポート番号)の設定
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HULFTインストール先(インストール先ディレクトリおよびHULPATHディレクトリ)の選択
リポジトリデータベースの設定ダイアログで「リポジトリを利用しません」ラジオボタンを選択してください。
6. HULFT Scriptの設定をDataSpider Servistaに移行する
移行対象となるファイルは、「システム設定ファイル」および「ユーザデータファイル」の2種類です。
これらのファイルの設定を、手順3. で作成した退避パスから、DataSpider Servistaに移行します。
HULFT Scriptの移行対象となるファイルの設定を初期値のまま変更していない場合は、移行する必要はありません。
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システム設定ファイル(/etc、/home)
システムで使用するファイルです。必ず移行してください。
退避パス
移行先パス
対象
説明
$HULFTSCRIPT_HOME/Server/etc
$DATASPIDER_HOME/Server/etc
パス内すべて
HULFT Script Serverやコンポーネントの設定が保存されています。
$HULFTSCRIPT_HOME/Server/home
$DATASPIDER_HOME/Server/home
パス内すべて
ユーザごとのプロジェクトファイルが保存されています。
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システム設定ファイル(/conf)
DataSpider Servistaのシステムで用意されているファイルです。これらのファイルの設定をデフォルトから変更している場合は、その変更値をDataSpider Servistaの同名ファイルに追加してください。
退避パス
移行先パス
ファイル名
説明
$HULFTSCRIPT_HOME/Server/conf
$DATASPIDER_HOME/Server/conf
dslog.properties
HULFT Script Serverのログファイルの設定が保存されています。
system.properties
HULFT Script Serverのシステム関連の設定が保存されています。
注意$HULFTSCRIPT_HOME/Server/conf配下のファイルは上書きコピーしないでください。
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ユーザデータファイル
ユーザデータファイルとは、ユーザが任意で作成したファイルです。必要に応じて移行してください。
7. その他の設定を移行する
必要に応じて、以下のファイルまたは設定を移行します。
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cacertsファイル
HULFT ScriptのJREに証明書のインポートを行っている場合は、手順3. で作成した退避パスのcacertsファイルをDataSpider Servistaに上書きコピーします。
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laxファイル内の変更値
各種ツールの起動設定ファイル(*.lax)で、HULFT Scriptのメモリ領域のサイズ(ヒープサイズ)や標準出力の変更を行っていた場合は、その変更値をDataSpider Servistaの同名ファイルに移行します。
注意laxファイルの上書きコピーはしないでください。
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マウント設定
8. DataSpider Servistaのサービスを起動する
DataSpider Servistaのサービスを起動します。DataSpiderServerの起動については、DataSpider Servistaに同梱されている「DataSpider Servistaインストールガイド」を参照してください。
9. DataSpider Studioを起動する
DataSpider StudioまたはDataSpider Studio for Webを起動します。
DataSpider Studio for Webを使用する場合はブラウザのキャッシュ(インターネット一時ファイル)を削除してから、DataSpider Studio for Webを起動します。
DataSpider StudioまたはDataSpider Studio for Webを起動する手順は、DataSpider Servistaに同梱されている「DataSpider Servistaインストールガイド」を参照してください。